目次
小さいダイヤ「メレダイヤ」とは?
「メレダイヤ」を実際に見たことがありますか?どのようなダイヤモンドが「メレダイヤ」と呼ばれ、どんな特徴があるのでしょうか。
メレダイヤの実態について見ていきましょう。
メレダイヤの定義
改めて、どのくらい大きさがメレダイヤと呼ばれるのでしょうか。
日本ジュエリー協会が発行した用語辞典によると、0.1カラット以下のダイヤモンドのことをメレダイヤと呼ぶとのことです。
しかし、買取業界では、0.2カラット以上からダイヤモンドとしての価値がつきます。従って、0.2カラット未満のダイヤモンドはメレダイヤである、と考えてもよいでしょう。現に、アメリカにあるGIA(米国宝石学会)では、0.2カラット未満はメレダイヤと定めています。
ちなみに、「メレ」はフランス語で「小粒石」の意味になります。
メレダイヤの特徴
メレダイヤは17面体に加工されているケースが多く、多くの光に反射してピカピカと輝きます。
そのため、メインの宝石の装飾品として使われることが多く、主役を引き立たせるための補助的な役割を担っています。例えば、指輪の場合は、センターにある宝石の周りに、たくさんのメレダイヤが配置されているデザインが多くあります。
このように、あしらいとして使用されるメレダイヤですが、ネックレスなどのアクセサリーでは主役として、メインに配置されることがあります。
メレダイヤは買取相場が低い
メレダイヤはダイヤモンドの一種ですが、買取相場は比較的安価で査定されるケースが多いようです。
理由は、ダイヤモンドの価値はカラットの数値が大きいほど価値があるためです。最低でも0.2カラット以上なければ、買取業者はダイヤモンドとして見ないので、必然的に買取価格が低下してしまうのです。
メレダイヤは、ダイヤモンドの1カラットの相場を基準に計算されるケースが多いです。1カラットの買取相場は現在、5,000円~14,000円と言われています。例えば、1カラットの相場が10,000円とした場合、0.1カラットのメレダイヤの相場はいくらでしょうか。単純計算で1,000円ということになります。
そのため、メレダイヤは商品に配置されている総量で査定されることが多いです。
小さいダイヤは買取できる?買取相場は?
どのようなメレダイヤであれば買取してもらえるのでしょうか。買取してもらえるメレダイヤの特徴と、現在の買取相場について見ていきます。
購入するときの参考にもなりますので、押さえておきましょう。
小さいダイヤでも買取してもらえる
メレダイヤは、ダイヤモンドとしては小さいと言われますが、0.2カラット未満であっても買取は可能です。
ただし、買取店によってはメレダイヤそのものに評価がつかないケースがあります。メレダイヤは再販ルートが少なく、査定側も宝石の専門知識が相当なれけば難しいためです。
後述でより詳しくお伝えしますが、上記の理由で査定を断られる場合があるので、必ず複数の買取業者をあたってみましょう。
小さいダイヤの買取相場と値段
前述でもお伝えしたように、メレダイヤは小さいため買取相場は安価なことが多いです。
1個あたり、数百円~数千円の相場となります。ということは、メレダイヤの数が多いほど買取価格の値段が上がるということが言えます。
ダイヤモンドはカラット数が大きいほど、相場が上がります。つまり、メレダイヤの合計カラット数が大きいほど、ダイヤモンドと同等の価値に近づくというわけです。
10万円以上の買取にもつながりますので、メレダイヤはたくさん用意しましょう。
小さいダイヤはそもそも査定・買取が難しい?
小さくても、1つひとつが美々しいメレダイヤですが、査定側の視点で見ると、正確に買取査定することは難しいようです。なぜなのでしょうか?
メレダイヤにおける、買取についての現状をお伝えします。
小さいダイヤの査定・買取が難しい理由
メレダイヤもダイヤモンドのように、「4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)」というGIA(米国宝石学会)が定めた基準に沿って評価します。しかし、それを基に見極めるのは、経験が豊富な鑑定士でさえも困難と言われています。
加えて、メレダイヤ1つひとつの単価は安いです。商売である以上、業者側は「利益」を考慮しなくてはなりません。そのため、買取後の諸々のコストを想定した結果、利益が見込めない場合はお断りしてしまうことがあるのです。
以上のような理由から、メレダイヤの査定および買取は難しいのです。
小さなダイヤでも高価買取できるケース
上記のようにメレダイヤの買取は難しいとお伝えしましたが、高価買取できるケースもあります。それは、ブランド品であることです。
ブランド品はネームバリューがあるため、査定額が高くなる傾向があります。日本国内であれば、アガットやツツミ(TSUTSUMI)、ヨンドシー(4℃)などのジュエリーブランドが挙げられるでしょう。
メレダイヤもブランドという付加価値が加われば、査定者の評価が変わります。使用していないものがあれば、ぜひ検討してみましょう。
買取できない店舗もある!断られる3つの理由
前述のように査定することが難しいため、メレダイヤを積極的に買取しない店舗では、査定できない場合があります。どのような店舗が当てはまるのでしょうか。
以下の3つの理由が挙げられます。
ダイヤモンドの買取に注力していない業者だから
当然ながら、ダイヤモンドの買取実績が乏しい業者であれば、きちんとした査定を行うのは困難です。
買取に応じてもらったとしても、経験不足により、他の業者よりも買取価格を低く見積もってしまう恐れがあります。自分が選んだ業者はダイヤモンドの買取実績が豊富にあるのか、きちんと下調べをしておきましょう。
