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ダイヤモンドとルビーそれぞれの特徴や価値について

ダイヤモンドとルビーそれぞれの特徴や価値について

宝石の定義としてダイヤモンド・ルビーなど、希少性が高く美しい外観をしている、モース硬度が7よりも高い天然鉱物を指します。モース硬度は、鉱物の硬さを表す尺度のひとつで、1から10までで設定されています。宝石の硬度として定められているモース硬度の数値「7」は、石英という鉱物の硬さと同じです。石英は砂埃の中に多く含まれている物質で、石英以上の硬さを持っていないと経年劣化によって品質が変化してしまうとされています。そのため、宝石の硬さの基準はこの石英のモース硬度7を基準としているのです。
但し、例外的に硬度が7以下であってもオパール、真珠、珊瑚などはその美しさと希少性から宝石として扱われています。また、日本国内においては、社団法人日本ジュエリー協会と宝石鑑定団体協議会が「宝石は天然石と人工生産物に大別され、このうち天然石のみを宝石とする」と定義しています。この定義は、宝石鑑定の際に従うべき基準である「宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法に関する規定」によるものです。
なお、ここで言う「天然石」には、カットと研磨のみを施した天然石だけでなく、カットと研磨以外の人工的な処理(これをトリートメントと言います)を施した天然石も含まれます。

ダイヤモンドの価値は?

ダイヤモンドは、鑑定によってグレードが測定され、グレードに応じて価値や価格が決定されます。ダイヤモンドは原石をカッティングし、研磨した段階では光り輝く硬い石でしかありません。その光り輝く硬い石をダイヤモンドという「製品」に変えるのが鑑定機関です。鑑定機関が鑑定したダイヤモンドの仕様を記載したものが鑑定書です。普通の製品の仕様書と比べてダイヤモンドの仕様はシンプルで分かりやすいものです。

ダイヤモンドの鑑定項目は基本的に重さ、形、色の濃さ、不純物の程度という4つの項目でできています。これは、GIAというアメリカの鑑定機関によって開発され、現在では世界スタンダードになっています。ダイヤモンドにはこのように非常に理解しやすい鑑定書があるため、ダイヤモンドを選ぶ際、特別な眼力や目利きがないことを恐れる必要はありません。逆に、そういった個人の技術や感覚というあやふやなものに頼らず、公正に価値を決定し取引を容易にするために鑑定やグレードが考え出されたのです。

また、一般的な製品がそうであるように仕様書の記載内容自体を検証する必要はありません。鑑定機関がカラーDと言っているのであれば、それはカラーDなのです。鑑定書はダイヤモンドの価値を決定づけるものであるため、どの鑑定機関が鑑定したのかが重要になります。ダイヤモンドのグレーディングの基本である4Cを開発したGIA(米国宝石学会)やベルギーのHRD(ダイヤモンドハイカウンシル)のような国際的な信頼を確立している鑑定書であれば世界中のどこでも通用すると考えられます。

何故、ダイヤは高い?

ダイヤモンドの値段が高いことは、希少性で説明されます。ダイヤモンドは産出量が少なく、ダイヤモンド自体は採れてもジュエリーに使える色や透明度のいわゆるハイグレードなダイヤモンドは数が更に少なくなります。また、取引所価格は、ダイヤモンドの需給だけで決まるのではなく、「ラパポート」というダイヤモンド業界特有の価格指標による影響も受けているのです。ダイヤモンドの価格の仕組みは一般消費財や金融商品と似た部分もあれば異なる部分もあり、ダイヤモンド独自の方法となっています。

ダイヤモンドの次に硬いルビーの特徴

真っ赤な太陽のようなルビーは、7月の誕生石としても知られています。石言葉としては、(情熱の象徴)が代表的でその色彩通りですね。ルビーは、コランダムという鉱物でできています。酸化アルミニウムの結晶であるコランダムは、古代のタミール語、ヒンディー語、サンスクリットでそれぞれルビーとサファイアを表す「kurundam」、「kurund」、「kuruvinda」という語が名前の由来になっています。

実はルビーはダイヤモンドより希少性があります。この60年間で、ダイヤモンドの新しい鉱床が1ヶ月以上の間発見されなかったことはありません。それとは対照的に、ルビーは世界中でわずかな鉱山からしか採掘されません。そしてルビーはダイヤモンドよりも高価です。ニューヨークのサザビーズで1998年10月に売れた16カラットのルビーには、驚くことに363万ドルの値がついたのです。

ルビーは世界で最も高価なジェムストーンのひとつですが、ジェムストーンの例に漏れず、その価値は品質によって価格が決まります。

ダイヤモンドの次に硬いルビーは、割れや破損がほとんど生じない、特に丈夫なジェムストーンのひとつです。そのため、ルビーはさまざまな形や大きさにカットされ、どんな種類のジュエリーにも最適です。 色はルビーの価値を決める一番の要素です。カッティングと大きさも重要で、その次には透明度です。これはなぜでしょうか?クロムによって発色するルビーは、何百万年もかけて地中深くで形成されます。他の影響を受けずに結晶化することはめったになく、多くの小さな不純物(インクルージョン、内包物)はルビーの構造上の特徴となっています。個々の石と地球との自然の関係を記したインクルージョンは、欠点というわけでなく、天然であることを示す魅力的な証明書になっているのです。クラリティーの点では、ルビーはサファイアより透明度が低くなる傾向にあります。

