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トプカプ宮殿に展示されている宝石 エメラルドの魅力について

トプカプ宮殿に展示されている宝石 エメラルドの魅力について

トプカプ宮殿とは、現ヨーロッパとアジアが出会い、東西の文明が溶け合う国際都市トルコ共和国のイスタンブールにある宮殿で、オスマン帝国時代の建造物です。オスマン帝国とは、トルコ系のイスラームの大帝国として13世紀末から第一次世界大戦後まで、600年以上にもわたって存続しており、最盛期の16世紀には、東ヨーロッパ、西アジア、北アフリカにまたがる広大な領域を支配し、ヨーロッパ諸国を圧倒した一大帝国です。そんななか、トプカプ宮殿は、オスマン帝国の第7代皇帝メフメト2世の命によって、建造されたと言われています。
イスタンブールは「ヨーロッパとアジアの架け橋」、「東西の交叉点」などと称されるように、ボスポラス海峡を境に、西がヨーロッパ、東がアジアに分れる。メフメト2世がトプカプ宮殿を築いたのは、ヨーロッパ側の旧市街の細長い半島です。東はボスポラス海峡、北は金角湾、南はマルマラ海と、三方を海に守られた丘の上に建ち、ボスポラス海峡が広がる丘の先端からは、ヨーロッパとアジアの2つの大陸を眺めることができます。トプカプ宮殿には4世紀にわたって歴代の皇帝が居住し、オスマン帝国の行政の府となった歴史があります。なお、トプカプ宮殿の名前の由来は、トプカプ宮殿の「トプ」は大砲、「カプ」は門を意味し、ボスポラス海峡側に大砲が設置されていたことが、その名の由来だという逸話があるようです。

262カラットの輝き!! オスマン帝国のエメラルド

262カラットの輝き!! オスマン帝国のエメラルド~ トプカプ宮殿博物館所蔵の「ターバン飾り」に埋め込まれた巨大なエメラルドの質量が推計でなんと262カラットあることが、日本の宝石検査会社の調査で判明したそうです。加工されたエメラルドで100カラットを超えるものは世界的にもまれで、ターバン飾りは歴史的な価値に加え、宝石としても極めて貴重であることが明らかになりました。このターバン飾りは、オスマン帝国の君主、スルタンが公的な儀式などの際に身につけていたもの。縦49ミリ、横42.5ミリ、厚さ16ミリのエメラルドの周りに、計500カラットのダイヤモンドまでちりばめられています。まさに、贅の限りを尽くした品物で、当時のオスマン帝国の大きさ・強さが伝わってきますね。では、当時の力の象徴でもあり、今なお、数多い宝石の中でも人気・知名度の高いエメラルドについてみていきましょう。

エメラルドの意味と特徴

エメラルドは、ダイヤモンドやルビー、サファイアと並んで世界四大宝石のうちの一つです。べリリウムを主な構成成分とする六角柱状の結晶鉱物「ベリル(緑柱石)」と呼ばれる石から取ることができます。エメラルドのように緑色を呈したベリルには、グリーンベリル(あるいはミントベリル)と呼ばれるものがあります。両者の違いは、発色のもととなっている元素の違いによるものです。エメラルドはクロムやバナジウムが関与したものを言い、グリーンベリルには鉄が関与しています。つまり、淡い緑色~緑色をおびたベリルでも、クロムやバナジウム以外の元素が要因の緑色系をエメラルドとは呼びません。ベリルには他にも発色要素の違いによって様々な宝石がありますが、中でもエメラルドはレッドベリルに次いで価値の高い宝石です。

また、パワーストーンとしても人気の高い石で、古来から人々に愛され、重宝されてきました。5月の誕生石としてだけでなく、結婚55周年のエメラルド婚式を記念する宝石としても選ばれています。・5月の誕生石エメラルドの石言葉・身に着ける意味宝石には石言葉(宝石言葉)というものがあります。エメラルドの石言葉は「幸運」です。パワーストーンとしては、エメラルドを身に着けると「愛」と「叡智(えいち)」がもたらされると言われています。古来より誕生石は、「特別な力」を持つとされ、その月に生まれた人々を癒し、護る力を持つと信じられてきました。このエメラルドも例外ではなく、5月生まれの人が身に着けると加護を受けられると言われています。見た目においては、エメラルドが持つ美しいグリーンカラーは、持ち主に上品さ・落ち着きといった印象を与えてくれます。

エメラルドの産地とエメラルドアイル

エメラルドの産地と言えば南米大陸のコロンビアが有名ですが、実は南極以外の全ての大陸で産出されています。コロンビア以外の主な代表的な産地は、ブラジル、ザンビア、ロシアなどです。産地ではありませんが、ヨーロッパに「エメラルドの島」という愛称で呼ばれる国があります。それは北西ヨーロッパに位置するアイルランド共和国です。アイルランドが、エメラルドアイル(Emerald Isle)、つまりエメラルドの島と呼ばれ始めたのは18世紀の事です。

作家ウィリアム・ドレナンが詩の中で母国アイルランドを「ヨーロッパのエメラルド」と呼んだことに由来します。アイルランドのいたる所で見かけることができる、美しい緑の芝草とそれに覆われたなだらかな丘は、アイルランド島全体をエメラルドの島と呼ぶに相応しい美しい光景をつくりだします。ため息が出るような美しい海をエメラルドグリーンと言うように、エメラルドは美しい緑を形容する際の代名詞とも言えるでしょう。

エメラルドの魅力

エメラルドの魅力は言うまでもなくその美しさにあります。もう一つの魅力を挙げるとすれば、その不完全さなのかもしれません。天然のエメラルドは、多かれ少なかれその内部に傷を持ちます。傷がなく、透明で美しすぎるエメラルドは人工的に作られたエメラルドです。人工エメラルドもまた素晴らしい物ですが...天然のエメラルドの持つ「傷」は、完璧な美しさという面では不完全です。しかしそれでもエメラルドは人々を魅了してやみません。

まとめ

エメラルドは、身につける方を際立たせるだけではなく、心を和ませて癒すという不思議な力を秘めています。それは自然が創り上げた不思議な石で、地球からのプレゼントといえるでしょう。宝石はそれが天然である場合、同じものは二つとしてありません。そういう意味では、どんな宝石もそれを所有する方にとって「唯一無二」のものだと思います。そして、トプカプ宮殿には「ターバン飾り」だけではなく、「トプカプの短剣」と言われるこれはまた美しい3つの大きなエメラルドが装飾されたとても豪華な短剣もあります。世界遺産にも登録されており、イスタンブールで大人気の観光スポットであるトプカプ宮殿。ここで紹介したエメラルド以外にも美しい宝石・内装・眺めを楽しむことができます。いつか旅行で訪れてみたい場所の一つです。

 

 

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