隕石とは
隕石(英: meteorite)は、宇宙空間から地球の大気圏に突入し、地球の表面に到達している岩石や金属の塊を指します。これらの塊は、宇宙空間を漂っているものが地球に衝突した結果です。
隕石を手に入れるには?
売っているものを購入する
隕石というとものすごくレアな感じがしますが、実は身近なところで購入可能です。鉱石や化石を専門で取り扱っているところや、東急ハンズのような雑貨を扱う大型店で購入できます。また、メルカリなどをはじめとした、所有者と直接売買を行う方法でも購入することが可能です。
落ちているものを拾う
なかなか出会えるものではないですが、宇宙から飛来したものをたまたま拾うことで手に入れることができます。隕石には、いくつかの特徴があり、「磁性を帯びている」「表面が黒く焦げている」「その地域の鉱物と別の組成になっている」などがあります。しかし、隕石を正確に見極めることは難しく、自宅の屋根を突き破ってきたなどを除いて入手は難しいでしょう。
隕石の売却事情
もしも隕石を手に入れたとして、不要になった場合、ただの石と大差ないですよね。そこで気になるのが「売ることはできるのか?」ということです。ここでは隕石の売却事情についてご紹介します。
隕石を売る場所として候補に挙がるのは、「専門の買取業者」と「インターネットを用いた個人売買」の2種類です。隕石を専門とした買取店はあまりないですが、リサイクルショップでは隕石の買取を行っている場合もあります。
もうひとつの「インターネットを用いた個人売買」では、ネットオークションやメルカリなどのフリマアプリが主に使われています。隕石特有の特徴をもっている隕石は買い手もつきやすく、その隕石がどうしても欲しいというマニアに巡り合えば高額取引も考えられるため、売ることを考える際はこちらも選択肢に入れてみてください。
隕石の買取相場
隕石の買取相場は「希少性」「大きさ(重さ)」という2つの基準で決まります。一般的に隕石は大きく分けて、ケイ酸塩を主成分とする「石質隕石」、鉄とニッケル合金からなる「鉄隕石」、両方の特性からなる「石鉄隕石」の3種類があり、石質隕石に比べ、鉄隕石や石鉄隕石の方が希少性が高くなります。
隕石は数が多いものではないため、明確な金額というのはありませんが、一般的な隕石の買取相場は100gあたり1万円~10万円程度と言われています。しかし、石質隕石かつ隕石特有の特徴がないものであれば、価値がつかないもしくは数百円~数千円にしかならないこともあります。
一方で、隕石にとんでもない金額がつくこともあります。それは、月や火星に彗星や隕石が偶然衝突し、その衝撃で宇宙空間に破片が放り出され、偶然地球に向かって飛んできて大気圏に突入し、大気圏で燃え尽きずに陸地に落下して、それが偶然人間によって発見されるという、数々の偶然が重なった隕石です。過去にはアポロ計画で持ち帰った月の標本を上回る13.5㎏超えの月の隕石がサハラ砂漠で発見され、オークション運営会社クリスティーズが売り出し、提示価格が250万ドル(現在価値で約3億7,000万円)という超高額での取引となり、話題となりました。
隕石の見つけ方
高額で取引される隕石はどうすれば見つかるのでしょうか。
日本では困難
隕石は世界の至るところに落ちていますが、日本で隕石を発見するのは難しいと言えます。これは日本の地理的な側面が大きく関わっています。隕石を探すためには見通しが良く、石や岩がほとんどない場所が見つけやすいポイントといえ、条件に当てはまるのは砂漠や、南極など氷に覆われた場所です。
実際に現在、世界で発見・登録(登録されていないものも多数あり)されている隕石は約6万個といわれており、そのうち日本で見つかったのはわずか50個、南極では約4万個もの隕石が見つかっています。
一攫千金を目指す隕石ハンターたち
月や火星の隕石はとんでもない金額になるため、一攫千金を夢見て隕石ハンターと呼ばれている隕石を専門とした採掘者がいます。隕石の落下や発見の情報が入れば、世界中を飛び回り、隕石を探しています。金属探知機を携えて歩き続けたり、地元の人がすでに拾っていないか聞いてまわります。
まとめ
今回は隕石についてご紹介しました。隕石は見つけることが難しいです。しかし、その価値は物によっては億単位になることもあります。「買取大吉」では自社オークションも行っているため、隕石のような買取の難しいものでも買取れる場合があります。ご相談は無料で行っているため、お気軽にお問合せください。