色の好みは個人によりますが、最上のルビーはその発光性により、日光の下でも深く、電光のような赤色をしています。理想的なルビーは淡すぎも暗すぎもしない、濃く、豊かな深紅色です。しかし、ルビーにはさまざまな色や大きさがあるので、結局は自分自身の個人的好みを何よりも優先すべきです。人の好みはさまざまで美しさも見る人次第ですし、ご予算によっても変わってきますね。

通常「シルク」と呼ばれる極微のルチルインクルージョンは、ルビーの標準的な特徴です。微量の「シルク」が均質にあると、柔らかな光と輝きが均等に見られ、ルビーの美しさと価値を引き立てます。 アステリズム、または「星彩」は、反射の効果でジェムストーンの表面に2条以上の条線が見えます。この珍しい現象はルビーとサファイアの両方で見られます。コランダムに見られるアステリズムは、多数の離溶した針状のインクルージョン(シルク)からの反射によるもので、ほとんどの種類ではこのシルクはルチルでできています。 ミャンマーは世界でも最高品質のルビーを産出しつづけています。ルビーの原産地として最も可能性が高いのはスリランカですが、上質なものの産地としてはミャンマー北部のモゴク採石地区があります。そういうわけで、ビルマの王には通り名として「ルビーの王」と呼ばれた人もいました。

かつては珍しく貴重なミャンマー産ルビーの色を形容するのに「ピジョン・ブラッド」が使われていましたが、今ではほとんど使われなくなっています。ミャンマー産ルビーはミャンマー中北部のモゴク渓谷産と、ミャンマー北東部のモン・シュー産があります。モン・シューはモゴクから220キロ南東の、ナム・パン川とサルウィーン川の間にあります。外国人は立ち入り禁止の区域で、道が悪路なため一番近いタウンジーの町からでも14時間近くかかってしまいます。

ミャンマーのシャン州の多くの地域で典型的に見られるように、モン・シューの住民には谷に住むシャン族と、山中に暮らす山地の部族がいます。パラウン族は、ルビーが発見される前は茶を栽培していました。モゴクでのルビー採鉱が6世紀まで遡るのに対して、モン・シューでルビーが発見されたのは1991年のことでした。モゴクでルビー採鉱夫をしていた地元住民が、ナム・ンガの小川に水浴びに行ったところ、足の指のあいだや川岸の小石の中に赤いジェムストーンを見つけたのです。こうして、ミャンマーの近年のルビー・ラッシュが始まり、町の人口はおよそ8千人からピーク時で3万人以上と、一夜にして4倍にも膨れあがりました。これは1993年以降徐々に減っていきましたが、高温トリートメントの出現以来、モン・シューはミャンマー産ルビーのますます重要な産地となっています。

■ダイヤモンドに次ぐ高い硬度を持っている

宝石の硬度を表すときに、よくダイヤモンドが引き合いに出されます。そんなダイヤモンドに次いで硬いとされているのがルビーです。強い衝撃を受けても割れることはなく、熱や光が当たっても劣化しづらい特性を持っています。化学薬品にも強い傾向があるため、お手入れの際に誤って薬品の入ったクリーナーを使ってしまっても大丈夫です。少しの刺激ならば耐えられるほどの靭性が備わっているので、まさに普段使いにぴったりのジュエリーと言えるでしょう。

 

■色の濃さで価値が変わる

確かにルビーは高価値ですが、ただ赤ければ良いというわけでもありません。実は、赤い色の正体「クロム」の含有率が、ルビーの良し悪しを決めているのです。ルビーと呼ばれるものは、クロムが1%含まれたもの。0.1%のものはピンク色になるため、ピンクサファイアに分類されます。クロムの含有率が5%を超えると、その色は灰色に近いものに。エメリーという鉱石に分類され、その価値はほぼ皆無に等しいでしょう。クロムの適度な含有率が、ルビーの価値を生み出す鍵を握っています。

 

■実はサファイアと同じ仲間

ルビーとサファイアは、一見すると別の鉱石のようですが、実際は同じ種類の鉱物からできています。主な構成物となるのは、酸化アルミニウムから成るコランダムという鉱物。これ以外に不純物が混じって、ルビーかサファイアに分かれるのです。ルビーの場合はクロムが1%ほど入っており、一方サファイアは、鉄とチタンが混じっています。しかし大きく分ければ、ルビー以外のコランダムからできる宝石は、すべてサファイアとなります。

まとめ

宝石類は無数に存在し、その価値は大きさ・状態・色味・カット・蛍光性などで大きく変動してきます。特にダイヤモンドやルビーは顕著で、1円玉サイズの物であったのなら石のコンディション次第では衝撃的な取引価格になってきます。高価な値段に見合う魅力のあるルビーやダイヤモンドの魅力が今回の記事で少しでも伝わっていただければ幸いです。

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