目次
国産ウイスキーは価格が高騰している
特に価格の高騰が著しいのは国産ウイスキーです。主な理由をご紹介します。
「国産ウイスキーの世界的評価が高くなっている」
世界で製造されているウイスキーで、特に優れたウイスキー産地には「世界5大ウイスキー」という称号が与えられています。日本のウイスキーは、その「世界5大ウイスキー」に選出されています。日本国内で採取された水のみ使用して製造したウイスキーを、ジャパニーズウイスキーと呼びます。
「日本国内でのウイスキーブーム」
2000年に入り、ウイスキーをソーダで割った「ハイボール」はおじさんが飲む代名詞的存在でしたが、その飲みやすさから若者を中心にウイスキーを飲む世代が拡大しました。さらに、2014年NHK連続テレビ小説「マッサン」の放映によりウイスキーへの関心が高まり、現在のブームを作っています。
「需要に伴い原酒が不足している」
ブームの影響で需要が増大し、供給が追い付いていないことがあげられます。需要に伴い増産しようにも熟成に10年以上かかる事が多いため、実際にサントリーでは2018年に「響17年」、「白州12年」を販売休止、2022年も販売休止期間が発表されています。
買取人気が高いウイスキー
そんな注目が集まる買取人気が高いウイスキーをご紹介します。国産のウイスキーでは、「山﨑」、「響」、「イチローズモルト」外国産であれば、「ザ・マッカラン」が人気を集めています。
「山崎(やまざき)」サントリーウイスキー
シングルモルトウイスキーと呼ばれ、その名の通り1つ(シングル)の蒸留所のみで作られるモルト(大麦の麦芽)のみを原料としたウイスキーです。希少価値は原酒の不足にあります。とくにジャパニーズウイスキーブームにより需要が増加しているのに供給が追い付いていません。
「響(ひびき)」サントリーウイスキー
ジャパニーズウイスキーの最高峰として世界に評価されています。現在は「山﨑」「白州」「知多」の蒸留所でつくられた原酒をブレンドして作られています。海外からの需要増加による品薄で、国内外需要が増加しています。特に「響17年」は2018年の販売休止による影響でプレミア価格となっています。
「イチローズモルト」ベンチャーウイスキー
愛好家が手に入れたいウイスキーの1つ。人気の高さは、世界最高のウイスキーを決めるWWAでの「ゴールドアワード」の受賞、希少性、さらに受賞までのストーリー。気になる方はぜひ、調べてみてください。人気の高さやマニアが欲しがる理由がきっとわかります。
「ザ・マッカラン」
スコッチウイスキーのメッカと呼ばれ愛されています。ヴィンテージの品薄で需要が高騰、高品質かつ飲みやすいことで人気です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。最後に買取店へ持っていく際に重要な、高価買取のポイントをご紹介します。
ウイスキーをなるべく高く買い取ってもらうポイントは、ズバリ「保管状態」、「付属品」です。保管方法では、温度変化と紫外線を避け、冷暗所で光が届かない場所に立てて保存することをお勧めします。ウイスキーの箱は光を遮断するようにできていますので、箱のまま保存しておけば、問題ありません。
また、高価なウイスキーであれば、箱に入っている事はもちろん、箱にグラスや替え用の栓が付属品として入っているものも少なくありません。古いウイスキーでも未開封であれば、買取可能なケースが多いので古いからといって捨てず、一度、査定に持っていく事をお勧めいたします。