目次
- 誕生石とは?
- 【世界】1月から12月までの誕生石一覧表
- 1月から12月までの誕生石の意味
- 1月の誕生石:ガーネット
- 2月の誕生石:アメジスト
- 2月の誕生石:クリソベリル・キャッツアイ
- 3月誕生石:アクアマリン
- 3月誕生石:珊瑚(サンゴ)
- 3月誕生石:アイオライト
- 3月誕生石:ブラッドストーン
- 4月の誕生石:ダイヤモンド
- 4月の誕生石:モルガナイト
- 5月の誕生石:エメラルド
- 6月の誕生石:ムーンストーン
- 6月の誕生石:真珠(パール)
- 6月の誕生石:アレキサンドライト
- 7月の誕生石:ルビー
- 7月の誕生石:スフェーン
- 8月の誕生石:ペリドット
- 8月の誕生石:スピネル
- 9月の誕生石:サファイア
- 9月の誕生石:クンツァイト
- 10月の誕生石:オパール
- 10月の誕生石:トルマリン
- 11月の誕生石:トパーズ
- 11月の誕生石:シトリン
- 12月の誕生石:ターコイズ
- 12月の誕生石:タンザナイト
- 12月の誕生石:ジルコン
- 12月の誕生石:ラピスラズリ
- まとめ
誕生石とは?
誕生石とは、生まれた月に割り当てられた宝石のことを指します。
各月に1つまたは複数の宝石が対応しており、その人の守護石として身につけることが多いです。それぞれの石に幸運や健康、成功をもたらす力があるとされ、古くから世界中で親しまれてきました。
誕生石を身につけることで、その石のもつ特別な力や意味を享受できると考えられています。たとえば、1月の誕生石であるガーネットは、情熱や勇気を象徴するとされ、身につける人に活力を与えるといわれています。
誕生石の由来
誕生石の由来は、聖書に記された興味深いエピソードにさかのぼります。
出エジプト記には、イスラエルの大祭司アロンが身につけていた胸当てに12種類の宝石が埋め込まれていた、という記述があります。これらの宝石は、イスラエルの12部族を表していました。
また、ヨハネの黙示録では、新しいエルサレムの城壁の基礎に12種類の宝石が使われていたと描かれています。これらの聖書の記述が、現代の誕生石の概念の基礎となったのです。
古代ローマでは、星座に対応する12の宝石を身につける習慣がありました。彼らは、特定の月に特定の宝石を身につけることで、その石のもつ力を最大限に享受できると信じていたのです。
このような古代の慣習が、現代の誕生石の文化に大きな影響を与えています。
誕生石の歴史
誕生石の歴史は古代から現代まで続いていますが、現在の誕生石の体系が確立されたのは比較的最近のことです。
1912年、アメリカ宝石協会が現代の誕生石リストの基礎となる一覧を発表しました。これが、誕生石の概念を世界中に広める要因になったのです。
その後、1952年には国際宝石商協会が新たな誕生石リストを作成し、2016年には一部の月に誕生石が追加されました。たとえば、6月にはムーンストーンと真珠に加えてアレキサンドライトが追加されています。
このように、誕生石の歴史は常に進化し続けており、時代とともに新しい宝石が加わることもあります。古代からの伝統を受け継ぎながらも、現代のニーズに合わせて柔軟に変化しているのです。
【世界】1月から12月までの誕生石一覧表
以下の表は、1月から12月までの誕生石を一覧にしたものです。各月に対応する主要な誕生石と、国ごとに異なる誕生石を記載しています。誕生月に複数の誕生石がある場合は、自分の好みや意味合いに合わせて選ぶことができます。
誕生月 | アメリカ | 日本 | イギリス | フランス |
1月 |
ガーネット |
ガーネット |
ガーネット |
ガーネット |
2月 |
アメジスト |
アメジスト クリソベリル・キャッツアイ |
アメジスト |
アメジスト |
3月 |
アクアマリン |
アクアマリン 珊瑚(サンゴ) アイオライト ブラッドストーン |
アクアマリン |
ルビー |
4月 |
ダイヤモンド |
ダイヤモンド モルガナイト |
ダイヤモンド |
ダイヤモンド |
5月 |
エメラルド |
エメラルド |
エメラルド |
