アメジストの素材、産地
英名:Amethyst
和名:紫水晶(むらさきすいしょう)
産地:ブラジル、ウルグアイ、インド、ロシア、南アフリカ、メキシコ、アメリカ
成分:SiO2
硬度:7
比重:2.65
色:紫、薄紫、緑
光沢:ガラス光沢
へき開性:なし
アメジストの特徴
アメジストは石英(水晶・クォーツ・クリスタル)の変種で、濃淡さまざまな紫色の色彩を持ち、宝石・鉱物として大変人気があります。謙虚、心の平安、愛の守護石、癒やし、気品の象徴。古代ギリシアのローマでは、アメジストには酒の酔いを防ぐ効能があるとされていました。アメジストの名前は酒に酔わないという言葉に由来しています。
日本では紫色は最も気高い色とされており、古くは「冠位十二階」で最高位の色として使われているなど、特別な意味を持つ色です。中国では皇帝だけが身に付ける事を許された色とも言われています。アメジストは、水晶の変種の中でも高位に位置しており、希少性や歴史を兼ね備えた天然石といえるでしょう。疲れた心に癒しを与え、後ろ向きな気持ちを前向きにしてくれます。インスピレーションを高めてくれます。不幸を退けるお守りとして身に付けられています。
アメジストのヒーリング効果
◎真実の愛を守り抜く
◎恋愛成就
◎お酒の悪酔い、二日酔いの予防
◎人生で迷わない
◎邪悪なものから身を守る
◎直感力を高める
◎心にやすらぎを与える
◎ストレスを和らげる
◎インスピレーションを高める
◎不眠を改善する
アメジストの石言葉
「誠実」「心の平安」「謙虚」「敬虔」があります。
アメジストをおすすめしたい人
◎大切な人との愛を深めたい
◎ポジティブな毎日を過ごしたい
◎閃きやインスピレーションを得たい
◎不眠を改善したい
◎商売運を向上したい
◎不運を退ける
◎心配・怖れ・不安を解消したい
◎人間関係のストレスを減らしたい
アメジストはスピリチュアルな力を高く保有しています。ネガティブな気持ちをポジティブに、愛を守り抜く強さや不運から身を守る力を与えてくれます。素敵な出会いを呼ぶ石と言われることもあります。
アメジストの組み合わせ
「始まりの予感」
インカローズ・ピンクアメジストの組み合わせ。「愛の花」薔薇を象徴する石、インカローズ。華やかなレッドピンクカラーは、みずみずしさにあふれています。まるで、今朝咲いたばかりの花のよう。憧れの気持ちと、感動をわきたてさせるほどの美しさを誇ります。花びらで輝く朝露のようなピンクアメジスト。希少なタイプのアメジストです。非常に透明感が高く、インカローズの華やかさに清純さをプラスしてくれています。美しい花の香りが漂うようなデザイン。新たな始まりを予感させる組み合わせです。
<アメジスト+シトリンの組み合わせ・相性>
アメジストとシトリンの組み合わせは、自分がまだ気がついていない未知の能力(潜在能力)を高める効果があるといわれています。一緒に身につけることで、持ち主の環境を浄化し、活性化させてくれる相性です。今までに経験したことのない仕事をするときに、持ち主を強力にサポートしてくれるでしょう。
<アメジスト+ルチルクォーツの組み合わせ・相性>
アメジストとルチルクォーツの組み合わせは、非常に強力な浄化作用と保護作用で、困難や邪気を追い払う効果があるといわれます。邪気を払い、願望達成のためのサポートをするとされる相性です。マイナス感情を浄化し、心身の健康を取り戻してくれるともいいます。人間関係のトラブルにもよいでしょう。
<アメジスト+チャロアイトの組み合わせ・相性>
アメジストとチャロアイトの組み合わせは、ネガティブなエネルギーを強力に浄化し、外部の邪念から守る効果があるといわれます。自分の聖域を守りたい人におすすめの相性です。恐怖が邪魔をして前進できないときにもパワーを与えてくれるでしょう。持ち主の意志を貫けるように導いてくれるとされます。
<サファイア+アメジストの組み合わせ・相性>
アメジストとサファイアの組み合わせは、心を落ち着け、冷静な思考を育み、優れた知力と集中力を高める効果があるといわれます。特に仕事や勉強などにおすすめできる相性です。集中力を高め、知的好奇心を旺盛にしてくれるでしょう。考え方や生活を見直したいときにも、力になってくれるといわれます。
<アメジスト+スギライトの組み合わせ・相性>
アメジストとスギライトの組み合わせは、持ち主の心に染み入る落ち着きをもたらし、神秘的な力を高める効果があるといわれます。高いヒーリング効果をもつとされるパワーストーン同士の相性です。神聖な気持ちになりたいときに適しています。また、病気療養中の人や人生の転換期の人にも良いでしょう。
綺麗なアメジスト
上質なアメジストを見分ける特徴はとてもわかり易く、紫色の濃さと透明感がポイントです。アメジストには紫色、褐色、灰色がかったものがありますが、紫色が濃いほど上質といわれていて、価値があります。石全体の透明感はポイントで、透き通っている方に価値が高いとされています。
主な原産地はブラジルやウルグアイ、インド、ロシアなどが知られていて、中でもウルグアイ産は上質な品質のものが多く採掘されています。ウルグアイで産出されるアメジストは、他の産地と比較しても紫色が非常に美しいことが特徴です。粒の大きいものがあまり採掘されないことから、全体的に小粒に見えますが、品質の高いものが多いので、産地を参考にすることもおすすめです。
また、アメジストはモース硬度が7ととても繊細な宝石です。保存状態や扱いが悪いと、宝石の表面に細かいキズがついてしまうことがあります。また、熱や紫外線に弱く、変色しやすいので注意しましょう。上質なアメジストを見分けるときには、細かい傷の有無や変色していないかをしっかりと確認したいものです。
アメジストの保管方法
アメジストは直射日光に長い時間当てていると、色あせします。パワーストーンの浄化と言えば日光に当てる石も多く、またパワーをためたりしてお手入れすることば多いですが、アメジストの場合は原因です。また、お手入れの際は使用後、乾いた柔らかい布で汗などを丁寧に拭き取ることをおすすめします。アメジストは硬すぎず、柔らかすぎない宝石なので、他の宝石とぶつかると表面に細かい傷がついてしまうことがあります。柔らかい布でくるんで保存したり、ネックレスやピアスは吊るして保管するなど、他のジュエリーとぶつからないように賢く保管することが大切です。
まとめ
アメジストは、上品な紫色の輝きを特徴の水晶です。透明感があり、紫の色味が濃いほど上質で価値が高いとされています。原石を部屋のインテリアとして飾る方は多いですが、2月の誕生石でもあり、ブレスレットやピアス、ネックレスなどのジュエリーとして身につける方が多い宝石です。硬すぎず柔らかすぎない宝石のため、他の宝石とぶつかってしまうと表面に細かい傷がついてしまう可能性があります。
また、熱や紫外線に弱く、変色の原因となります。アメジスト自体が持つ色合いが品質を左右することはもちろんですが、傷や変色を防ぐことが重要なので、品質を保つために保管の際には十分な注意が必要です。