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ダイヤモンドの歴史

ダイヤモンドの歴史

世界一硬いものと言われているダイヤモンド、その歴史とは?

ダイヤモンドの起源は古く、現在見つかっているもっとも古いダイヤモンドは約45億年前にできたものなのだそうです。ダイヤモンドは、地下深くで炭素にとてつもない高温・高圧が加わることでつくられます。マグマの噴出とともに地表近くに出てきたことで紀元前7、8世紀頃に人間の目にふれたと言われていますが、最初は硬いだけの石だと思われていました。

最初にダイヤモンドが発見されたのは、インドの河川でした。ダイヤモンドの原石はあまりに硬いため研磨および加工をすることができず、美しい輝きを秘めていることを人々に知られることはほとんどありませんでした。紀元前の王朝で宰相を務めた人物が記した古代インドの学術書「アルタシャーストラ」には、ダイヤモンドは神秘的な宝石だと記載されています。古代の人々はダイヤモンドに強い魔力がやどっていると考えていたのです。

ですが、当時はルビーの1/8以下の価格だったとも言われています。ダイヤモンドは女性の身を飾る美しいジュエリーではなく、強い力が込められたお守りとして扱われていたようです。1475年にベルギーのルドウィグ・ヴァン・ベルケムがダイヤモンドをダイヤモンドで磨くという方法を発明したことで、ダイヤモンドはその美しさを広く認知されました。当時はダイヤモンドは「インド石」と呼ばれ、インドでしか発掘されないものだとされていたそうです。

ところが、1728年頃にブラジルで発掘されると、19世紀中頃には南アフリカでも採掘が始まりました。現在ではロシア、ボツワナ、オーストラリアなど世界のさまざまな国と地域でダイヤモンドの採掘が行われています。

そもそも硬さを表す単位「硬度」とは?

ダイヤモンドの性質を説明する上で、よく挙げられるのが「硬度」に関する情報です。ダイヤモンドは、非常に硬い石として知られていますよね。宝飾品として目にする機会が多いダイヤモンドですが、その硬さを生かして、工業用品として使われる石も少なくありません。様々な素材よりも「硬い」ということは、カットや加工も行いやすいということ。ダイヤモンドが高く評価されているのは、「見た目の美しさ」とともに「高い硬度」を持っているからだと言えるでしょう。

硬度が高い石は、摩擦やひっかき傷に対する抵抗性が非常に高いということです。この硬度は、ドイツの鉱物学者フリードリヒ・モースによって考案された「モース硬度」という基準によって表現されます。数値が高ければ高いほど、その宝石の硬度は高いということになります。モース硬度において、最も高いランクを示しているのが「硬度10」です。そこから数字が低くなるにつれて、摩擦やひっかき傷に対して弱いということになります。

「世界で1番硬い石」なんて評されることもあるダイヤモンドは、モース硬度の中で唯一「硬度10」に分類されている宝石です。硬度を数値で表しますと、7,000から8,500までの間に位置するといわれています。

ルビーやサファイアとの違いは歴然です。「硬度10と言われても、その硬さをイメージできない!」なんて方には、そのほかの宝石との違いについて検討してみるのがオススメです。先ほどのモース硬度の中で、最高ランクの次にあたる「硬度9」にあたる宝石には、ルビーやサファイアがあります。10段階中9ですから、ルビーやサファイアも十分に硬いことがお分かりいただけるでしょう。しかしルビーやサファイアの硬度を数値で表しますと、1,600から2,000です。ランクとしては「1」しか違わなくても、その差は歴然。ダイヤモンドはほかの宝石とは違い、圧倒的な硬さを誇る石と言えます。

ではダイヤモンドは「世界一硬い」と言えるの?

世界でもっとも硬い石とも言われるダイヤモンドですが、実はそれは一般的宝石のなかでの話です。また、モース硬度以外にも、硬さを示す単位としてはヌープ硬度と呼ばれるものがあります。これは、押し込みに対する硬度を示すものです。そのほか、“割れにくさ”という観点で見ると靱性という基準も存在します。ダイヤモンドは靱性の面でいうと、実はルビーやサファイア以下です。このように、石の硬さにはさまざまな基準があるため、一概に“ダイヤモンドが世界一硬い”とは言えません。上記を踏まえて、ダイヤモンド以上の硬度を持つ石について見ていきましょう。

まずはイスラエルの鉱山で採掘されるカルメルタザイト。酸化アルミニウムを含む石で、非常に高い硬度を誇ります。また、さまざまな発色を持つことから、宝石としての価値も高いと考えられます。次に、ダイヤモンドと構造が似ているウルツァイトです。発見されたのは1967年であり、そこまで新しい石というわけではありません。かなりの高い硬度を持っている点が特徴ですが、透明度の高いウルツァイトはなかなか採掘ができず、宝石としては一般的ではありません。最後は“宇宙一硬い”とも言われるロンズデーライトです。とにかく高い硬度を持っており、ダイヤモンドはもちろん、カルメルタザイトやウルツァイトよりも硬いとされています。

ただし、宝石として用いられることはほとんどなく、工業用の石としての活躍が期待されています。

まとめ

世界一硬い石はまだまだありましたが、あくまで馴染みのある宝石の中では最高級に固いことが分かったかと思います。ただ固いと言っても傷がつくこともあります。ご購入後やご売却の際には大切に保管しておくことをお勧めします。

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