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柿右衛門~お皿について~

柿右衛門~お皿について~

1946-47年ごろ初代酒井田柿右衛門が中国の技法によって赤絵を完成したとされています。柿右衛門様式として1670年代に確立しました。もともと筑後の武士であった酒井田家は、初代柿右衛門の父・酒井田弥次郎(円西)が肥前白川郷 に移り瓦器を焼き始め、その後有田に所を得て磁器の製作にあたったと言われています。作品の特徴としては、野の草花などを徹底したスケッチを基に華やかに描く独特の作風で、平成13年色絵磁器の分野で国の無形文化財いわゆる人間国宝に認定されました。作品は国内にとどまらず、世界中で多くの人々を魅了し続けています。現在は十五代となり、その意思を受け継いでいます。

柿右衛門作品について

柿右衛門様式には花鳥図など題材に、温かみのある暖色系の色彩で描かれ、非対称な構図が特徴です。また、竹に虎・岩梅に鳥・紅葉に鹿など決まった構図がいくつかあります。

柿右衛門の歴史

初代 酒井田柿右衛門 1596(慶長元)年~1666(寛文6)年

2代 酒井田柿右衛門 1620(元和6)年~1661(寛文元)年

3代 酒井田柿右衛門 1622(元和8)年~1672(寛文12)年

4代 酒井田柿右衛門 1641(寛永18)年~1679(延宝7)年

5代 酒井田柿右衛門 1660(万治3)年~1691(元禄4)年

6代 酒井田柿右衛門 1690(元禄3)年~1735(享保20)年

7代 酒井田柿右衛門 1711(正徳元)年~1764(明和元)年

8代 酒井田柿右衛門 1734(享保19)年~1781(天明元)年

9代 酒井田柿右衛門 1776(安永5)年~1836(天保7)年

10代 酒井田柿右衛門 1805(文化2)年~1860(万延元)年

11代 酒井田柿右衛門 1845(弘化2)年~1917(大正6)年

12代 酒井田柿右衛門 1878(明治11)年~1963(昭和38)年

13代 酒井田柿右衛門 1906(明治39)年~1982(昭和57)年

14代 酒井田柿右衛門 1934(昭和9)年~2013(平成25)年

15代 酒井田柿右衛門 1968(昭和43)年生

 

現在活躍する十五代目柿右衛門ですが【濁手 藤文 花器】 【濁手 竹文 鉢】  【錦 団栗文 鉢】などの作品があります。

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