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スニーカーブーム再来、NIKE ダンク(DUNK)が人気な理由とは!?

スニーカーブーム再来、NIKE ダンク(DUNK)が人気な理由とは!?

空前のスニーカーブームが到来していますが、なかでもNIKE ダンク(DUNK)の人気が急上昇しています。1990年代のスニーカーブームを経験した方であれば「懐かしい」という声も聞こえてきそうですが、流行というのは不思議なものです。リリースされるほとんどの ダンクは軒並み、プレ値(定価よりも高額なプレミアム価格)で取引され、コラボなどの限定モデルであれば、定価の3倍以上でリセール市場に出回ることもザラです。今回は、このNIKE ダンクがなぜ人気なのかを解説していきます。

NIKE ダンクの歴史を振り返る

ダンクについて語る前にまず「ターミネーター」について触れます。NIKEは、1980年代、バスケットシューズに力を入れていました、そのため、NBAや大学バスケットボールチームとの提携を数多く進めます。そんな中、ある大学からバッシュの開発を求められたNIKEは、同大学のチームカラーであるグレーとネイビーブルーでまとめたハイカットのバッシュ「ターミネーター」をリリースしました。

当時のアメリカにおける大学バスケットボールといえばNBAに勝るとも劣らない人気を誇り、特に3月の全米大学体育協会(NCAA)主催のトーナメントは「マーチマッドネス(3月の狂乱)」の名で知られる白熱ぶりです。ターミネーターの人気から、大学×バッシュの可能性に気がついたNIKEは、1985年、満を辞してダンクをリリースします。

発売当時は大きな人気を呼ぶことはなかったものの、エアフォースワンをはじめとする白を基調としたモデルばかりだったバッシュ界に、カラフルなダンクたちは一石を投じることになり、同時期にリリースされた名作バッシュ「エアジョーダン1」とともに、その後のバッシュのトレンドを一変させました。

また、ワゴンセール行きとなった格安ダンクを買い求めたのがスケーターでした。激しい足の動きによってスニーカーが消耗品となっている彼らにとって、カラフルで履き心地の良いダンクは最適だったのです。このスケーターとの邂逅は、のちのダンクの歴史にとっても重要な意味をもちました。1987年ごろまで継続販売されたこれらのダンクは、情報は少ないものの同色のローカットバージョンも合わせて販売されていたようです。

ダンクブーム再来のきっかけは?

ダンクは当初、ハイカットのバッシュとして発売されましたが、次にローカットモデルがラインアップに追加され、「ダンク」ブランドとして確立していきました。また、カラーバリエーションについてもカレッジカラーだけではなく、独自色を次々と発売し、ストリートにおけるスニーカーブームも牽引しました。

しかし、ダンクはデビューから現在までずっと人気モデルだったわけではなく、忘れ去られていた時期もありました。その理由は、日本国内で入手困難な時期があったほか、並行品との競争、カラーリング乱立など、様々な要因が重なりました。また、せっかく人気が再燃しかけても、過度な数量限定発売など、NIKEのマーケティングが裏目に出たという説もあります。

そんな様相が一転したのが、1999年に日本主導での復刻モデル発売に起因します。数々のカレッジカラー復刻であったり、今でこそ伝説的なモデルとなった通称”裏ダンク”は、この年にデビューしました。これによって日本市場では下降気味だったスニーカー人気を復活させるきっかけを作りました。

SBダンクの登場

また、1999年の終わりには、分厚いシュータンとガムソールを採用した日本限定モデル「NIKE DUNK LOW Pro」が発売され、2002年に満を辞して「NIKE SB DUNK」が登場します。この頃になるとダンクはバッシュからスケーター御用達のシューズ、はたまたストリートファッションにおけるアイコニックなアイテムへと進化していました。さらに、グラフィックアーティストやクリエイター、あるいはカリスマ的スニーカーショップやプロスケーターとのコラボモデルも続々と投入され、スニーカーファンの間でSBは別格扱いされるまでの地位を確立しました。

なぜ今またダンクが人気なのか?

ここで、本題となるダンク人気の理由について説明します。過去の人気が再燃し、今最盛期を迎えているといっても過言ではないダンクですが、人気の理由はどこにあるのでしょうか。一つは過去のスニーカーの人気サイクルの踏襲があると言えるでしょう。史上初のエア搭載バッシュとして1979年にリリースされたエアフォース1は、その圧倒的な履き心地と形の美しさから人気が殺到、次に1985年、マイケル・ジョーダンの鮮烈なデビューとともに人気を博したエアジョーダンシリーズ、そして1990年代はエアマックスが人気を博しました。

最大の要因として、1990年〜2000年代、原宿(裏原)を中心に大流行したストリートファッションのリバイバルムーブメントがあげられます。これは日本に限ったことではなく、世界的な流行であり、ルイヴィトンのデザイナーにヴァージルアブロー(オフホワイト)が就任したり、ディオールのデザイナーにはキムジョーンズの就任など、ハイブランドがストリートファッション出身のデザイナーを次々と起用し、アパレル業界全体がストリートファッションのエッセンスを取り込むかたちで流行しています。当時のストリートファッションが再注目されるということは、その当時流行っていた最高にクールなフットウェア、つまりダンクというわけです。

