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価値が下がらないジュエリーの特徴
ジュエリーを選ぶ際には、デザインや素材、そして「リセールバリュー」も考慮することが大切です。もしもブランド選びで迷うなら、中古でも人気のジュエラーを選ぶことで、資産としての価値も兼ね備えることができます。
希少性の高い宝石・素材を使用している
ジュエリーのリセールバリューは、宝石や素材の希少性によって決まります。リセールバリューとは、一度購入したジュエリーを再販する際の価値を指します。
希少価値の高い宝石や素材、特に純度の高い金やエメラルドなどを使用していれば、安定した市場価値を保ちやすく、値下がりしにくいとされています。
宝石や素材、そしてデザインの希少性を検討することで、価値が落ちないジュエリーを賢く手に入れることができるでしょう。
ブランドのネームバリューが高い
有名ブランドは高品質な製品づくりで、長年にわたる信頼性が築かれています。
その歴史ある実績から、多くの人々がブランドの品質やデザインに価値を見出しており、知名度が高いほど、購入後も資産価値を維持しやすいのです。
つまり、ネームバリューが高いブランドのジュエリーは、中古でも高値で取引されやすく、長期間にわたって価値を維持する傾向があります。
ジュエリー購入時に資産価値を考慮すべき理由
ジュエリーを購入するなら、デザインだけでなく資産価値を意識することで、将来的に多くのメリットが得られます。それはなぜなのか、その理由についてくわしく見ていきましょう。
趣味嗜好が変わるかもしれないから
ライフスタイルや、ファッションの好みは変わりがちです。そのため、資産として評価されるジュエリーを選ぶことが賢明です。
将来的に手放すことを考えるなら、資産価値があれば中古でも高く評価されることを期待できます。後々、好みに変化があった場合に、スムーズに売却できるでしょう。
新商品を買いやすくなるから
資産価値が高ければ、リセールバリューも高いため、不要になったジュエリーを高値で売却することができます。ジュエリーは換金性が高く、売却が容易です。
その資金を次の購入に充てることで、金銭的負担を抑えつつ、新たなジュエリーを手に入れられるでしょう。
将来の資産として役立つから
ハイブランドのジュエリーは価値が下がりにくく、長期的に考えても資産としての役割を果たします。特に有名ジュエラーや希少価値の高い素材のものは、投資としても利益を得られる可能性があります。
将来、子どもや家族に引き継ぐなら、耐久性やデザインを重視することをおすすめします。しかし、引き継ぐ相手がいないなら、購入時にリセールバリューも考慮すると良いでしょう。
価値が下がらないジュエリーブランド一覧
それでは、高級ジュエリーブランドとして知られるハイジュエラーをご紹介します。これらのメゾンは、それぞれに特有の魅力と価値を持ち、リセールバリューが高いことで知られています。
ハリー・ウィンストン
ハリー・ウィンストン(HARRY WINSTON)は、1932年に創業された高級ジュエリーブランドです。
歴史は比較的浅いものの、世界五大ジュエラー内での格付けは最も高く、価格帯もきわめて高めです。希少価値の高いダイヤモンドを使用したアイテムを多数展開しており、代表的な「リリークラスター」コレクションや、特にマリッジリングで人気を集めています。
ダイヤモンドへの強いこだわりで知られ、高度なカッティング技術やデザイン力にも定評があり、特別なジュエリーとして世界中で愛されています。中古市場でも100万円以上で取引されることも珍しくないため、高いリセールバリューが魅力の一つだといえるでしょう。
ヴァンクリーフ&アーペル
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、1906年にフランスで誕生したジュエリーブランドです。
四葉のクローバーをモチーフにした「アルハンブラ」は、ブランドを象徴するコレクションとして広く知られています。世界五大ジュエラーの一つであり、創業時から現在まで高い人気を誇っています。
また、ヴァンクリーフ&アーペルの製品は高価格帯のため、中古市場でも安定した需要があります。新品に比べて手頃な価格で購入できる中古品は注目されやすく、自然とリセールバリューも高くなるのです。
カルティエ
カルティエ(Cartier)は、1847年に創業された王家御用達のジュエリーブランドです。瞬く間に世界中で人気を博し、世界五大ジュエラーに数えられ、誰もが憧れるブランドの一つです。
そのため、カルティエのジュエリーはリセールバリューが高く、市場価格が下がらないといわれています。ジュエリーに限らず、「パシャ」「パンテール」「タンク」といった時計コレクションも人気があり、中古市場でも高値で取引されています。
ティファニー
ティファニー(TIFFANY&Co.)は、1837年にアメリカで創業された老舗ジュエリーブランドです。創業180年を超える伝統を持ち、世界五大ジュエラーの中では、比較的リーズナブルな価格帯で購入できるブランドです。
特に「キング・オブ・ダイヤモンド」と称されるほど、ダイヤモンドに強いこだわりを持ち、「オープンハート」や「バイザヤード」などの定番デザインも高い評価を受けています。
中古市場では、ダイヤモンドを使用したアイテムが高値で取引されることが多いです。
ブルガリ
1884年にイタリアで創業されたブルガリ(BVLGARI)は、ルビーやサファイアなどの色鮮やかな宝石を使ったジュエリーを展開しています。
ローマ建築のコロッセオから着想を得た「ビー・ゼロワン」や、蛇をモチーフにした「セルペンティ」など、大胆で独創的なデザインで多くの人々を魅了しています。
