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肩肘張らないエレガンス。SEE BY CHLOE
ブランドの歴史
シー・バイ・クロエはクロエの姉妹ブランドです。クロエはガブリエラ “ギャビー”・アギョンによって設立されたブランドで、1952年に初めてウィメンズコレクションを発表します。この頃はクリスチャン・ディオールがオートクチュールで革新的なルックの数々を発表したりと、オートクチュール(高級オーダーメイド)も絶頂期にありましたが、ギャビーはオートクチュールのような堅苦しいものではなく、手をかけた上質な造りを、あえてモダンで機能的なプレタポルテ(既製服)で表現します。
エジプト育ちで肩肘張った権威主義を嫌った彼女は、1956年ブランド初のランウェイを、なんとカフェで行います。しかし、会場のカフェ・ド・フロールはただのカフェではなく、当時の著名な知識人やアーティストが集う文化の香りただよう社交の場でした。ギャビーは当初から才能ある若いデザイナーを積極的に起用していました。
その中にはシャネルのデザイナーとしても知られるカール・ラガーフェルドもいました。カール・ラガーフェルドのほかにもステラ・マッカートニーやフィービー・フィロ、クレア・ワイト・ケラーなど時代を形作ったデザイナーによってメゾンは進化し続け、現在はバイデンアメリカ大統領夫人の衣装も手掛ける、ガブリエラ・ハーストがデザインを手掛けています。
おすすめ財布:rositaスマートジップウォレット
牛革の自然な風合いと柔らかさと丈夫さを両立した、使い勝手のいい「グレインカウハイド」という革素材を使用しています。幅:19.5 cm、高さ:10 cmのシンプルな長財布です。
ジッパー開閉で、3つに大きく仕切られたインサイドには小銭を入れるジップポケットと、13個のカードスロットも備えていて、抜群の収納力があります。創業者ギャビー・アギョンの故郷エジプトを彷彿させるピンクベージュの色合いがクロエらしくてグッド。参考価格39,600円。
個性的なのにずっと使えるCOMME des GARCONS
ブランドの歴史
コムデギャルソンは川久保玲によって1969年に設立されたブランドです。1980年代に穴の開いた漆黒のスタイルでパリに乗り込み、パリコレクションで鮮烈なデビューを果たします。そのデビューは賛否両論を巻き起こし「ボロルック」や「ヒロシマシック」などと言われました。その高い芸術性は次第にパリモードにも受け入れられ、1992年にはパリ支店がオープンし、1993年に川久保玲には、フランスから芸術文化勲章シュヴァリエが贈られます。
強いメッセージ性を込められた彼女のクリエーションはファッション界だけでなく、アートの領域でも評価され、ニューヨークのメトロポリタン美術館などでは、アートピースとして収蔵されているルックもあります。また、川久保玲はそのクリエイティビティのみならず、ビジネスウーマンとしても認識されていて、コンセプト別に様々なラインを展開しクリエーションと売上のバランスを巧みにとる舵取りは、ファッションビジネスの一つの模範といわれることもあります。
おすすめ財布:SUPER FLUO ジップウォレット
ネオンカラーが目を引く長財布です。装飾はありませんが、ラウンドジッパーを開けると中は様々な色で彩られていて、元気の出るようなカラーパレットです。緑・青・赤・黄・オレンジなど様々なベースカラーから選べます。幅:19 cm、高さ:11 cm
インサイドはジップポケットが1つ、2つの仕切り、12個のカードスロットです。丈夫なヤギ革で使い込むほどにネオンカラーが落ち着いてきて、いい味がでてきます。個性的なカラーリングと機能的でシンプルなデザインが1つになったお財布です。参考価格25,500円
オトナでチャーミング。MARNI
ブランドの歴史
マルニはコンスエロ・カスティリオーニが1994年にミラノで設立したブランドです。もともとは義父の毛皮商の刷新のため、毛皮と合わせて着ることができる服をデザインするということがブランド創立のきっかけでした。素材の質感を生かした重ね着のスタイリングや、キャッチーなモチーフなどが人気を呼び、当初積極的な広告活動を行わなかったにもかかわらず、急速に知名度を上げていきます。