スニーカーブーム再来の理由

さて、ダンクの歴史と人気の理由について書き綴ってきたわけですが、先の通り、いま空前のスニーカーブームが再来しています。このブームの特徴は、ファッションの流行に敏感な若者層からの支持はもちろん、40代や50代をも魅了しているという特徴です。

1990年代に巻き起こったスニーカーブームの時に、憧れつつも経済的な理由で指を咥えて眺めるしかなかった少年(少女)たちも、いまでは立派な社会人(40代)となり、スニーカーに費やせる金銭的余裕が生まれました。そんな彼らの需要もあって、現在のスニーカーブーム(特にダンクブーム)となりました。

さらに、現在のスニーカーブームで特筆すべきは、活況なスニーカーのリセール市場です。アメリカの「StockX」を発端に、日本でも「SNKR DUNK(通称スニダン)」や「モノカブ」といったオンラインによる個人間売買のC2Cサービスが立ち上がり、スニーカーブームをさらに加速させています(現在モノカブはスニダンに吸収されるかたちで統合)。

ダンク誕生35周年の節目でNIKEが推しているモデルである

ダンク誕生35周年の節目でNIKEが推しているモデルであるという点です。1985年発売のダンクは2020年で発売から35周年を迎え、過去発売されたモデルの復刻や、様々なアーティストやブランドとのコラボレーションなど、メーカーであるNIKEが様々なプロモーションを行い、ダンクをプッシュしています。

様々なブランドやアーティストとのコラボレーションによる話題性

様々なブランドやアーティストとのコラボレーションによる話題性です。ダンクは1990年代後半から以前の流行時も様々なコラボレーションをおこなっており、それは2020年代現在の再流行でも同様です。ファッションアイコン、インフルエンサーであるヴァージルアブローやトラビススコットも普段から私物としてダンクを愛用しており、その着用により一般層までダンクの人気が広まりました!また両者はダンクとのコラボレーションも行っており、そのモデルも高い人気を誇っています。ここで近年発売され人気を博しているコラボレーションアイテムを一部紹介します。

ダンクの人気は今後も続くのか

では、このダンク人気は今後未来永劫続いてゆくのでしょうか。これまでの歴史を振り返れば、答えはNoであることは間違いありません。近い将来、ダンクの人気は落ち着きを見せることになるでしょう。しかし、これはダンクの人気が「無くなる」という意味ではありません。現在のエアジョーダンやエアフォース1と同様程度の新作リリースに数が抑えられ、今ほどの熱狂的な争奪戦ではなくなる、というレベルに落ち着くのだと考えられます。

また、エアフォース1やエアマックスの新作は店頭に並ぶのに対し、エアジョーダン1のハイカットモデルなどは引き続き抽選販売がメインとなっていることから、ダンクも同様に人気の高いローカットモデルなどは今後も抽選販売でしか売られないよう、NIKEが供給をコントロールしそうです。更に、ダンクの人気の終焉がスニーカー人気の落ち着きにつながると噂もあります。

過去、ダンクの人気の終焉以降、ダンクに続く次なる人気モデルの登場は長らくなかったことから、スニーカーは冬の時代を迎えました。現在もエアフォース1やエアジョーダンの人気に続く形でダンクが大きなトレンドとなっていることから、このダンク人気の終焉がスニーカー業界のバブル崩壊につながる未来となる可能性は否定できないでしょう。

高値で取引されているダンクはどんなモデル?

ダンクは1985年の発売開始以来、非常に多くのモデルが発売されています。間違いなく当時モノの方が高値で取引されていますが、それはビンテージスニーカーとしての希少価値によって高値がつけられているためです。また、当時モノは、履く用ではなく観賞用としてのコレクター価格である場合が多いため、現在のダンクブームと直接因果関係は無いものと思われます。

では現在、高値で取引されているダンクは、どんなモデルなのでしょうか。それはズバリ足数限定のモデルです。ラッパーのトラヴィス・スコット(カクタスジャック)とのコラボモデルは20万円以上の高値で取引されているほか、シュプリーム、オフホワイト、アンブッシュ、アトモス、ガールズドントクライなど人気アパレルブランドとのコラボモデルも軒並み10万円以上です。

NIKEダンク種類

NIKEのダンクは、主に3つの種類に分けられます。ここでは、それぞれどのようなモデルなのか説明しますね。

 

・DUNK

DUNK(ダンク)は、バスケットシューズとして誕生しました。もともとハイカットとローカットの2種類でしたが、スポーツクラシックのカテゴリーが復刻されてから、ミッドカットが追加されました。

 

・NIKE DUNK PREMIUM

「NIKE DUNK PREMIUM(ナイキ ダンク プレミアム)」は、ダンクの上級機種として登場したモデルです。上質なカーフレザー製の初代モデル以降、特別な仕様の称号として使われてきました。2008年には、”ズームエア搭載”という新たな基準が制定され、ダンクの体系化が進みました。2010年以降はズームエア搭載に限定せず、柔軟な使われ方をしています。