ダイヤモンドに鑑定書がついてないから
ダイヤモンドは0.2カラット以上には鑑定書が付属されていますが、メレダイヤには鑑定書がないことが多いです。
ダイヤモンドは鑑定書をもとに査定しますので、知識が乏しい査定者であればメレダイヤの買取を断る場合があります。
対応する鑑定士がダイヤモンドを鑑定する技量と知識がしっかりあるのか、よく確認しておきましょう。
ダイヤモンドが変色してしまっているから
ダイヤモンドは保管場所の環境や汚れによって変色することがあります。それはメレダイヤも同じです。
研磨すれば色が元に戻りますが、メレダイヤはそれを実行するのが難しいです。なので、お断りしてしまうことがあるのです。
変色を気にせずに買い取る業者もいますので、査定前に相談することをおすすめします。
小さいダイヤを高価買取してもらう5つのポイント
1つひとつが安価で査定されるメレダイヤですが、評価の高いものは高価格が期待できます。どんなメレダイヤが高価買取につながるのか、やるべき5つのポイントについてお伝えします。
日頃のメンテナンスで綺麗にしておく
ダイヤモンドもそうですが、メレダイヤは親油性があるため、皮脂や化粧による油の汚れが付きやすいです。
柔らかい布での乾拭きを日頃から心がけておきましょう。
どうしても汚れが取れない場合は、少量の中性洗剤をぬるま湯で溶かし、それをブラシにつけて優しく磨いてください。磨いたら水で注ぎ、柔らかい布でしっかり拭き取りましょう。
付属品を揃えておく
メレダイヤのアクセサリーなどを購入した際は、保証書や専用ケースなどといった付属品はすべて保管しておきましょう。
買取業者は商品を再販することも頭に入れて査定しておりますので、揃えていればプラス査定される可能性があります。
買取に出す前にしっかり確認しておきましょう。
まとめて買取に出す
メレダイヤは再利用することが難しいため、メレダイヤを1つずつ買取に出してしまうと値段がつかないケースがあります。
先述でご紹介したように、買取業者はメレダイヤを総カラット数で査定しますので、買取する際はまとめて出しましょう。
総カラット数が大きいと、査定してくれる可能性が上がり、高額買取にもつながります。
査定の詳細を聞いて交渉する
査定額が提示されたら、査定者に「この金額になった理由」を聞くことも大事です。
査定者によってはメインの宝石は評価せず、周りにある貴金属だけで査定金額を決めることがあるのです。
メインにあるメレダイヤにはいくらの価値があり、周りの貴金属はいくらの価値があったのか、査定者が決めた内訳を詳しく聞きましょう。
複数業者に査定する
先述でもお伝えしましたが、買取されないケースもあるので、複数の買取業者に価格を見積もってもらいましょう。
比較することで買取業者ごとの強みが把握でき、高価買取につながる交渉もしやすくなります。
最後に決めるのはご自身なので、納得のいく買取を行いましょう。
小さいダイヤの買取業者を選ぶ時のコツ
先述でお伝えの通り、メレダイヤは査定ができないケースがあります。メレダイヤの美しさを熟知している優れた業者様を選ぶには、果たしてどんな基準で見たらよいのでしょうか。
以下の4つのポイントがあります。
宝石専門の買取業者を選ぶ
メレダイヤに限ったことではありませんが、宝石についての知識が豊富にある業者を選ぶことをおすすめします。
知識と経験がなければ、メレダイヤを適正な買取価格で提示してくれることは難しいです。経験が乏しい業者であれば安値で提示されたり、利益を優先してお断りされることがあります。
複数の買取業者を訪問し、納得のいく買取をしてくれる業者を選びましょう。
宝石鑑定のプロがいる買取業者を選ぶ
専門知識だけでなく、宝石鑑定のプロの方がいることも重要です。
宝石鑑定にはいくつかの資格があり、中でも有名なのが、GG(Graduate Gemologist)や、FGA(Fellow of Gemmological Association of Great Britain)といったものです。
査定者がこれらの資格を保有していれば、メレダイヤを適正な価格で提示してくれる期待が持てます。
買取業者に宝石のプロフェッショナルがいるか、よく確認しましょう。
買取実績や買取額がわかる買取業者を選ぶ
買取業者のホームページを調べて、メレダイヤとそれ以外の宝石の買取実績があるか確認しましょう。
買取実績が豊富にあるということは、お客様が納得のいく買取を何度も実現しているということです。そして、納得のいく価格を実現するために、業者側の接客対応も丁寧であったことが伺えます。
口コミなども調べておき、信頼のできる業者を選びましょう。
幅広い買取方法を行っている業者を選ぶ
店舗対応だけでなく、出張サービスやオークションなど、様々な形態の買取サービスを請け負っているか確認することもおすすめです。
仕事などで時間がない場合、出張買取や宅配買取などのサービスがあれば、買取業者に依頼する敷居が下がります。
査定を無料で行ってくれて、宅配も手数料やキャンセル料のないところであれば負担はありません。買取をお願いしたいけど店舗まで足を運ぶのに抵抗のある方は、利用してみましょう。
「買取大吉」では、出張買取サービスを展開しています。
まとめ
メレダイヤは安価であり、場合によっては買取ができないケースがあります。今回ご紹介した買取テクニックを参考に、高価買取につなげてみましょう。メレダイヤの買取価格は、査定者の腕に左右される部分が大きいです。複数の買取業者をリサーチし、「信頼」の度合いが大きい業者にお願いしましょう。