60歳で独立する人が増えている?体験談・メリット・注意点について紹介!

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60歳で独立する人が増えている?メリット・注意点について紹介!

長寿の日本ではシニアワーカーが増えており、60歳で独立する人も増えています。

内閣府が2020年に行った調査で、日本全国で働く6868万人のうち、65~69歳が424万人、70歳以上が498万人であることがわかりました。

総労働人口のうち13.4%がシニアワーカーなのです。2010年頃は8.8%だったため、2017年時点で4.6%も上昇しています。

中には、独立開業する人もいます。そこで、この記事では60歳で独立するメリットや注意点について紹介します。

引用:内閣府「高齢化の状況」

この記事の投稿者:買取大吉 フランチャイズ事業部

金、ジュエリー、時計、バッグなど、リユース品の買取を専門に行っている「買取大吉」のフランチャイズ事業部。日本全国に1000店舗以上を展開する組織力と、店舗継続率96.4%を誇る知見をもとに、フランチャイズ事業に関する様々な情報を発信いたします。

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シニア起業のメリット

シニア起業のメリット

60歳になってから独立する「シニア起業」にはさまざまなメリットがあります。

まず、これまで培ってきた経験や知識を活用できる点でしょう。シニア世代は挑戦と失敗を繰り返して成長してきた人が特に多いです。

知識や経験とともにスキルも磨いてきた強者も少なくありません。

知識や経験は競合社にはないアイディアや商品、サービスなどの提供につながり、起業の成功につながる可能性が高くなります。

また、起業するには資金が必要です。

しかし、シニア世代は働いていた期間が長かった分、起業にかかる費用を自己資金で賄える部分が多い可能性が高いです。

たとえば、退職金をそのまま開業資金にまわすこともできますし、年齢によっては年金支給もあります。

さらに、開業の際にはさまざまな助成金を受けることが可能です。

シニア起業向けの資金支援も行われているので、そういったものを利用するのも良いでしょう。

ほかのメリットとして「定年退職がないため、体力がもつ限り働ける」「自分がやりたかった仕事ができる」といった点もあります。

やりたかった夢をかなえることができたり、働くことでやりがいを感じることができたりと起業すると充実した生活も期待できるのです。

自分の経営する店・会社であれば、自分のペースで無理をせずに働けるメリットもあります。

60歳で独立する際の注意点

60歳で独立する際の注意点

こちらでは「60歳で独立起業する際に注意すべき点はなにか」について紹介します。

家族に迷惑をかけないか

基本的なこととして、家族に迷惑をかけない範囲で起業するのが大切です。

たとえば、老後はゆっくりと過ごしたいと考えている場合、貯蓄していたお金を使ってしまうのは家族も不安を感じ、反対する気持ちになることもありえます。

使用した資金分を確実に収入で取り戻せる保証があれば別ですが、初めての起業で「確実」と言えるものは多くありません。

老後の生活用のお金を使うのは避けるほうが良いでしょう。

また、急に「起業したい」と言われても、わからないことが多ければ賛成しにくいケースもあるかもしれません。

起業するにあたり、家族の理解を得ることは重要ポイントであり、できればサポートしてもらえる環境のほうが働きやすいです。「

どのようなことをしたいと考えているのか」「起業する際にかかる費用の目安」など、家族にもしっかりと納得してもらったうえで起業するのが望ましいです。

無謀な挑戦ではないか

独立する際には、いきなり大きな規模で起業するのではなく、小規模から始めることを視野に入れておきましょう。

たとえば、退職金は個人差はあるものの、まとまった金額が入ってくることが多いため、起業する際の資金に使う人が少なくありません。

しかし、それをすべて起業の初期費用にまわしてしまうと、老後の資金に不安がでてくる場合もあるのではないでしょうか。

起業して軌道に乗るまで時間がかかるケースもあるので、大規模で始めるのは避けるのが無難です。

事業が軌道に乗り、余裕がでたときに規模を徐々に大きくしていくこともできます。

「様子を見ながら状況に応じた対策をとる」を基本として、「老後のための資金は使わない」「借金はしない」を守りましょう。

起業の際は持っている資金内でできる範囲のやり方を考えるのがおすすめです。

借金は元金と利息の両方を返済していかなければなりません。

無理をすることで生活に支障がでたり、健康を害したりする可能性もあります。

借金をせず、「自宅を利用した起業をする」か、それが難しければ「レンタルオフィスやバーチャルオフィスを利用する」などが理想的です。

仕事をする体力はあるか

60歳で独立起業をする場合、一般的には現役時代より体調を崩しやすかったり、体力が持ちにくかったりします。

自分では健康で丈夫な身体だと思っていても、いざ起業してみると想像よりも動けない場合もあるでしょう。

軌道に乗せるために無理をするのは避け、自分ができる範囲で働ける環境作りを心掛けるのがおすすめです。

