使っていないのに、内側がベタベタになってしまう?
ルイヴィトンは様々な国で製造されていますが、ヨーロッパ発祥のブランドです。基本的に西洋の気候に合わせて製造されておりますので、日本の高温多湿は大の苦手としています。また、元々は旅行用バッグをメインに製造していた会社のため、外側の生地は頑丈に出来ていますが、内側はそこまで強くありません。
近年では、世界的な気候変動の影響を加味しているのかは不明ですが、内側にべたつかない素材が採用されるようになりつつあります。しかし、古いヴィトンの財布やバッグへはべたつきが発生しやすい素材が使われています。使い方や保管方法にもよりますが、3~10年以上使わずに放置していると、内側の素材がべたつき始めますので、しっかりとした対策が必要となっております。まず、「空気の流れをよくすること」が重要です。
スペースに余裕があれば、複数のお財布やバッグは適度に間隔を保つことが大切ですので、タンスなら空気まわりの良い上段部分に保存するほうが良いでしょう。ルイヴィトンの財布やバッグの内側には、乾いても固くならない接着剤が使用されており、水分を吸収しやすい性質を持っているため、日本の湿気に弱く接着剤が水分を吸い取ってしまいます。
その溶けた接着剤がシミやべたつき、生地同士がくっついてしまう原因となってしまいますので、乾燥剤を入れることを強くおすすめします。市販されている乾燥剤の中には香り付きのものがありますが、匂いが取り付いてなかなか消せないなんてこともありますので、使用される乾燥剤は無臭の物を選びましょう。また、乾燥剤は入れすぎてはいけません。乾燥し過ぎるとパリパリになり過ぎて革が割れてしまうこともあるので、一つの棚に入れる乾燥剤は1個にしてください。
保管していただけなのに錆びてしまう?
ルイヴィトン製品の多くは、留め具やジッパーに金具が使われています。その金具自体を濡らして放置しているわけでもないのに、気が付いたら錆びていた、なんてことが多々あります。これの原因も湿気です。拭いたり研磨すればピカピカにはありますが、発見が遅れると錆びた部分が劣化して金具自体がポロっと取れてしまい、再生不可になることもありますので、錆が付かないように通気性の良い入れ物に包んで保管しましょう。
変色と焼けって?
ヴェルニラインというエナメル素材を使ったタイプがありますが、この手の素材で特に淡い色には要注意です。適切な扱いを行っていないと、すぐに変色してしまいます。また、ヌメ革にも頻繁に出来てしまう焼けは非常に厄介で、一度焼けたものは二度と元には戻りません。
原因は、直射日光に長い時間当てすぎていることです。紫外線により染料が変化して、変色や退色を促してしまいます。また、革製品全体に言えることですが、水分にとても弱いので、雨に濡れると大きなシミになったりします。突然の雨などで万が一濡れてしまった場合は、必ずすぐに拭いて保管するように努めれば大きなトラブルにはならないはずです。
まとめ
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