リユース品の販売が好調
サンプル品では新しいデザインのもの、リユース品においては古着ならではの良さがあり、カジュアルで着心地の良いファッションアイテムをお得に試せ、仕事に忙しい30~40代女性を中心にサンプル品やリユース品の販売が伸びています。海外ブランドのものやアパレルブランドなど、ブランドのものも多く揃っていて、きちんと手入れされたものをお試し感覚で購入できるのがうれしいです。
日常生活で使用するものやお出かけ用、靴、アクセサリー、下着など、幅広い商品が展開されています。また、スマートフォンの普及により、リユース品販売のアプリも多くあり、どんな人でも気軽にリユース品を販売できることも好調の理由です。使わなくなったものは、まずリユースすることをおすすめします。
大手アパレル企業も参加する取り組み
多くのアパレル企業において、リユース、リサイクルの取組が活発になってきています。大手総合アパレル企業や、ファストファッションブランドなどが自社製品を回収し、状態の良い物であれば海外の中古アパレル市場へ輸出し、残ったものは毛布や軍手、固形燃料などにリサイクルし、社会貢献しています。リユースされる服は、大切に使われており、洋服として価値があるものが多いようです。
洋服として最後まで生かすことが企業としても喜びとなります。また収益は寄付されるなど、その取り組みに注目が集まっています。大切な服を簡単に捨てられない意識もある中、衣替えなどのタイミングで手持ちの服を見直す機会には、そういった取り組みに多くの人が参加できる世の中になることを期待しています。
不要となった服からリメイク
リメイクもアパレル界ではひそかにトレンドとなっています。回収された服などを素材としてモノ作りされる方に提供することで、新たなデザインへと生まれ変わり、再び販売もされています。たとえば、Tシャツから布ぞうり、セーターから小物、デニムからバッグなどに生まれ変わり、好きな布や好きなデザインで世界にたった一つのこだわりの服や雑貨としての希少価値もあり、人気となっています。古いものであっても、そのアンティークさが却って人気だったりします。こういった取り組みも大切と感じます。
日系リユースショップが増えています
日本人からの買取りに着目して、日本人が経営する日系リユースショップが増えてきています。日本から仕事でタイへ来ている日本人が、日本へ戻る際には必ず不用品が発生します。そのような方に向けて、日本の企業が進出しており、日本人スタッフの対応、査定を受けることができ、安心してお願い出来ます。日本では買い取ってもらえないようなものも、バンコクでは買い取ってもらえるので、帰国時に利用する日本人は多いようです。
まとめ
どのような形でも、リユース、リサイクルは途上国の力となるだけでなく、環境保護にもつながり、社会貢献となります。不用品を捨てる前には積極的にリユース、リサイクルをしていきたいものです。