「事業を成功させたいときこそ、無理をしない」が大切です。体調を崩せば気持ちも不安定になり、経営するうえで冷静な判断ができなくなる可能性もあります。

経営に必要な資金以外に治療費なども必要になるため、症状や治療期間によっては金銭的な不安も出てくるでしょう。

特に、1人で起業する予定であれば、身体を動かさない仕事を選ぶと無理をしないで働きやすいです。

肉体労働は起業時は働くことに問題がなかったとしても、将来的に加齢による体力の低下で難しくなることがあります。

「数年後にどうなっているだろう」と先を読み、どのジャンルで起業をすれば良いのかを考えれば体力に合った仕事を見つけやすくなります。

柔軟な対応が出来るか

起業をするということは、会社の代表になることです。現役時代には経験をしなかった出来事に遭遇する場合もあります。

現役時代に高い役職に就いていた人は、多くの場合、年下の部下に頭を下げる経験はなかったのではないでしょうか。

しかし、自分が会社の代表となった場合、現役時代の感覚のまま行動をすると取引上でうまくいかなくなるケースも少なくありません。

必要であれば相手の年齢を問わず頭を下げ、下手に出て話をまとまりやすくするという柔軟な対応が求められます。

事業が軌道に乗り、従業員を雇う余裕ができた場合も、社長という立場を利用した言動をとらないように気をつけましょう。

会社の経営をうまく行うためには、各従業員の技術や話術、アイディアなどが欠かせないからです。

従業員と協力し合いながら会社を育てるというイメージを常に持っているのは大切なことといえます。

会社に足りない要素を補うためには、従業員を育てていく必要もあります。

従業員にも個人の考え方があるため、社長として1人1人と向き合いながら働く気持ちを忘れずにいましょう。

現役時代が長かった場合、起業後もつい固定観念で行動してしまいがちです。

そうならないためには相手の性格を見抜き、それに応じた柔軟な対応ができるように心がけるのが有効となります。

たとえば、同じことを言うとしても選ぶ言葉1つで印象が大きく変わります。

相手の言動が明らかに間違っている場合は別ですが、自分と意見が違っていたとしても否定するより、相手の考え方も受け入れることが経営面で良い結果につながりやすいです。

お互いの意見をすり合わせて結果を出すことで、それまで考えることができなかった新しいアイディアや対策が生まれることも多いからです。

さらに、社長と従業員が信頼し合っている会社は居心地が良い空気があり、モチベーションがアップします。そうなれば業務の効率化ができ、自社の売上高上昇につながります。

シニアビジネスの成功の秘訣を体験談から探ろう!

竹野 隆介 オーナー

竹野 隆介 オーナー 買取大吉 甲府店 合同会社ディエフシー山梨

大手食品卸会社を定年退職した後、63歳で開業。会社員時代にISO・14001(環境マネジメントシステム)に関する委員を経験。環境保全に興味を持っていたので、リサイクル・リユースに携われることもやりがいのひとつ。

独立・起業のきっかけは?

私は60歳で大手食品卸会社を定年退職した後、2年間の嘱託社員契約が満了したときに起業を決意しました。

そこで小資本で開業できる、肉体的な負担が少ない、未経験でもできる、大手企業が参入しないニッチビジネスを条件に検索開始。

様々なビジネスを検討する中で条件にピッタリだったのが買取ビジネスで、幾つかのFC本部に資料を請求し、その中で選んだのが、手厚いサポート体制が整った大吉です。

独立・起業のプロセスは?

他社の説明会にも行きましたが、ムリに加盟を勧めない姿勢にも共感。大吉が最も信頼できると確信し加盟を決めました。

加盟後、常駐SVと相談し買取価格を地域で一番高く設定し、何でも買取る方針で知名度をアップを目指しました。

同時に査定・接客ノウハウや経営者としてのメンタルを、実践の中でSVから習得。 おかげさまで初年度から黒字スタートをすることができました。

今だから笑える話

以前、ブランド品のコピーを買い取ってしまったことがありました。

マニュアルに判別ポイントが記載されているのですが、素人同然の私には見分けられませんでした。

なので、不安な場合は本部に連絡しWebカメラで見てもらってます。補償もついて査定技術も確か。信頼できるし心強い味方です。

 

シニアビジネスで成功するには本部から立ち上げ支援やノウハウ提供、経営指導が受けられるフランチャイズがおすすめです。

下記記事ではフランチャイズの収入の仕組みと業種別の利益率について解説しています。

独立して充実したセカンドライフを送ろう!

独立して充実したセカンドライフを送ろう!

60歳以上のシニア世代は、若い世代にはない経験や知識があります。

それを活かした起業ができるのが魅力の1つでしょう。

ただし、起業にあたって「借金をしない」「老後に使う予定のお金は使わない」「無理をしない」など、気をつけるべき点もあります。

シニア世代ならではの起業をして、セカンドライフを充実させましょう。

さまざまなサポートを受けることができるフランチャイズならば、未経験者が開業する場合も安心です。

「大吉」は気軽に問い合わせすることもできるので、まずは相談してみることから始めましょう。

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