エメラルド |
6月 |
ムーンストーン 真珠(パール) |
ムーンストーン 真珠(パール) アレキサンドライト |
ムーンストーン 真珠(パール) |
ムーンストーン |
7月 |
ルビー アレキサンドライト |
ルビー スフェーン |
ルビー スフェーン |
スフェーン |
8月 |
ペリドット スピネル |
ペリドット スピネル |
ペリドット スピネル |
ペリドット スピネル |
9月 |
サファイア クンツァイト |
サファイア クンツァイト |
サファイア ラピスラズリ |
サファイア クンツァイト |
10月 |
オパール トルマリン |
オパール トルマリン |
オパール |
真珠(パール) アクアマリン |
11月 |
トパーズ シトリン |
トパーズ シトリン |
トパーズ |
トパーズ |
12月 |
ジルコン ターコイズ |
ターコイズ タンザナイト ジルコン ラピスラズリ |
ターコイズ |
ターコイズ |
1月から12月までの誕生石の意味
各月の誕生石には、それぞれ固有の意味や特徴があります。ここでは、1月から12月までの誕生石について、その意味や由来、特徴をご紹介します。自分の好きなブランドや必要な場面に合わせて使ってみてください。
1月の誕生石:ガーネット
ガーネットは、深い赤色が特徴的な宝石です。その名前は、ザクロの種子に似ていることから、ラテン語の「granatum(ザクロ)」に由来しています。
古くから「勇気」や「情熱」の象徴とされてきたガーネットは、身につける人に活力と勇気を与えるとされ、新しい年の始まりにふさわしい石です。
また、友情や忠誠心を表す石としても知られており、大切な人への贈りものとしても人気があります。
ジュエリーブランドのカルティエやティファニーでは、ガーネットを使用したエレガントなネックレスやリングが展開されています。
2月の誕生石:アメジスト
アメジストは、紫色の美しい石英の一種です。名前はギリシャ語の「amethystos(酔わない)」に由来し、古代ギリシャでは酔いを防ぐお守りとして使われていました。
「心の平和」や「精神の安定」を象徴する石であるアメジストは、ストレス解消や精神的な癒しの効果があるとされ、瞑想やヨガの際に使用されることもあります。
また、創造性を高める効果もあるといわれ、芸術家や作家にも愛用されています。
ファッションブランドのシャネルやクリスチャンディオールでは、アメジストを使用した上品なイヤリングやブローチが人気です。
2月の誕生石:クリソベリル・キャッツアイ
クリソベリル・キャッツアイは、独特の光の効果が特徴的な宝石です。名前は、ギリシャ語の「chrysos(金色)」と「beryllos(緑色の宝石)」に由来しています。
この石は、光を当てると猫の目のような光の帯が現れることから「キャッツアイ」とも呼ばれています。
「洞察力」や「直感力」を高める石ですが、困難な状況を乗り越える力を与えるともいわれ、ビジネスパーソンや学生に人気があります。
高級時計ブランドのパテック フィリップでは、クリソベリル・キャッツアイを文字盤に使用した限定モデルが存在し、コレクターの間で高い評価を得ています。
3月誕生石:アクアマリン
アクアマリンは、透明感のある青色が特徴的な宝石です。名前はラテン語の「aqua(水)」と「mare(海)」に由来し、まさに海の色を思わせる美しさを持っています。
「平和」や「冷静さ」を象徴とするアクアマリンは、ストレスを和らげ、心を落ち着かせる効果があるとされています。
また、コミュニケーション能力を高める石としても知られており、プレゼンテーションや重要な会話の際のお守りとして使われることもあります。
ジュエリーブランドではブルガリやヴァンクリーフ&アーペルなど、アクアマリンを使用した爽やかで上品なネックレスやブレスレットで使用されています。
3月誕生石:珊瑚(サンゴ)
珊瑚は、海中に生息する生物の骨格から作られる宝石です。
その美しい赤色や淡いピンク色が特徴的で、古くから装飾品として珍重されてきました。珊瑚は、「長寿」や「健康」を象徴する石とされています。
