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ベルギーダイヤモンドについて

ベルギーダイヤモンドについて

ダイヤモンドの国際品質基準であるDnA基準を満たした「ベルギー共和国認定ダイヤモンド」。チョコレートやワッフルで有名なベルギーですが、実は、ベルギーには世界最大のダイヤモンド取引所があるんです。ベルギーの第二の都市と呼ばれる「アントワープ」は、15世紀、ヨーロッパ最大の貿易港として名を馳せていました。そのため、ヨーロッパに持ち込まれるダイヤモンドは全てアントワープの港で陸揚げされたものだったのです。世界には、全部で16のダイヤモンド取引所があるのですが、そのうち、4つがベルギーのアントワープにあるんです。
世界で最初にダイヤモンドの研磨技術が発明されたのは、15世紀のベルギーでした。1919年にはベルギーの数学者であるマルセル・トルコフスキーにより現在のラウンドブリリアントカットの基礎となる定理が確立されました。ダイヤモンドカットの技術はその後も受け継がれ、改良され、発展しており、アントワープのダイヤモンドカッターは世界で最も高い技術を持つと言われています。

ベルギーダイヤモンドが信頼のダイヤモンドとして認められた3つの理由

① ダイヤモンドの流通量(世界の84%のダイヤがベルギーを経由)が多く最良の原石を選別できる

② カット技術が発明された地であり世界最高峰の研磨技術を持っている

③ 産地証明や模造・中古品でないことがしっかり保障されている

というところにあります。

ダイヤモンドバイヤー

ダイヤモンドの輸入業者と呼ばれる企業が入れる川上マーケットが集散地です。ベルギー・アントワープやイスラエル・テルアビブ、インド・ムンバイ、アメリカ・ニューヨーク、香港などです。

ダイヤモンドの場合、基本的にこの集散地に入れる業者と言えます。ダイヤモンドのマーケットに品物を供給しているのはサイトホルダーと呼ばれる鉱山企業からダイヤモンド原石を買い付ける権利を持つ会社です。ダイヤモンドは、他の宝石に比べて特に強うカルテルが組まれているために、鉱山迄出向いて行っても原石を買い付ける事は基本的にできません。ダイヤモンドの原石を研磨仕上げするためには高い社会的な責任を果たし倫理的に商売をする事をきちんと審査されたサイトホルダーだけなのです。

(※ブリッジ・アントワープブリリアントでは今回鉱山企業からのダイヤモンド鉱山からの原石オファーで選ばれたTOPサイトホルダーが研磨するプロジェクトの導入店舗として選ばれた経緯があります)

集散地と原産地ではダイヤモンド業界に携わる企業が変化します。現残地には鉱山企業が居ますし、集散地にはダイヤモンドを加工する業者と原石と研磨石のブローカー、ディーラーと輸入商社が居ます。

ルビーの集散地と産地について、ルビーなどのコランダムは主に東南アジアで産出しています。主な産地としてはミャンマー・タイ・スリランカなどが挙げられます。その他マダカスカルやモザンビーク、一部オーストラリア等でもルビーサファイアは産出しています。その中で産出国周辺の集散地として有名なのはタイ・バンコクと香港です。エメラルドは南米のコロンビア、ブラジルにザンビア・ジンバブエ等、北極以外のすべての場所で産出、一部ロシアなどでも産出しています。産地は世界中ですが主な集散地はニューヨークやインド・ジャイプールそのままコロンビアなどが挙げられます。他の宝石も同様で世界中で産出していますが集散地や研磨地はなぜか限られます。

宝石に限らず50年くらい前までの世界情勢で考えると、政治と経済が安定していて治安がそれなりに良い場所でなければ研磨地や集散地にはなりえなかかったのです。これは盗難や強盗の問題もありますが、古来高い価値を持つ宝石はお金やゴールドと価値がペッグしていて資産として取引されることが多かった為に、宝石を買う顧客は経済的に高価な宝石加工は経済的に発展していないとできなかったという事も大きな原因となっています。宝石類の他にもチョコレートとカカオ豆やコーヒーなども産地と加工地が違う場合が有り様々な利権が複雑に絡み合っていたと想像できます。

ベルギー領コンゴ

ベルギーが1908~60年の間支配したアフリカの植民地。ベルギー国王の私領地であったコンゴ自由国に取って代わり,1908年ベルギー議会によって樹立されました。ベルギーは公式には温情主義の姿勢をとりました。第1次世界大戦後,欧米の民間企業が多大な投資をして大規模な農園や牧場がつくられ,内陸部では金,ダイヤモンド,銅,スズ,コバルト,亜鉛が採掘されました。第2次世界大戦中は,アメリカ合衆国にとってウランの貴重な供給源となりました。

労働者らは1922年に制定されたベルギーの法律のもと4~7年の契約労働者として働かされました。植民地支配に対し当初から抵抗が起こり,特に1919年に東部の地区で起こった反乱は1923年まで続きました。1920年代には,反ヨーロッパを掲げる宗教集団の活動が盛り上がり,大不況や第2次世界大戦の間も不穏な情勢は広がりました。当時は政治結社が禁じられており,改革を求める人々は文化活動に名を借りて組織をつくりました。

その一例に,1950年に設立された団体「アバコ」があります。1958年,パトリス・ルムンバら数人のコンゴ人指導者が初の全国政党を発足させました。1959年1月にレオポルドビル(今日のキンシャサ)で発生した独立を求める暴動がきっかけとなり,1960年6月30日にコンゴ共和国として独立。(→コンゴ民主共和国)

ダイヤモンド取引の街 アントワープ

Antwerp brilliant アントワープって何ですか?とよく聞かれます。アントワープはベルギー北部の町でダイヤモンド研磨の聖地とも呼ばれる町の名前です。その他アントワープにはベルギー政府主導でダイヤモンドの輸入・加工・再輸出がスムーズに行えるギルド機関AWDCが有り、研磨済みダイヤモンドと原石の取引量は世界最大、なんと総量の8割までもがアントワープを何らかの理由で経由して世界へ輸出されていると言います。またダイヤモンドビジネスと密接な関係のある大きなユダヤ人コミュニティーが有ります。

旅行の本なんかではアントウエルペンと発音しているところも多いみたいです。Webでは半々くらいですかね?宝飾業界ではAntwerp⇒アントワープですので私たちもアントワープと呼びます。ちなみにオランダ語だとAntwerpen(アントウエルペン)フランス語だとAnvers(アンヴェルス)英語ではAntwerp(アントワープ)という具合です。

その他にもネーデルランドやフランダースなどいろいろな呼び方が有りますが、このれはこの地域が要所だったため大国の間で複雑な歴史的背景を持っていた為と思われます。

まとめ

ダイヤモンドは劣化せず、産地による特徴もないため流通しているダイヤモンドのソースを特定することは非常に困難です。世の中には消費者から買い取ったダイヤモンドを再販売する還流ダイヤモンド、人工的に生成した合成ダイヤモンドなどの問題もあります。「買取大吉」では店舗での査定に加え、無料の出張査定も承っております。ぜひお問い合わせくださいませ。

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