急激に成長している業界の1つとして、買取業界が挙げられます。そのため、買取ビジネスを始めてみたいと考えている人は多いのではないでしょうか。
しかし、何から手をつければよいのかわからない人もいるでしょう。
そこで、この記事では買取業で開業するために必要なことをはじめ、フランチャイズ加盟のメリットや契約する際の注意点について解説します。
また、下記記事ではフランチャイズ経営で失敗する原因と対策について詳細に説明しています。
目次
買取業を開業するために必要なこと
買取業を開業する前に、業界の知識をより深く得て必要なものを準備するようにします。まずは、まとまった資金を用意しておきましょう。
開業には商品を買い取るための費用をはじめ、広告宣伝費や通信費、家賃、備品代などを含めて600万~1000万円程度が必要です。(WAKABA・買取業者の経営に必要なことは?買取業者の経営に成功する4つの秘訣を参照。)
どのような商品を扱うのか、1人で経営するのかそれとも従業員を雇うのかによってもかかる費用は違ってきます。
次に宣伝です。お客を集めるためには店舗の存在を周囲に知らせなくてはなりません。情報誌に広告を掲載したり新聞に折込チラシを入れたりします。
ポイントは店舗がある地域に密着した媒体で宣伝を行うことです。宣伝は開業直前になってからでは間に合いません。オープン予定日の1、2カ月前から始めましょう。
店舗の存在を印象づけるためには1度だけでなく数回広告掲載やチラシ配りをすることが大切です。
ホームページによる宣伝も欠かせません。店のコンセプトやターゲットに合わせたホームページを作成しましょう。ただし、ホームページを作成するだけでは誰もアクセスしてはくれません。
検索エンジンの上位に表示させるためにはSEOを意識することが大切なのです。また、「アドワーズ」や「リスティング広告」などを利用すれば検索エンジンの上位にひっかかりやすくなります。ただし、利用するにはお金がかかります。
このほか、古物商の許可が必要です。開業する場所を管轄する警察署の防犯係に許可申請書や誓約書、身分証明書を提出することで許可を取ることができます。
手数料は1万9000円です。(警視庁・古物商許可申請を参照。)申請する際、どのような品物を取り扱うかを登録します。
商品の登録漏れがあると売買ができなくなるため、気をつけましょう。
開業までの流れ
開業には手順があります。まず、個人で独立型の店舗を持つか、フランチャイズに加盟するかを選びます。
そして、立地や家賃などを考慮しながら開業する物件を決めて、大家さんと賃貸借契約を結びます。物件が決まれば、管轄の警察署に出向き古物商許可証を申請しましょう。
申請してから許可が下りるまでには1、2カ月かかります。許可証がないにもかかわらず、開業してしまうと3年以下の懲役または100万円以下の罰金刑を科せられます。
店舗を構えてお客さんを呼び込む形式にするのであれば、コンセプトに合った内装を行ったり、棚に商品を並べたりする必要があります。これらの業務は古物商許可証が下りるのを待っている間に行いましょう。
店舗の外装・内装を行うのと同時に宣伝もします。なぜなら、店舗を開いたからといって、すぐにお客さんが集まるわけではないからです。遠くからでも目立つ看板をはじめチラシやホームページなどを作って、店舗の認知度を上げる必要があります。
ちなみに、独立型の場合はこうした物件探しから古物商の許可申請や宣伝まで、1人で考えて行わなくてはなりません。一方、フランチャイズに加盟すれば本部のサポートを受けることができるのです。
フランチャイズ加盟して開業しよう
起業の際、フランチャイズに加盟するのも1つの手です。特に未経験者におすすめの方法といえるでしょう。なぜなら、フランチャイズに加盟することでさまざまな恩恵を受けることができるからです。
ただし、フランチャイズであればどこでもよいというわけではありません。まず、フランチャイズによって取り扱う商品のジャンルや品目数が異なります。
また、月々本部に支払うロイヤリティの金額設定もさまざまです。そのため、自分に合うフランチャイズを探す必要があるのです。フランチャイズの多くは加盟店を獲得するために定期的に説明会や面談、店舗見学などを行っています。
いくつか参加してみて話を聞き、どこがいいのか絞り込むようにしましょう。
フランチャイズ加盟し開業するメリット
メリットとしてはまず、店舗経営に必要なノウハウやサポートを受けられることが挙げられます。たとえば、商品の買取の仕方1つとってみても、やったことがない人は何から手をつければいいのかわかりません。
その点、加盟店であれば本部から商品の仕入れ方をはじめ、お客とのコミュニケーションの取り方なども教えてもらえるのです。これらを何も知らない状態から始めようとしたら、調べる手間や時間がかかります。
間違った方法で進めてしまい、失敗するかもしれません。しかし、本部がサポートしてくれればこれまで経験がない人でも短期間のうちに開業することが可能です。
事業がスタートしてからもサポートを受けることができるため、安定した経営を続けることができるでしょう。
ゼロから開業した場合、お客さんとの信頼関係を築くにはかなりの時間がかかります。商品を並べても、本当によいものかお客さんが疑うかもしれません。商品を買取るにしてもちゃんと査定してくれるか不安に思うお客さんも多いものです。
その点、知名度のあるフランチャイズの本部の名前を使うことができれば、すぐに信頼を得ることができます。本部のブランド力で集客も期待できるでしょう。
また、フランチャイズに加盟しているということで、開業資金や運転資金が必要な場合、銀行の融資を受けやすくなるというメリットもあるのです。
さらに集客に必要な広告も本部が企画してくれます。フランチャイズならではのスケールの大きい広告宣伝の恩恵を受けることができるでしょう。
フランチャイズを契約する際の注意点
メリットが多いフランチャイズですが、契約期間をよく確認するようにしましょう。
フランチャイズの場合、契約期間中に解約すると違約金を支払わなくてはならないこともあります。そのため、契約期間が長いと違約金が取られるリスクが高まってしまうのです。あわせて違約金の金額も調べておくようにしましょう。
さらに、ロイヤリティがいつから発生するかの確認も必要です。初月は日割りでロイヤリティを計算するところがほとんどですが、発生日が契約を結んだ日なのか店舗を開いた日なのかで用意しておく資金の額が違ってくるからです。
もちろん、肝心のロイヤリティの額も押さえておきましょう。更新時も自動更新なのかどうか、更新料も必要なのか、必要だとすればどのぐらいの額を用意すればよいのか、調べておきます。
「テリトリー制」の有無も確認します。テリトリー制とは特定の地域において同じフランチャイズの加盟店が開業していけないという制限のことです。
テリトリー制のメリットはマーケットが守られることです。そのため、加盟店同士がライバルになり争うことがありません。しかし、営業活動する地域が限定されてしまうため、売上アップを阻む要因になるかもしれません。
まずは資料を取り寄せてみよう!
フランチャイズに加盟すると銀行の融資が受けやすくなったり本部がサポートしてくれたり、さまざまなメリットを得ることができます。
買取専門店「大吉」では徹底したサポートを行うことで開業店舗の継続率※97.3%を誇ります。
※2022年10月~2023年9月のデータです。
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