2000年代になるとコンスエロの娘であるキャロライナが参画し、オンラインブティックや著名アーティストとのカプセルコラボなどを実現し、世界的な人気を一層押し広げます。2002年にはメンズウェアにも参画し、2003年にはジュエリーやテキスタイルのコレクションも手掛け、クリエーションの裾野を広げていきます。2012年にH&Mとのコラボレーションはおおきな注目を浴び、東京では行列ができるほどの現象となりました。茶目っ気あるデザインやカラーリング、日常にすっと溶け込むデザインが、絶大な人気を誇ります。
おすすめ財布:スムースカーフスキン バイフォールドウォレット
コンパクトな財布が好みの方にピッタリな二つ折り財布です。ゴールドブラウン/クォーツ/バーガンディの赤系のと組み合わせと、モストーン/ペリカン/ゴールドブラウンの緑系の組み合わせの色から選べます。幅:8.5cm、高さ:11 cm
柔らかかく肌触りの良いカーフスキンを使用し、スナップボタンタイプ開閉、日本円に合わせたサイズ感のお札入れ、カードスロット4つ、小銭用ポケットというスペックです。カラフルな色あいながら上品で、フォーマルにもカジュアルにも対応できます。キャッチーなデザインと機能性を両立した、マルニらしい逸品です。参考価格64,900円
超スペシャルなLouis Vuitton
ブランドの歴史
ルイ・ヴィトンと言えば言わずと知れた高級ブランドですね。歴史は古く、19世紀にトランクの名工として王侯貴族も顧客にもっていた、ルイ・ヴィトンのトランク店が起源です。19世紀は産業革命によって鉄道や船が発展し、旅行がより身近になった時代でした。この時代に、富裕層の荷造り職人として働いていたルイ・ヴィトンは、たくさんのトランクがあっても重ねて収納できる、平たいタイプのトランクを開発します。
これはたちまちに人気商品となり、その後ルイの息子ジョルジュの敏腕によって世界的に知られるブランドとなります。ブランドの名声が高まるにつれて、ルイ・ヴィトンの偽造品も横行し、本家を悩ませました。そんな偽造対策として生まれたのが、かの有名なモノグラムです。ルイ・ヴィトンのバッグや革小物が世界中で愛されているのは、トランク製造の高度な職人技と、デザイン性が融合した時代を超越したアイコンとして存在しつづけているからなのです。
おすすめ財布:【日本限定】LV × YK ポルトフォイユ・クレア
しかし、「ルイ・ヴィトンなんて今更何を言っているのか」と思うかもしれませんが、今期のルイ・ヴィトンは、世界的アーティストの草間彌生(くさまやよい)とのスペシャルコラボコレクションを発表しているのです!
実は2012年にもマーク・ジェイコブス期にルイ・ヴィトンと草間彌生とのコラボレーションは実現していますが、今回は前回のコラボを踏まえてさらにパワーアップしています。ルイ・ヴィトンのブティックが“草間色”に染まっている今、草間彌生のカボチャなども配され、直営店はブティックを越えて美術館のような佇まいなので、ぜひお店に足を運んでユニークな世界観も堪能してみてください!
特に財布でおすすめなのが、日本限定の「ポルトフォイユ・クレア」コラボモデルです。革の風合いを生かしたグレインレザーに草間彌生のシグネチャーであるドットがプリントされており、紅白のコントラストは草間ワールドの象徴であり且つ、日本を象徴しており、デザインとしてもチャーミングです。
このコンパクトなサイズ感も、そんな様々なエッセンスが凝縮している感じがたまりません。そしてPVC加工を施してあるルイ・ヴィトンの定番の素材トワル・モノグラムよりも、グレインレザーは経年変化を“味”として楽しむことができるため、長く使うことを考えると、おすすめです。
スナップボタン開閉で、外側ポケット1つ、札入れ1つ、ジップ付き小銭入れ1つ、カードスロット6個というコンパクトながらも充実した収納力を備えています。幅:11 cm、高さ:8.5cm、参考価格140,800円
まとめ
20代で使いやすいおすすめブランド財布を紹介しました。ベーシックなデザインから個性派まで多彩なお財布を紹介させていただきましたが、どれも使いやすく高いデザイン性を兼ね備えたお財布なので、参考にしてみてくださいね!それぞれのブランドは他にもステキな財布を展開しているので、さらに深掘りしてみても楽しいと思います。