この宝石は、身につける人に活力を与え、健康を守るとされており、幸運を引き寄せる石として商売繁盛のお守りとして重宝されています。
高級ジュエリーブランドのミキモトでは、珊瑚を使用した伝統的な和の美しさを感じさせるアクセサリーが展開されており、日本の文化を大切にする方々に愛されています。
3月誕生石:アイオライト
アイオライトは、深い青紫色が特徴的な宝石です。その名前はギリシャ語の「ios(紫色)」と「lithos(石)」に由来しています。
「直感力」や「創造性」を高めるとされるアイオライトは、心の奥底にある才能や可能性を引き出す効果があるとされ、自己実現を目指す人々に人気です。
また、アイオライトは旅の安全をもたらす石としても知られており、旅行が好きな方へのプレゼントとしても適しています。
ファッションブランドのルイ・ヴィトンでは、アイオライトを使用したモダンでスタイリッシュなリングやペンダントが展開されており、若い世代から特に人気です。
3月誕生石:ブラッドストーン
ブラッドストーンは、深緑色の地に赤い斑点が特徴的な宝石です。その名前は、キリストの血を象徴するとされる赤い斑点に由来しています。
「勇気」や「強さ」を象徴とするブラッドストーンは、身につける人に精神的な強さと勇気を与えます。困難な状況に立ち向かう際にはお守りとして使えるでしょう。
また、ブラッドストーンは浄化の力を持つとされ、ネガティブなエネルギーを取り除く効果があるといわれています。
スポーツブランドのナイキでは、ブラッドストーンをモチーフにしたリストバンドが限定販売され、アスリートやスポーツ愛好家の間で話題となりました。
4月の誕生石:ダイヤモンド
ダイヤモンドは、その輝きと硬度で知られる最も有名な宝石です。その名前はギリシャ語の「adamas(不滅の)」に由来しています。
「純粋」や「永遠の愛」を象徴する石であり、身につける人に強さと勇気を与えます。特に結婚指輪やエンゲージリングとして広く使用されてきました。
また、ダイヤモンドは成功と繁栄をもたらす石としても知られており、ビジネスシーンでも人気があります。
高級ジュエリーブランドのハリー・ウィンストンやグラフでは、大粒のダイヤモンドを使用した華やかなネックレスやティアラが展開されており、セレブリティや王族にも愛用されています。
4月の誕生石:モルガナイト
モルガナイトは、淡いピンク色が特徴的なベリルの一種です。その名前は、アメリカの実業家J.P.モルガンに由来しています。
「愛」や「優しさ」を象徴とするモルガナイトは、心を穏やかにし、愛情深い関係を築く助けになるとされています。また、ストレス解消の効果があるため、忙しい現代人にも人気です。
ジュエリーブランドのティファニーでは、モルガナイトを使用したロマンティックで女性らしいデザインのリングやイヤリングが展開されており、特に若い女性に支持されています。
5月の誕生石:エメラルド
エメラルドは、鮮やかな緑色が特徴的な宝石です。その名前はギリシャ語の「smaragdos(緑色の石)」に由来しています。
「希望」や「再生」を象徴とするエメラルドは、身につける人に安らぎを与えるだけでなく、精神的な疲労回復に効果があるといわれています。また、知性と洞察力を高める石として、学者や研究者にも愛用されてきました。
高級ジュエリーのカルティエでは、エメラルドを使用した優雅で気品あふれるネックレスやブレスレットが展開されており、特別な日のアクセサリーとして人気です。
6月の誕生石:ムーンストーン
ムーンストーンは、その名の通り月のような神秘的な輝きが特徴的な宝石です。
光を当てると青白い光の帯が現れる現象(アデュラレッセンス)が美しく、古くから月の石として崇められてきました。
「直感力」や「女性性」を象徴する石であるムーンストーンは、感情のバランスを整え、創造性を高める効果があるとされています。また、旅の安全をもたらす石としても知られており、旅行者のお守りとしても人気です。
ファッションブランドのシャネルでは、ムーンストーンを使用したエレガントで神秘的なデザインのリングやブローチが展開されており、洗練された大人の女性に支持されています。
