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海外ファッションのネットショップ「BUYMA(バイマ)」
BUYMAは、世界中のブランドやファッションアイテムを、日本にいながら現地価格で購入できるネットショップ(通販サイト)です。
2023年4月末時点では英語版を含み、世界177カ国に約21.1万人の「パーソナルショッパー(出品者)」と呼ばれるバイヤーが存在し、現地で最新のファッション商品をセレクト、買い付けを行っています。BUYMAはマーケットプレイスとなるため、購入者はパーソナルショッパーとやり取りをし、互いに取引を進めることになります。
BUYMAを利用すれば、簡単に安全にしかも安く、「海外でしか入手できない日本未入荷アイテム」や「国内完売のレアな商品」に出会うことができるのです。
購入までのストーリーをイメージできるCM
BUYMAのCMには、女優の田中みな実さんと、お笑い芸人の渡辺直美さんが起用されています。私生活でBUYMAを愛用している田中さんと、NY在住で世界を舞台に活躍している渡辺さん。ふたりの掛け合いには、どこかでCMのようなやり取りをしている人たちがいるのではないか、というリアルさがあります。
欲しかったアイテムが見つからなくて、つい海外住まいの友人に電話をしてしまう。BUYMAを利用するきっかけになるのは案外こういう些細なことかもしれません。
BUYMAが安く販売できる理由
国内正規店よりも価格が安い
海外ブランド、特にハイブランドは日本にも代理店を置いています。実店舗だけでなく、ネットショップのサービスも設けられており、これらを利用すれば正規品を安心して買うことができます。ですがこれら日本の代理店よりも、ほとんどの場合BUYMAの方が安価で提供することができます。
「ジオ プライス(GEO PRICE)」
ブランド品の販売価格は、国や地域によって定まっています。地域別につけられた価格を「ジオ プライス」と呼び、ほとんどのブランドがこちらを採用しています。実は日本はこの価格が他の国よりも高く設定されているといわれています。
これは日本の消費者は「価格が高いほど、価値が高い」と考える傾向にあり、そのため日本での販売価格は、同じ商品でも他の国よりも高いのです。つまり海外に住むパーソナルショッパーが、海外の現地価格で仕入れることで、日本国内でも安く購入できるのです。
「免税」
現地との価格差だけでなく、消費税の「免税」も一役買っています。
免税とは「課せられた税金を免除する」ことです。国によって課せられる消費税は異なりますが、消費税はその国で製品を消費した場合に適用されます。購入した商品を自分の国に持ち帰って使用する場合には、負担する必要がなくなります。
偽物が販売されているかもしれない?
それでも「安いから偽物かもしれない」と心配になる人はいるでしょう。残念ながらゼロだと断言はできませんが、ほとんどいないことは確かです。
そもそも偽物のブランド品を販売するのは犯罪です。商標法という法律があり、偽物を販売した場合は刑罰を課されます。このリスクを冒してまで偽物を販売する人はそういません。
なぜBUYMAで偽物が販売されてしまうのか
偽物と知らずに販売している
BUYMAで偽物を販売しているパーソナルショッパーの大半は、自分が偽物を販売していることに気づいていません。買い付けの段階で、偽物と気づかずに仕入れてしまうのです。残念ながらパーソナルショッパーのすべてが、ブランド品に対する完璧な知識があるとは限りません。
偽物の販売に無頓着
ありえないことですが、仕入れるブランド品に対して、「本物か、偽物か」その真贋について無頓着なバイヤーがいます。これは驚くべきことです。
BUYMAは、出品者に対して適正審査を行います。ですが、ひとりひとりの販売への意識や道徳観念まで、完全に把握することは難しいのです。不要なものをフリーマーケットに出品する感覚で、BUYMAを利用する人がいる可能性は否めません。このような場合は、自分の商品が正規品なのか、確認しないのかもしれません。
偽物を買ってしまわないようにするには?
BUYMAではブランド品の偽物、コピー品などの出品は禁止されています。また事務局によって出品されないように監視されています。日々出品される商品は、BUYMA事務局で管理され「偽物が届く可能性は0.001%未満」であると数字で証明されています。
これで安心ではありますが、やはり購入者が万が一に備えて自衛することも大切です。
正規価格や型番を調べておこう
購入したい商品があるときは、その正規価格や型番、商品の仕様などを調べて、きちんと把握しておきましょう。また購入を決める前にパーソナルショッパーに、商品について問い合わせてみるのも良いでしょう。安さの理由まで聞けるとさらに安心ですね。
仕入れのルートとレシートを確認しよう
「正規品」のほかには「並行輸入品」があります。これは「どのルートで仕入れたか」の違いになります。正規品は、そのブランドの直営店や正規代理店から購入したものです。並行輸入品は、直営店から海外の小売店や販売店に卸されたものを購入するなどのルートとなります。
問い合わせに対する返答で不安な場合は、仕入れた際のレシートの提示をお願いしてみましょう。
パーソナルショッパーのプロフィールをチェックしよう
購入前にパーソナルショッパーのプロフィールなど、情報を確認し、信用に足る人物か判断しましょう。特に重要なのは「これまでの取引数」と「評価」です。
取引実績の豊富なパーソナルショッパーから、購入することが安全でしょう。とはいえ、経験が浅いからといって対応が悪いとは限りません。一度問い合わせをし、その対応をうけてから判断するとよいでしょう。
無料鑑定サービスを利用してみる
BUYMAでは本物保証制度を実施しています。もしも届いた商品に対して不安がある場合は、BUYMAが実施する「無料鑑定サービス」を利用してみてください。
無料で第三者機関と提携した鑑定をしてくれます。本物ではないと鑑定結果が出た場合は、BUYMAが購入代金を全額保証してくれます。
まとめ
海外に住むパーソナルショッパーにより、ファッションアイテムを安く購入できるネットショップ「BUYMA」について、少しお話ししました。特性を理解した上で賢く使えば、入手が難しかったり、高額すぎたりと、様々の要因で一度は諦めた欲しかったアイテムが手に入るかもしれないなんて魅力的ですね。