石の名前ではなく宝石特有の効果!
キャッツアイを特定の石の名前だと思っている人も多いでしょう。ですが、キャッツアイとは本来、一部の鉱物で確認されている宝石特有の効果を示す言葉です。宝石内部には、管や繊維のような形状をした微細な構造物が含まれています。こちらの構造物が密集して平行に並んでいる場合、うまく研磨・カットすると表面に光のすじが現れるんです。この現象を「変彩効果(シャトヤンシー効果)」または「キャッツアイ効果」といいます。光のすじが表面にあると猫の瞳のように見えることから、シャトヤンシー効果が見られる宝石をキャッツアイと呼んでいるんですね。つまり、キャッツアイは石の種類でなく、シャトヤンシー効果に由来する用語なんです。なので、シャトヤンシー効果が出ている宝石であれば、石の種類にかかわらずキャッツアイ宝石といえます。ちなみに、シャトヤンシー効果によって光のすじが見られる宝石は50種類以上にも及ぶといわれています。
パワーストーン
パワーストーンである「キャッツアイ」って様々な色があるのをご存知でしょうか?ピンク・ホワイト・ブルー・グリーンなど、本当に数多くあり色とりどりです。でもこのようなカラフルなキャッツアイは天然石ではありません。実は人工石なのです!人工石と言っても「石」ではなく、ガラスを加工して作られたものです。天然の石だと思っていた方にとってはちょっとショックな話かもしれませんね。でも天然石のキャッツアイ(猫目石)も存在します!ただし天然のキャッツアイは宝石としての価値があるため価格も高いです。一方、人工石の方はかなり安価に手に入れることができます。猫の目のようなキラキラと光っているのも変わりません。天然石と比べると輝き方にムラがありません。アクセサリーとして取り入れればキラキラと光って綺麗に見えます。天然ではなくてもその意味や効果はキャッツアイと同じようなものと言われており、魔よけ・厄除けとしての効果が期待できます。
また金運を上昇させてくれたり、心を安定させてくれるとも言われています。魔よけ・厄除けとしての効果あります。金運アップの効果があると言われています。心を安定させ癒やす効果もあります。様々な色があるので、自分好みの色でブレスレットなどのアクセサリーを作ることもできます。人工石の方はお安く手に入れやすいので、自分でアクセサリーを手作りするのにも向いていますね。唯一の本物、クリソベリルキャッツアイ。クリソベリルキャッツアイ1世紀の終わりには古代ローマ人に知られており、東洋では目と目の間の額に押しつけると「先見の明」が得られると信じられてきました。また原産国であるスリランカでは、「悪魔から身を守る石」といわれていました。19世紀末にはオリエンタルキャッツアイとしてルビーの次に貴重な石と言われダイヤモンドよりも価値が上で、男性の装身具に仕立てられることも多かったのです。パワーストーンでよく見かける安価なクリソベリルキャッツアイは注意が必要です。本物はダイヤよりも高価と言われる高級品です。
クリソベリルキャッツアイ市場価格
3ctで、(1ct=0.2g )
アクセサリークォリティー 30万円
ジュエリークォリティー 80万円
ジェムクォリティー 150万円
市場から見たクリソベリルキャッツアイの評価基準
クリソベリルキャッツアイの価値を決める最大のポイントは、どれだけ鮮やかな「シャトヤンシー効果」が現れているかにあります。 シャトヤンシーとは明るい場所で見る猫の目の瞳孔のように、石の中央にあらわれる光の線が鮮明にあらわれる現象を指しています。 また光源のあたり具合によって色が切り替わる点も面白い特徴です。 このシャトヤンシー効果が強く表れる石ほど評価が高くなります。 クリソベリルキャッツアイの産地 産地が極めて限定されることが影響してか、クリソベリルキャッツアイが宝飾史に登場した回数はそれほど多くはありません。 クリソベリルキャッツアイがクローズアップされた歴史に残る事件といえば、英国王室がエンゲージリングに選んだことが挙げられるでしょう。
19世紀に英国王子がプロシアの王女にクリソベリルキャッツアイの指輪を贈ったことで、英国はじめヨーロッパ各国で一躍人気の宝石となりました。 よく知られたクリソベリルキャッツアイには、アメリカのスミソニアン博物館に所蔵されたスリランカ産「マハラニ キャッツアイ」や英国王室が所有する世界最大の312ctのスリランカ産「ケーキ アイ」があります。 日本ではオリンピック景気に沸いた当時の首相「池田勇人」氏が、スリランカ訪外遊時に1000万円ものクリソベリルキャッツアイを購入したことで話題となりました。 これがきっかけとなり日本女性に「猫目石の指輪」が流行した時期がありました。