6月の誕生石:真珠(パール)
真珠は、海の中で生まれる奇跡の宝石です。貝の中で形成される有機宝石として、その独特の光沢と優雅さで多くの人々を魅了してきました。
古代エジプトのクレオパトラは、真珠を溶かしたワインを飲んだという逸話が残っています。これは真珠の価値の高さを示すエピソードとして有名です。
真珠が象徴する「純粋」や「誠実」という意味は、その形成過程に由来します。小さな異物を核として、長い年月をかけて美しい真珠に成長していく過程は、人間の成長や精神的な純化を連想させます。
ジュエリーデザイナーのココ・シャネルが、「真珠を身につけると、自分自身の美しさに気づく」と語っています。
6月の誕生石:アレキサンドライト
「昼はエメラルド、夜はルビー」と呼ばれるアレキサンドライトは、その変幻自在の色彩で人々を魅了します。
この宝石は1830年、ロシアのウラル山脈で発見されました。当時のロシア皇太子アレクサンドルの成人式の日に発見されたことから、その名が付けられたという逸話があります。
アレキサンドライトの持つ「バランス」や「変化」という象徴的な意味は、その特異な性質から生まれました。光の当たり方によって色が変化するこの宝石は、人生の変化や適応力の重要性を教えてくれます。
ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドは、「アレキサンドライトとは、人生の多面性を表現する最高の宝石だ」と評しました。
7月の誕生石:ルビー
情熱の赤い輝きを放つルビーは、古くから「宝石の王」として崇められてきました。その鮮やかな赤色は、生命力と勇気の象徴とされ、多くの王族や貴族に愛用されてきました。
英国のエリザベス女王が所有する「プリンス・オブ・バーマ」と呼ばれる巨大なルビーは、その美しさと価値で世界中を魅了しています。ルビーの「情熱」や「勇気」という意味は、その燃えるような赤色が由来です。
古代の戦士たちは、ルビーを身につけることで勇気を得られると信じていました。現代でも、チャレンジや重要な決断の際にルビーを身につける人が多いのは、この伝統が受け継がれているからかもしれません。
7月の誕生石:スフェーン
スフェーンは、その独特の輝きと多彩な色調で知られる宝石です。ギリシャ語で「くさび」を意味する名前を持つこの宝石は、その結晶構造から名付けられました。
中でも特に人気が高いのが、虹色の輝きを放つ「レインボースフェーン」です。「創造性」や「精神的な成長」を象徴するスフェーンは、アーティストや作家など創造的な職業の人々に好まれています。
有名な小説家のガブリエル・ガルシア=マルケスは、執筆中はいつもスフェーンのペンダントを身につけていたという逸話があります。彼は、この宝石が創造力を刺激し、新しいアイデアをもたらすと信じていたそうです。
8月の誕生石:ペリドット
オリーブグリーンの輝きが特徴的なペリドットは、古代エジプトで「太陽の宝石」と呼ばれ、崇められていました。
エジプト最後の女王クレオパトラが愛用していたエメラルドの中には、実はペリドットが含まれていたという興味深い説もあります。
また、ペリドットの「幸福」や「調和」という意味は、その穏やかな色調が由来です。ストレスや怒りを和らげ、心の平和をもたらすと信じられています。
現代の心理学者の中には、ペリドットの色彩が人間の心理に与える影響について研究している人もいます。その結果、ペリドットの色を見ることで、実際にストレスレベルが低下するという興味深い報告もあります。
8月の誕生石:スピネル
スピネルは、その多彩な色彩と高い輝きで知られる宝石です。歴史的に、スピネルは長い間ルビーと混同されてきました。
英国王室の王冠に飾られている「ブラック・プリンスのルビー」も、実はスピネルであることが後に判明しました。この逸話は、スピネルの美しさと価値を物語っています。
「活力」や「情熱」を象徴するスピネルは、その多様な色彩から、さまざまな感情や状況に対応できる柔軟性を表すとも言われています。現代のジュエリーデザイナーたちの間で、スピネルの人気が高まっているのは、この多様性が現代社会のニーズに合っているからかもしれません。