 

・DUNK SB

「DUNK SB(ダンク エスビー)」は、スケートボード用として進化したスケートシューズのラインです。ローカットから始まり、ハイカット、ミッドカットの順番でモデルが追加されました。最大の魅力は、スケートボード用のシュータンが分厚くなっている点です。“SB”のマークが入ったタグも特徴的です。

失敗しないダンクの選び方

こでは、失敗しないダンクの選び方を説明します。特に、コーデ・シーン・バランスなどを考慮して選ぶのは、非常に大切です。

 

・カットのデザイン

スニーカーは、大きく「ローカットタイプ」と「ハイカットタイプ」の2つに分けられます。履き心地やコーデとの相性を考えて、自分に適したデザインを選びましょう。ローカットとハイカット、それぞれの特徴は以下のとおりです。

 

・迷ったらローカットがおすすめ

ローカットは、履き口の位置がくるぶしより下にくるモデルです。すっきりして見えるので、カジュアルなファッションはもちろん、フォーマルなファッションにも合います。また、履き口の位置が低い分軽さもあるので、毎日履くスニーカーとして活躍するでしょう。デザイン・カラーリングともにシンプルなものが多いので、スニーカー初心者やファッション初心者にもおすすめです。

 

・インパクトを出したいならハイカットがおすすめ

ハイカットは、足首部分まで覆われている履き口の位置が高いモデルです。スニーカー自体のインパクトも大きく、派手なカラーリングの靴が多いので、「個性と存在感を前面に出していきたい」と考えている人におすすめです。

サイズ

ダンクを購入する場合は、いつもより0.5~1cm大きいスニーカーを選びましょう。なぜなら、NIKEは欧米の人を対象にスニーカーを作っているからです。欧米の人は足の幅が広い傾向にあり、日本人は足の幅が狭い傾向にあります。そのため、いつも通りのサイズでダンクを購入すると、若干窮屈に感じることもあるみたい。

おすすめダンク5選

ダンクの中でもおすすめモデルを5つ紹介します。どれもある程度のプレミア化はしているものの、リセールマーケットでの入手が比較的容易なものばかりです。

 

・SB ダンク LOW プロPanda Pigeon

ダンクの人気復活はまさしく本モデルのリリースから始まったと言っても過言ではないでしょう。ニューヨークのデザインオフィス「STAPLE」を手がけるジェフ・ステイプルの提案したダンクに鳩の刺繍を入れたモデル「ピジョンダンク」は過去にその人気から発売日に集まったスニーカーヘッズが騒ぎを起こし、警察が出動したこともありました。同日の出来事を記載した新聞記事をソール裏に落とし込み、白と黒でシックにまとめたこの「パンダピジョン」は、モノトーンのダンクをパンダの主食である笹の色にインスパイアされたライトグリーンでキリッと締めています。

 

・SB ダンク LOW プロ x グレイトフル・デッド

アメリカの伝説的なバンド、グレイトフル・デッドのキャラクター、マーチングベアにフィーチャーしたダンクが昨年リリースされました。フワフワした起毛感やNIKEのスウッシュをギザギザにした衝撃の見た目、シュータン部分の隠しポケットなどギミック多数の本モデルは履いているだけで気分が高まります。

 

・ダンク HIGH x アンブッシュ

バイカー文化を意識しスウッシュを巨大化し排気口のように取り付けた本モデルは唯一無二の存在感を誇っています。白×黒のこのダンクが欲しくて、当時各ショップの抽選やSNKRSに張り付いていた方も多いはずです。

 

・ダンク SB LOW x Wasted Youth

Girls Don’t Cryで知られるグラフィックアーティストVERDYの手がける「Wasted Youth(ウェイステッド ユース)」とのコラボレーションダンクです。レザーとデニム生地をパッチワークして作り上げたシックなダンクはギミック満載です。サイドのNIKEナイキのスウッシュロゴは切り離し可能な肉厚なものを外側に配し、内側にはチューリップからスウッシュが飛び出しているようなデザインのものをセット、ヒール部分には金具のフックまで取り付けられています。リセール市場では比較的落ち着いた値段感で取引されており、お買い得です。

 

・SB ダンク HIGH PRO SHARK x OSKI

スウェーデン出身のスケートボーダー、オスカー・ローゼンバーグとのコラボレーションによるダンクのハイカットモデルが2019年末にリリースされました。スウェードレザーでシックにまとめたダンクのスウッシュはサメに形を変え、NIKE SBお得意の快適なクッショニングとスケートボーダーファッションにマッチするようなポップなデザインが人気を集めたアイテムです。

まとめ

NIKEダンクの歴史と人気の秘密についてここまで説明しました、ここまでの人気を得るにはもっと複雑で、NIKEの想像もできないような苦労もあったと思います。そんな歴史を振り返りながらスニーカーを手にするのも面白いかもしれませんね。他にもいろんなダンクが発売されています。自分好みのダンクを是非、探してみてください。

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