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カラーダイヤモンドの希少性

カラーダイヤモンドの希少性

色のついたダイヤモンドは数多くあり、それに伴って希少性や評価のほどには幅があります。本コラムでは、カラーダイヤモンドの種類や特徴などをご紹介します。

カラーダイヤモンドの希少性と種類一覧

ダイヤモンドは一般的に無色透明(カラーレス)が最も評価が高い宝石です。
そのため、一般的なダイヤモンドの品質評価では、黄色がかった色・やや暗い色のダイヤモンドは、宝石業界においては評価が伸び悩んでしまいます。そのような一般的な評価基準がある中で、その希少性から、高い評価を受けるカラーダイヤモンドというものがあります。先ほどは無色透明の高評価の話をしましたが、カラーダイヤモンドはその名の通り色が付いています。今回そのカラーダイヤモンドを希少性の高い順番に並べてご紹介します。ダイヤモンドの希少性をランク付けすると大体下記のようになります。※あくまで目安としてお考え下さい。
カラーダイヤモンドの希少性の目安
S+.レッドダイヤモンド
S.ブルーダイヤモンド
A.グリーンダイヤモンド
A.ピンクダイヤモンド
A.ホワイトダイヤモンド
A.パープルダイヤモンド
A.バイオレットダイヤモンド
A.オレンジダイヤモンド
B.イエローダイヤモンド
B.ブラウンダイヤモンド
B. カラーレスダイヤモンド
C.グレーダイヤモンド
C.ブラックダイヤモンド
上記のように、一定の基準(発色・トーン)がハッキリと見られるカラーダイヤモンドについては「ファンシーカラー・ダイヤモンド」として、一般のカラーレスダイヤモンドとは分けられて品質を評価されます。
さらに、宝石業者の中でも相場が定まりにくく、業者間でもかなりの価格差が生まれるケースが多発しています。そのためカラーダイヤモンドは複数の業者に査定を依頼されることをおすすめいたします。それではカラーダイヤモンドの中でも一番上位に書いた「レッドダイヤモンド」について見ていきましょう。

レッドダイヤモンド

レッドダイヤモンドは最も産出量が少なく、カラーダイヤモンドの中でも一番希少性が高いです。世界に30個程度しか存在しないと言われている程ですので、もはや幻のクラスです。そのため、海外のオークションでは数億円単位で取引されることもあり、まず一般的な市場に出回ることはない代物です。また、幻のダイヤモンドと呼ばれており、ベテランのダイヤモンドバイヤーですらお目に掛れない非常に希少性の高いダイヤモンドです。
レッドダイヤモンドは、希少なピンクダイヤモンドの色見が赤方向に濃くなったものであり、これまでに発見された最大の天然レッドダイヤモンドで5カラット程度、次点が0.95カラットと、もはや1カラット以上のレッドダイヤモンドは存在しないとさえ言われるほどの希少性です。入手ルートは限られた方法しかなく、オークションに出品されたタイミングで数億~数十億円の落札を狙うくらいしか方法はないです。売却も同じく、収集家が集まるオークションに出品するくらいしかルートがないです。他のカラーダイヤモンドと比べてその希少性は別格であり、ダイヤコレクターが追い求める究極の逸品です。ちなみに、最大級のサイズである5.11カラットのレッドダイヤモンド「ムサイエフ・レッドダイヤモンド(Moussaieff Red Diamond)」は今から20年以上前に当時の2000万ドル(約22億円)で売却されています。

まとめ

カラーダイヤモンドの中でも特に希少性が高いことで知られている、レッドダイヤモンドについて紹介してきました。レッドダイヤモンドが他のダイヤモンドと比べて希少性が高いのは、発掘できる量が少ないことが大きな理由になっています。そんな幻のダイヤモンド、手にはできなくても、一生で一回は見てみたいものですね。

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