ファッションデザイナーのヴェラ・ウォンは、「スピネルは、現代女性の多面的な魅力を表現するのに最適な宝石だ」と評しています。
9月の誕生石:サファイア
サファイアは、深い青色が特徴的な宝石ですが、ピンクや黄色などさまざまな色のバリエーションがあります。その名前はギリシャ語の「sappheiros(青い石)」が由来です。
「誠実」や「知恵」を象徴とするサファイアは、身につける人に冷静さと洞察力を与えるとされ、特に重要な決断や学習の際のお守りとして使われることがあります。
また、サファイアは精神的な安定をもたらす石としても知られており、瞑想や精神修養を行う人々にも人気です。
高級ジュエリーブランドのハリー・ウィンストンでは、サファイアを使用した気品あふれる優雅なデザインのネックレスやイヤリングが展開されており、特別なイベントや晩餐会での装いとして選ばれています。
9月の誕生石:クンツァイト
クンツァイトは、淡いピンクから濃いラベンダー色まで幅広い色調を持つ宝石です。その名前は、アメリカの宝石学者ジョージ・フレデリック・クンツにちなんで名付けられました。
「愛」や「平和」を象徴とするクンツァイトは、身につけることで、心の安らぎと精神的な調和をもたらすとされ、ストレス解消や感情のバランスを整える効果があるといわれています。
また、人間関係を円滑にする石としても知られており、コミュニケーションスキルの向上を目指す人々に人気です。
ジュエリーブランドのポメラートでは、クンツァイトを使用したモダンでロマンティックなデザインのリングやペンダントが展開されており、特に若い女性から支持を得ています。
10月の誕生石:オパール
オパールは、その内部でさまざまな色彩が遊ぶ独特の輝きが特徴的な宝石です。その名前はサンスクリット語の「upala(貴重な石)」が由来です。
また、「創造性」や「希望」を象徴する石とされています。身につける人の想像力と創造性を刺激するとされ、芸術家や作家など創造的な職業の方々に愛用されています。また、感情を浄化し、ポジティブな思考に効果的です。
ジュエリーブランドのダミアーニでは、オパールを使用した幻想的で魅惑的なデザインのネックレスやブローチが展開されており、特別なイベントや芸術関連の集まりでの装いとして人気があります。
10月の誕生石:トルマリン
トルマリンの魅力は、その多彩な色彩にあります。赤、緑、青、黄色など、まるで虹のような色の豊かさを持つこの宝石は、「癒し」や「保護」の象徴とされています。
古代エジプトでは、トルマリンが長い旅の途中で地上に降り立った虹の破片だと信じられていました。この伝説は、トルマリンの多彩な色彩を美しく説明しています。
ジュエリーデザイナーのパロマ・ピカソは、トルマリンを使用した作品で有名です。彼女は「トルマリンは、人生の多様性を表現する最高の素材」と語っています。
実際、トルマリンの持つエネルギーの浄化作用は、現代の忙しい生活を送る人々にとって、心の安らぎをもたらす存在となっています。ビジネスパーソンや学生の間でトルマリンのペンダントやブレスレットが人気なのは、浄化作用が評価されているからでしょう。
11月の誕生石:トパーズ
トパーズは、その透明度の高さと多様な色彩で知られる宝石です。
古代ギリシャでは、トパーズに力を与える能力があると信じられていました。この伝説は、トパーズが「成功」や「繁栄」の象徴とされる由来となっています。
特に人気の高いブルートパーズは、その澄んだ青色から「誠実」や「深い愛情」を表すとされ、婚約指輪にも使用されることがあります。
有名な作家オスカー・ワイルドは、トパーズを「思考を明晰にし、創造性を高める石」と評しました。彼の作品「ドリアン・グレイの肖像」には、トパーズの指輪を身につけた登場人物が登場します。
現代でも、トパーズは集中力を高め、目標達成をサポートする石として、ビジネスパーソンや学生に愛用されています。身につける人に自信と勇気を与え、人生のさまざまな挑戦を乗り越える力を与えてくれるのです。
11月の誕生石:シトリン
