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合成ダイヤモンド「ラボ グロウン ダイヤモンド」とは

合成ダイヤモンド「ラボ グロウン ダイヤモンド」とは

ラボ グロウン ダイヤモンドをご存じでしょうか。「ラボ(labo・研究所)」と「グロウン(grown・育つ)」という名前の通り、地上(ラボ)で人工的に生成されたダイヤモンドのことです。今回はそんな合成ダイヤモンドについてご紹介します。

合成ダイヤ【ラボ グロウン ダイヤモンド】とは

天然のダイヤモンドが何億年もの時間をかけて自然と生成されるのに対し、合成ダイヤモンドは数日から数週間という短期間での生成が可能です。

現在の主な合成ダイヤモンド生産国は、中国やロシア、ウクライナ、アメリカ、日本となっています。ダイヤモンドは大きく分けて「天然」「合成(人工)」「模造」の3つが存在します。

模造ダイヤモンドは、名前の通りガラスやプラスチック等を利用しダイヤモンドに見せかけた模造品です。

長い年月をかけて地球内部で生成された「天然ダイヤモンド」に対し、「合成ダイヤモンド」とは、端的に言いますと長年の研究や科学の発展により、人工的に生成することが可能になったダイヤモンドを指します。

また、「合成ダイヤモンド」や「人工ダイヤモンド」と聞いて、工作用の切削道具の刃や研磨器具を思い浮かべる方も多いかもしれません。技術の向上により近年では宝石としての価値も注目されています。

「合成ダイヤモンドは、ダイヤモンドではなく、ダイヤモンドに似せているだけ」と思うかもしれませんが、これは誤解です。

合成ダイヤモンドは、化学成分、結晶構造、光学的特性、物理的特性、これらの点において、天然ダイヤモンドと同一です。

つまり、合成ダイヤモンドは、れっきとしたダイヤモンドであるということ。天然ではないというだけで、ダイヤモンドとして偽物であるというわけではありません。

合成ダイヤモンドの歴史

天然のダイヤモンドと同じ性質を持ちつつ、はるかに手軽に入手できる合成ダイヤモンドは、工業用製品に使われるケースが多くありました。

人工生成技術がまだまだ劣っていた頃は、石としての特性は天然ダイヤモンドと同一であっても、見た目の美しさという点で、合成石ははるかに劣っていたからです。

硬度や熱伝導性といった、見た目以外の特性を活かす道でのみ、活用されていました。

しかし近年、人工的にダイヤモンドを生み出す技術は、非常に高まってきています。肉眼では、天然石との見分けがつかないほどに美しい合成ダイヤモンドも登場しています。

この流れを受けて、合成ダイヤモンドを使ったジュエリーも積極的に販売されるようになっています。

2018年5月には、世界のダイヤモンド市場を制してきた「デビアス(DEBEERS)社」が、宝飾用の合成ダイヤモンドを発売開始するというプレスリリースを発信しました。

ジュエリー市場におけるダイヤモンドの流れが、非常に大きく変わりつつあります。

ここ数年での合成ダイヤモンド【ラボ グロウン ダイヤモンド】流行理由

工業用ダイヤモンドとしての印象が強かった合成ダイヤモンドですが、近年ではサスティナブル(持続可能な)かつエシカル(倫理的)な宝石として、ジュエリー市場が爆発的に急成長しています。

天然のダイヤモンドは採掘に大規模な環境破壊をともない、原石の売買が争いの原因になることもあります。また、採掘場での低賃金労働や児童労働、人権問題などがたびたび問題として取り上げられてきました。

それに対して合成ダイヤモンドは土壌を大量に掘り返すこともなく、労働条件に問題のない研究室や工場で生産されています。

このような点が世界中のセレブやインフルエンサーから愛される理由となりました。

ジュエリー用の合成ダイヤモンドが登場したのは1990年代半ばのことですが、その頃はまだあまり流通しておらず、日本国内のジュエリーショップではほとんど店頭に飾られることはありませんでした。

しかしその後、合成ダイヤモンドの生成技術が向上したことや需要の拡大によって、合成ダイヤモンド市場は急成長します。合成ダイヤモンドは品質が均一で産出量も安定しています。

あらゆるサイズに対応しており、最大で10カラットもの大きさのものからメレーほどの小粒のものまで生成が可能です。

このように安定した供給を見込めるうえに、低価格で調達でき、輝きは天然と遜色ないとなるとジュエリーブランドはもちろんのこと、消費者からの需要も年々拡大しています。

2018年にはダイヤモンドジュエリー市場のうち、3%しか占めていなかった合成ダイヤモンド市場ですが、2021年には22%まで急成長しました。そしてさらに今後、市場はますます成長するものと見られています。

合成ダイヤ【ラボ グロウン ダイヤモンド】のメリット

合成ダイヤモンドは採掘にかかる費用や労働者に支払う賃金が不要なため、天然ダイヤモンドより低価格で販売することが可能です。天然ダイヤモンドに比べ、30〜40%程度安く提供できるようになっています。

