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希少石とは

希少石とは

希少石とは、四大宝石よりも希少価値が高く、高価な宝石のことで、「パライバトルマリン」や「パパラチアサファイア」、「アレキサンドライト」です。希少石は、美しさはもちろんのことですが、耐久性も兼ねそろえています。しかし、生産性が非常に少なく、店頭に並ぶことはほとんどありません。そのため、生で見たことがある人は少ないでしょう。

世界三大希少石

世界三大希少石」と呼ばれている宝石をご存知でしたか。「世界三大希少石」とはアレキサンドライト、パライバトルマリン、パパラチアサファイアの3つの宝石のこと。それぞれの石についてご紹介していきます。

世界三大希少石とは

宝石の中でも、希少性が高い石を希少石と呼びます。そして、その中でも、世界3大希少石と謳われる宝石があります。それは、アレキサンドライト、パパラチアサファイア、パライバトルマリンです。

 

【アレキサンドライトについて】

アレキサンドライトは昼と夜の光によって色が変化する、不思議な宝石。劇的に変わる色の変化を「アレキサンドライト効果」と呼んだり、「昼のエメラルド、夜のルビー」と表現されたりしています。

ロシアでは「皇帝の宝石」とも呼ばれるほど、特別な石です。1830年、ロシアのウラル地方で発見され、1834年に後のロシア皇帝アレキサンドル2世にちなんで名付けられました。またロシア帝国軍の色が赤と緑であることからも大注目。幸運を呼ぶとも信じられていました。現在では、ロシアの鉱山はほぼ枯渇。スリランカ、東アフリカ、ブラジルでも採掘されますが、上質な石は非常に稀です。

 

・アレキサンドライトの特徴

原産地:インド、マダガスカル、タンザニア

色:緑色がかった青、青緑、深緑、すみれ色や深紅、赤紫、紫、オレンジに変化

属性:クリソベリル

硬度:8.5

屈折率:1.746〜1.755

比重:3.73

 

・アレキサンドライトの特性とは

宝石学では、色が変わるクリソベリルをすべてアレキサンドライトと呼びます。変化する色によって名称が異なるということはありません。アレキサンドライトの色の変化は純粋な光源によるものです(純粋な自然光から純粋な白熱光、例えば太陽光からロウソクの火など)。

興味深いことに、カラーチェンジ効果はアレキサンドライトに限ったことではありません。サファイアやガーネットなど、色が変化する宝石は数多くあります。しかしアレキサンドライトが見せる色の変化の幅は、天然石の中では突出しています。エメラルド同様、インクルージョン(内包物)はアレキサンドライトに共通する特徴です。

インクルージョンは宝石と地球との自然界における関係を示しています。人工のアレキサンドライトが普及していることを考えると、インクルージョンはむしろ人工の偽物と本物を見分ける美しい証拠とも言えるでしょう。アレキサンドライトは希少性があり、それぞれの結晶のカラットと美しさを最大限に生かすようにカットされるので、形や大きさが多様です。

 

【パパラチアサファイアについて】

サファイアには様々なカラーがあります。数あるカラーの中でも最も希少で高い評価を得ている石がパパラチアサファイア。「サファイアの王」と称されています。「パパラチア」とはスリランカのシンハリ語で「ハスの花」を意味します。ハスの花に似ていることから名づけられました。

パパラチアサファイアの色はオレンジがかったピンク色です。その色の範囲よりもピンクが強ければピンクサファイア、オレンジが強ければオレンジサファイアとなります。パパラチアサファイアとして認められるには非常に狭い色範囲です。そのため産出量が非常に少なく、とても希少な宝石となっています。

 

・パパラチアサファイアの特徴

原産地:スリランカ、マダガスカル、タンザニアなど

色:ピンクとオレンジの中間

属性:コランダム

硬度:9

屈折率:1.762~1.770

比重:4.00

 

・パパラチアの語源は何でしょうか

「パパラチア(padparadscha)」は実際には、サンスクリット語とシンハラ語の二つの単語、「パドマ(padma)」と「ラガ(raga)」が変形したものです。「パドマ」はハスの花の意味ですが、「ラガ」は一語で色、魅力、欲望、リズムという意味を合わせ持つ言葉です。興味深いことに、もともとの言葉はより広い意味で使われ、古代にはルビーの種類を指していたこともありました。

 

【パライバトルマリンについて】

他のトルマリンとは一線を画すパライバトルマリン。ネオンのような、青〜緑の鮮烈な色が美しい宝石です。蛍光性の強い鮮やかなブルーを生み出しているのは銅が含まれていることによります。とても歴史の浅い宝石で、産出地が発見されたのは1987年。

ブラジルのパライバ州で発見されたため、パライバトルマリンと呼ばれるようになりました。その後アフリカ諸国からも見つかり、これらの産地も含めてパライバトルマリンと呼ばれています。1989年に宝石市場に登場し、パライバトルマリンの美しさに世界は熱狂。価格が一気に高騰しました。産出量が極めて少なく、とても希少な宝石です。

 

・パライバトルマリンの特徴

原産地:ブラジル、モザンビーク、ナイジェリア

色:ブルー〜黄みがかったグリーン

属性:トルマリン

硬度:7~7.5

屈折率:1.624~1.644

比重:3.06(+0.20、-0.06)

 

・パライバトルマリンの歴史

1987年8月、ブラジル人探鉱者エイトール・ジマス・バルボーザによってパライバトルマリンの産出地を発見しました。ブラジルのパライバ州の丘陵地にきっと良い宝石があると信じて7年間掘り続け、やっと最初のパライバトルマリンの結晶を掘り出しました。

パライバトルマリンの産出地が最初に発見されたのはブラジルのパライバ州ですが、同様の色と化学組成の石は今では近くのリオ・グランデ・ド・ノルテ州でも見つかっています。

最後に

今回は、世界三大宝石(希少石)についてご紹介しました。美しい宝石は、この地球から生まれたものと考えると、地球や宇宙のすばらしさを実感します。山脈に、あの美しい宝石が埋まっているなんて地球は、全てのバランスが整った星なのだと思います。

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