シトリンは、その明るい黄色から橙色の色彩で、太陽の光を思わせる宝石です。
古代ローマでは、シトリンが悪意から身を守る護符として使われていました。この伝統が、シトリンが「喜びの象徴」とされる由来となっています。
シトリンの名前は、フランス語で「レモン」を意味する「シトロン」に由来しており、その爽やかな色彩を表しています。
有名な実業家のジョン・D・ロックフェラーは、シトリンを「成功の石」として愛用していたといわれています。彼は、重要な商談の際にはシトリンのカフスボタンを身につけていたそうです。
現代でも、シトリンは金運や商売繁盛のお守りとして人気があり、特に起業家や営業職の人々に好まれています。
12月の誕生石:ターコイズ
ターコイズは、その鮮やかな青緑色で古くから人々を魅了してきた宝石です。
古代エジプトのツタンカーメン王の黄金のマスクにも使用されており、その歴史は紀元前5500年にまでさかのぼります。ネイティブアメリカンの間では、ターコイズは天と地を結ぶ神聖な石とされ、重要な儀式に使用されてきました。
ファッションアイコンのオードリー・ヘプバーンは、ターコイズのジュエリーを愛用していたことで知られています。彼女は「ターコイズは、私に幸運と自信をもたらしてくれる」と語っていました。
現代でも、ターコイズは「成功」や「幸運」をもたらす石として人気があります。特に、新しい挑戦を始める人々や、精神的な安定を求める人々に好まれています。
12月の誕生石:タンザナイト
タンザナイトは、その深い青紫色で知られる比較的新しい宝石です。
1967年にタンザニアで発見されたこの宝石は、ティファニーの宝石学者によって名付けられました。発見された当初、地元の牧畜民マサイ族は、タンザナイトを「青い魔法の石」と呼び、神秘的な力を持つと信じていました。
また、有名な宝石収集家のエリザベス・テイラーは、タンザナイトの美しさに魅了され、大粒のタンザナイトのネックレスを所有していたことで知られています。彼女は「タンザナイトは、私の目の色を美しく引き立ててくれる」と語っていました。
現代では、タンザナイトは「変容」や「高次の意識」を象徴する石として、瞑想や自己啓発に取り組む人々に人気です。身につける人には精神的な成長を促し、新たな可能性を開くきっかけを与えてくれるのです。
12月の誕生石:ジルコン
ジルコンは、その高い屈折率と分散率によって、ダイヤモンドに匹敵する輝きを持つ宝石です。
古代では、ジルコンは睡眠を促進し、知恵をもたらす石として珍重されていました。中世のヨーロッパでは、ペストから身を守る護符としても使用されていたという記録が残っています。
科学者のマリー・キュリーは、ジルコンの放射性同位体を研究し、地球の年齢を推定する手法を開発しました。この研究により、ジルコンは「ときの石」としても知られるようになりました。
現代では、ジルコンは「知恵」や「繁栄」を象徴する石として、学者や研究者に好まれています。
青色のジルコンは、精神的なクラリティと洞察力を高める効果があるとされ、重要な決断や研究に取り組む際のお守りとして使用されています。
12月の誕生石:ラピスラズリ
ラピスラズリは、その深い青色と金色の斑点が特徴的な宝石です。
古代エジプトでは、ファラオの権力の象徴として使用され、ツタンカーメン王の黄金のマスクの目にも使われています。また、ルネサンス期の画家たちは、ラピスラズリを砕いて作った顔料「ウルトラマリンブルー」を最高級の青色として珍重しました。
有名な画家のヨハネス・フェルメールは、「真珠の耳飾りの少女」などの作品で、ラピスラズリの顔料を使用したことで知られています。彼は「ラピスラズリの青は、魂の深さを表現できる唯一の色」と語ったといわれています。
現代では、ラピスラズリは「真実」や「友情」を象徴する石として、主にコミュニケーションを重視する人々に人気です。
まとめ
誕生石は、装飾品以上の意味を持つ特別な宝石です。それぞれの石には固有の力があり、身につける人にさまざまな恩恵をもたらすとされています。もしも、自分には適していない宝石があれば、信頼できる買取店に売り出して鑑定してもらいましょう。