
あの水戸黄門でおなじみの印籠とはいったい何なのかを簡潔に解説します
印籠といって皆さんは何を想像しますか?おそらくほとんどの方が水戸黄門が悪を滅ぼす際に出すモノを想像するのではないでしょうか。もちろん正解です。しかしその印籠とはいったい何なのかという事までを詳しくご存知な方は多くはないのではないでしょうか。
印籠とは漆器の一つであり、紙製、木製または金属製で3段から5段くらいに分割出来るようになっている「入れ物」です。その小型の入れ物を着物の帯の裏側に潜らせ、紐の先端についた根付けを帯の上端に引っ掛けて腰からぶら下げて持ち歩くという小物です。では、その印籠の用途や起源などの触れていきたいと思います。