合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンド、両者が同じ条件で並べられていたら、多くの人は天然石に興味を抱くのではないでしょうか。

たとえその構造は同じであっても、天然石ならではの歴史にロマンを感じる方は多いはずです。

しかし合成ダイヤモンドには合成ダイヤモンドの魅力があり、近年では、特にヨーロッパを中心に「あえて合成ダイヤモンドを選択する」という消費者も増えてきています。では、あえて合成ダイヤモンドを選択するメリットとは、いったいどこにあるのでしょうか。

・安定した品質の石が入手できる

・天然石と比較すると安価である

・環境問題や発掘問題を誘発しない

人工的に作られた製品の品質は、均一です。天然石のように個性を感じるのは難しいかもしれませんが、逆を言えば、安定して美しいダイヤモンドを入手しやすいということです。

しかも供給量が安定しているため、大きな石でも安価に入手できるでしょう。また、ダイヤモンドの歴史において、発掘による環境問題や発掘に関わる人の労働環境が非常に大きな問題となってきました。

人工ダイヤモンドであれば、こうした問題は引き起こしません。

人工ダイヤモンドを選ぶデメリットは「天然ではないこと」。天然のダイヤモンドには内包物があり一粒一粒に個性がありますが、人工ダイヤモンドは全て同じです。

婚約指輪や結婚指輪に特別な宝石を入れたいと考えた場合、人工ダイヤモンドは希少性や個性が天然よりも劣ってしまうかもしれません。

購入価格が安いということは、売却時の価格も安くなる点がデメリットとなりますが、そもそも売却や手放すことを考えていないジュエリーであれば、人工ダイヤモンドを選んでも、問題ないと思います。

ラボ グロウン ダイヤモンド取り扱いブランド

Pure Diamond(ピュアダイヤモンド)

2016年に設立された合成ダイヤ専門の輸入商社で、天然ダイヤを扱う株式会社APの別会社です。この会社が「ラボグロウンダイヤモンド」の商標登録をしていますが、独占せずに他社に解放しました。

一般社団法人日本グロウンダイヤモンド協会(JGDA)を設立するなど、業界の正しい成長を目指しています。株式会社APが運営する「AFRICA DIAMONDS」の直営2店舗、六本木ヒルズ店と東武池袋店で取り扱っています。

ピンクやブルーのファンシーカラーも。香港の会社が運営するネットショップでルース(裸石)を販売していましたが、現在は終了しています。

SHINCA(シンカ)

150年の歴史を持つ株式会社今与(いまよ)による、日本で初めての合成ダイヤブランド。今与は、ICHAROI(イサロイ)などのブランドを扱う京都の企業です。

2018年10月1日に、IMAYO京都御池店とオンラインショップで販売開始。結婚指輪や婚約指輪はもちろん、ネックレスやピアスなどのジュエリーも豊富です。おそらく一番商品の種類が多いブランドでしょう。カラーレス(無色)の0.2カラット以上のダイヤは鑑定書の有無が選べます。

カラーダイヤは0.3カラット以上に鑑定書がつきます。婚約指輪としても十分な存在感を持つリングが数多くラインナップされています。1カラットのエンゲージリングが30万円以下で購入できます。

TERRA1012(テラ)

老舗ジュエリーメーカーの桑山のグループ企業「株式会社K.C.D」によるブランド。表参道に実店舗があります。(2019年11月オープン)ブライダルリングが充実していて、婚約指輪は0.3カラットが10万円程度、0.5カラットが20万円程度です。

0.2カラット以上の人工ダイヤには鑑定書がつきます。マテリアル(素材)もプラチナ950、K18(18金)としっかりとしたものを使用しています。

指輪の他には、ネックレス、ピアス、ブレスレットがあります。オンラインショップもありますが、ブライダルリングは基本的に表参道店での取り扱いとなります。

ANZ KOBE(アンズ コウベ)

神戸元町に2019年7月にオープンした完全予約制の専門店。基本的には好みのラボグロウンダイヤモンドを選んで、結婚指輪、婚約指輪、ネックレスなどに加工してもらうシステムです。

H&D(エイチアンドデイ)

ファッションブランド「ハピネス&デイ」によるオリジナルブランド。財布やジュエリーを扱うH&Dの中の商品として、人工ダイヤを使ったジュエリーを取り扱っています。

0.3カラットのピアス、0.5カラットのネックレス、1カラットのハーフエタニティリング、といったアイテムがあります。サイトで購入することもできますし、在庫のある店舗をチェックすることもできます。

まとめ

私たちを魅了してくれるダイヤモンドは、人工でも天然でも同じです。合成ダイヤモンドは今後ますます需要が高まることでしょうそうなることにより天然ダイヤモンドの価値も低下すると懸念されています。

もしも手元に使わないダイヤモンドジュエリーがあるのであれば、まだ高く売れる今のうちに売却を考えてみてもいいのかもしれません。

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