直射日光の当たらない場所で保管
宝石によっては熱や紫外線によって変色し、品質が劣化してしまうものがあります。直射日光の当たる窓際などでの保管は控え、ジュエリーボックスにしまって通気性がよく気温の変わらない場所で保管をするようにしましょう。
乾燥剤や防虫剤と一緒に保管をしない
間違った保管方法として多くあげられるのが、乾燥剤と一緒に保管をすること。「カビが生えないように……」などといった理由からこのように保管をしてしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、ジュエリーには適度に湿気が必要です。乾燥剤を入れることでよけいに宝石を劣化させてしまう可能性があるので、保管する際には乾燥剤の使用は控えましょう。
こまめな洗浄を徹底
ダイヤモンドなど、宝石によっては油分を吸着しやすい特性を持つものがあります。油分は、皮脂をはじめ、お化粧品・香水などにも含まれているので、思ってもみないところで油分によるダメージを与えてしまうことも。 付着してしまった油分はこまめに洗い流してあげることが大切です。洗い方は、ぬるま湯でやさしく洗い流してあげるだけ。洗剤カスが残ってしまうと劣化の原因になるので、洗剤は使用しません。また、歯ブラシなどでゴシゴシと磨くという方もいらっしゃるかもしれませんが、傷の原因になるのでこれもNGです。細かい箇所はつまようじなどを使って、少しずつ優しく洗ってあげましょう。
狭い場所にごちゃごちゃと保管しない
宝石はそれぞれ硬度が違うので、ひとつのジュエリーボックスにたくさん詰め込んでしまうと宝石同士がぶつかり擦れて、傷をつけ合ってしまいます。ジュエリーボックスにしまう際はゆとりを持たせて、重なったりぶつかったりしないように丁寧に保管しましょう。 また、「ネックレスを外してそのまま放置していたら、チェーンが絡まって解けなくなってしまった……」なんて経験、きっと一度はありますよね。実はこれも上手に保管できていない証拠です。ネックレスが絡まる原因は金具部分が動いてあそんでしまうこと。チャック付きの小さな小袋に入れ、金具(留め具)部分だけを袋から出してチェックを閉じて保管しましょう。これでチェーンが絡まるのを防ぐことができます。 ジュエリーボックスの選び方やポイント ピアスやネックレスなど、小さいものも多く散らかりがちなアクセサリー類。大切なジュエリーやアクセサリーは、ジュエリーボックスを活用することでキレイに収納できます。 定位置を決めることで紛失を防ぎ、身支度もスマートに。また、内側がやわらかい生地でつくられているジュエリーボックスを選ぶことで、繊細なジュエリーが破損してしまう心配も少なくなりますよ。
こまごまとしたアイテムをスッキリ整頓し、洗練されたお部屋にするべく、まずは選び方のポイントをまとめました。
ジュエリーボックスについて
◆容量で選ぶ
ジュエリーボックスを選ぶときは、手持ちのアクセサリーの種類や数をチェックしましょう。指輪、ピアス、ブレスレット、ネックレスなど、どの種類のアクセサリーをどれくらい収納したいかによって適したアイテムは異なります。 指輪をたくさん持っている場合はリングクッションがついたジュエリーボックスを、イヤリングやピアスが多ければ仕切りスペースが多いものを選ぶと便利です。 ネックレスをたくさん持っている方は、チェーンが絡まないように引っ掛けて収納できるアクセサリーケースを使うのがおすすめですよ。 また、大容量タイプやコンパクトな携帯型など、収納する場所や目的に合わせて選ぶのもいいですね。
◆機能性を重視して選ぶ
ジュエリーボックスを選ぶときには機能性もチェックしましょう。たとえば、鏡つきのジュエリーボックスなら、その場でサッとアクセサリーを身につけることができて便利。忙しい朝にもぴったりです。 また、高価なジュエリーを収納したい方には、鍵つきのタイプがおすすめ。大切なジュエリーをしっかりと保管することができます。 そのほかにも、簡単に移動させることができるキャスターつきのものや、取り外せるトレイつきのものなどがあります。用途に合った機能を選んでみてくださいね。