世界五大ジュエラーであるブルガリは、世界中に多くのファンを持っています。そのため中古市場ではジュエリーに限らず、時計やバッグなどのアイテムも高額で取引されています。
ショパール
1860年にスイスで時計ブランドとして誕生したショパール(Chopard)は、その後ドイツで宝飾品ブランドへと成長しました。
長年にわたりカンヌ映画祭のオフィシャルパートナーを務め、最優秀賞トロフィーの製作を手掛けるなど、その確かな実績で知られています。
ショパールは、ダイヤモンドの品質基準「4C」の中でも特に「透明度」にこだわり、その澄んだ輝きで人々を魅了しています。幾何学的デザインのアイスキューブコレクションは、男女問わず高い人気を誇ります。
ブシュロン
1858年にフランスで創業されたブシュロン(BOUCHERON)は、パリ五大ジュエラー・グランサンク(偉大なる5)の一つです。
伝統的なモチーフを現代的に昇華させたオリジナルな作品が特徴で、ヴァンドーム広場の石畳を模した「ディアマン」などが人気です。
ブシュロンは、GIA(米国宝石学会)が定める基準に基づき、Gカラー以上で透明度VSクラス以上のダイヤモンドのみを使用しています。また、異なる色や素材を組み合わせたキャトルシリーズも世界中で高い評価を得ています。
ショーメ
1780年にフランス・パリで誕生したショーメ(Chaumet)は、店主とナポレオンとの偶然の縁から、ヨーロッパの王室御用達ブランドへと成長しました。
シンプルでクラシカルなデザインが人気で、飽きが来ない美しさが特徴です。ダイヤモンドへのこだわりが強く、GIA(米国宝石学会)の厳しい基準を満たしたもののみを使用しています。
日本人の好みに合うシンプルなデザインも魅力の一つです。
ダミアーニ
1924年にイタリアで創業したダミアーニ(DAMIANI)は、ジュエリー界のアカデミー賞とも称される「ダイヤモンド・インターナショナル・アワード」を数多く受賞しています。
ダミアーニのダイヤモンドは、国連の規制を遵守し、紛争の資金源にならない原産地から調達されています。すべてのジュエリーは、宝石のセッティングから貴金属の整形、仕上げまで職人たちのハンドメイドで丁寧に仕上げられています。
ジュエリーを高価買取してもらうためのコツ
高価なジュエリーも、保管方法や使用方法、そして売却のタイミングを誤ると価値が下がってしまいます。ジュエリーのポテンシャルを最大限活かし、できるだけ高く売るには押えるべきポイントがあります。
付属品を揃えておく
購入した際に付いていた、すべての付属品を揃えてから査定に出すことがポイントとなります。
外箱や保証書、鑑定書(鑑別書)など、できるだけそろえていたほうが高価買取につながります。査定額が大幅に変わることがあるため、すべて保管しておきましょう。
また、付属品が揃っていると、アイテムの管理や保管が丁寧に行われていた、という印象を受けます。買取業者からの信頼度も高まるので、ぜひ実践してください。
高く売れるタイミングで売る
購入したジュエリーが今高い価値を持っていたとしても、この先同じ価値を変わりなくキープしてくれるとは限りません。
どんな製品にも当てはまることですが、新品に近い状態であるほど高価買取が可能となります。ブランド品は、発売から年月が経つと買取価格が下がる傾向にあります。
需要や市況の変動によって価値が変わるため、最適なタイミングを逃さないように、「もう使わないかな」と思ったら、市場価値が高いうちに売りましょう。
ジュエリー買取専門店で売る
ジュエリーを高く売るポイントは、専門の鑑定士・査定士がいるお店に持っていくことです。
査定する人によって買取価格に差が出やすいため、経験が浅く知識が少ないと、ジュエリーが持つ本来の価値を見抜くことができません。
特に宝石やブランド品などは、明確な相場があるわけではないため、安く見積もられてしまうことがあります。実績があるプロが在籍しているお店を選びましょう。
使用しないとわかったら早めに売る
もう使用する予定がないなら、ジュエリーは早めに売却したほうが良いでしょう。ブランドジュエリーは時間と共に価値が下がることが多く、長期間保管するのは賢明ではありません。
さらに、経年による状態の劣化も、本来の価値を下げる原因になります。「いつか売ろう」と考えているジュエリーがあるなら、早めに査定することで高価買取のチャンスを逃さないでしょう。
簡単なメンテナンスをしておく
普段からできる限りキズや汚れを防ぎ、状態を良好に保つことが大切です。そのため定期的なメンテナンスを行いましょう。
また、査定前にジュエリーのお手入れをすることも、価値を上げるポイントの一つです。査定額はジュエリーのコンディションに大きく影響されるため、目立つ汚れを軽く拭き取っておきましょう。
ただし、デリケートな宝石や貴金属は、無理なメンテナンスは避けてください。やわらかい布で優しく拭くだけで十分です。
複数店舗で査定に出す
買取価格を比較することも忘れずに行ってください。同じジュエリーアイテムでも業者で価格が異なるため、複数社の査定を受けることで、最も高い価格を提示してくれるお店に出会えるはずです。
また、信頼できる買取業者を選ぶためには、口コミやレビューをチェックし、評判の良い業者を選びましょう。その買取業者がブランド品の正確な価値を、きちんと理解しているかどうかもチェックポイントです。
まとめ
ジュエリーを所有するなら、美しいデザインや素材の品質に加え、将来的なリセールバリューも重要な要素です。投資としての価値が高いジュエリーブランドは、将来的な資産でありその品質と信頼性が評価されています。
もしも購入するジュエリーに悩んでしまったなら、今回ご紹介したハイジュエラーブランドの中から選べば間違いないでしょう。