目次
ゴシェナイト産出国
・アメリカ:ゴーシェン/Goshen
・マダガスカル:全域
・ナミビア:全域
・インド:オリッサ/Orissa
・ロシア:ウラル山脈/Ural mountains
・パキスタン:ギルギット/Gilgit
・ブラジル:ミナスジェライス/Minas Gerais
・アフガニスタン:クナル/Konar
・カナダ:全域
・ナイジェリア:全域
・ザンビア:全域
・スリランカ:全域
と様々な国と地域で取れます。
ゴシェナイトの宝石言葉
ゴシェナイトの石言葉には、『気品』という意味が込められています。
【ゴシェナイトの意味・石言葉一覧】
気品、霊的存在への進化、癒しと覚醒、笑いと喜び、陽のサンクチュアリ、恩恵、縁起物、ワンネス、さみしさの払拭、リフレッシュ、魂の次元上昇、友愛、平和、共感、チャクラバランス、エネルギー循環、高度なコミュニケーション、自然界、共存、宇宙意識、厳か、高次の存在、親密な沈黙
ゴシェナイトの特徴
ゴシェナイトは上述の通り、ベリル(和名:緑柱石)の中でも無色透明な物を指しています。ベリルのカラーは宝石中に含まれる成分によってそのカラーが発色するものですが、ゴシェナイトはベリリウムを主成分とするケイ酸塩鉱物です。なお、無色透明なゴシェナイトですが、ほとんどの物はブルーやピンク系など他のベリルの特徴が混じってしまうため、純粋な無色透明なゴシェナイトとなると『ホワイトベリル』等とも呼ばれ非常に希少とされます。
ダイヤモンドの模造品としてのゴシェナイト
ゴシェナイトはダイヤモンドに匹敵する高い屈折率を持っており、その輝きもダイヤモンドに非常に近いものを持っています。その為、ゴシェナイトは模造ダイヤモンドやダイヤモンドの類似品として長らく使用されてきました。因みにフォルスネームとした『ライン・ダイヤモンド』と呼ばれる模造ダイヤモンドは基本的にゴシェナイトです。
ゴシェナイトは、白または無色のベリルと呼ばれることもあります。それは、透明で無色でアルカリを含むベリルの品種です。クォーツ、トパーズ、ジルコン、サファイアなどの他の白または無色の宝石と混同されることがよくあります。ダイヤモンドと混同される可能性がありますが、火、分散、硬度が不足しているため、はるかに価値のあるダイヤモンドと簡単に区別できます。
ゴシェナイトの透明度と光沢
ゴシェナイトは無色透明の宝石品質のベリルです。ほとんどのゴシェナイトの宝石は非常に「きれい」で、エメラルドとは異なり、インクルージョンがありません。カットして磨くと、ゴシェナイトはワックス状からガラス質の光沢があります。ベリルの透明度は透明から不透明までさまざまですが、宝石には透明な素材のみが使用されます。ゴシェナイトには、基底のピナコイドと平行に走る不明瞭な劈開があります。このため、宝石カッターは通常、劈開を最小限に抑え、耐久性と最大の光沢を確保するために宝石をカットします。
ゴシェナイトのカットアンドシェイプ
ゴシェナイトは、ほとんどの場合、ジュエリーではなく宝石コレクターにファセットされていますが、それでも高級ジュエリーを見つけることができます。ゴシェナイトは他のベリルと同様に非常に耐久性があるため、あらゆる形状やスタイルにカットでき、宝石の手頃な価格に優れているため、主流のジュエリーでの使用に非常に適しています。ゴシェナイトは宝石用原石のカボションとして仕上げられることは少なく、エメラルドとは異なり、通常はステップカットスタイルでは見られません。
ゴシェナイト治療
ゴシェナイトは、比較的入手可能で手頃な価格であるため、通常は未処理です。その豊富さにもかかわらず、最高品質でプレミアムサイズのゴシェナイト標本は非常に高い価格を取得することができます。ゴシェナイトは時々処理され、明るく鮮やかな色を生成します。しかし、この扱いは常に評判の良い宝石ディーラーによって開示されるべきです。一部のゴシェナイトは、銀や他の着色されたホイルの裏地を使用することで、色と分散を強化することができます。
ゴシェナイトの名前の由来
完全な無色のゴシェナイトは希少石の一つと挙げられているそうです。名前の由来はゴシェナイトが発見されたアメリカのマサチューセッツ州のゴシェンに因んでいるそうです。
まとめ
今回は、ベリルの中でも無色透明なベリル『ゴシェナイト』についてご紹介しました。ベリルと言えば緑のエメラルドや美しい赤色を示すレッドベリル、透き通ったアクアマリンなどが思い浮かぶように、希少な宝石がたくさんある鉱物として有名です。その中でも無色透明の名物がゴシェナイトと呼ばれ、完璧な無色透明なものとなると非常に希少で高額価格で取引されます。ゴシェナイトはダイヤモンドの模造品としても利用されていたほど強い輝きを持つ宝石ですので、キラキラした宝石が好みの方は是非手に入れてみてはいかがでしょうか。