人気の背景、バケツバッグの流行
多くの人が切望しているエルメスのアイコンバッグですが、入手できるのは、限られた人たちです。幸いなことに、エルメスのハンドバッグの選択肢は増え続けています。多くの場合、ブランドのルーツである乗馬や馬具からインスパイアされたこれらのハンドバッグは、機能美を体現したデザインで、職人技に裏打ちされた、時代を超越したスタイルを提供します。
バーキンやケリーではない、アイコニックなバッグまたは日常使いのエルメスハンドバッグを探しているなら、ピコタンロックがオススメです。ピコタンロックはバケツバッグとして知られているデザインです。このバケツバッグ自体は昔からあり、1500年代の巾着バッグにルーツを見出す場合もあります。
バケツバッグは現代でも人気があります。そのフェミニンなフォルムは、時代を超えたスタイルに若々しいエッセンスを加えます。このバケツスタイルのバッグで言えば、ルイヴィトンのノエもあります。噂によると、ノエは5本のシャンパンを安全に運べるように設計されているそうです。
この遊び心のあるスタイルを贅沢に取り入れたエルメスも例外ではありません。2002年に世界に放たれたピコタンロックは、機能的でスタイリッシュなバッグです。もちろん、エルメスならではのクオリティの高さも魅力です。
ピコタンロック誕生
まず第一に、ピコタンの名前と形状は、まさにエルメスの馬具工房というルーツにインスパイアされています。名前は、馬に与えられる麦の量を指す古いフランス語に由来します。
ピコタンロックのユニークな形とスタイルには、エルメスらしさがしっかり宿っています。このシンプルで楽しく機能的なバッグは、多くのファンを獲得してきました。エルメスで最も愛されているバッグの1つと見なされているのには理由があります。
まず第一に、エルメスの伝統的な品質があります。ピコタンロックは、エルメスの非の打ちどころのないクラフツマンシップを雄弁に表現しています。
第二に、このバッグは機能的です。一見コンパクトに見えますが、実際はかなり広々としています。その結果、必需品などを快適に収納できます。
さらに、開口部が広いため、出し入れが容易です。開口部を閉じる為のストラップが真ん中に渡されており閉じることができます。このストラップはデザインとしても機能しています。
ピコタンロックは軽さも特徴のひとつです。なので一日中快適に持ち運ぶことができます。またカスタマイズもオススメです。最も人気のあるのは、ツイリーをハンドルに巻き付ける方法です。ロデオを付けてもチャーミングですね。
素材
ピコタンロックに使われる素材は、主にトリヨンクレマンスとエプソンが最も一般的で、トリヨンクレマンスはしなやかな質感、エプソンは光沢を帯びたしっかりした質感を与えます。特別なバージョンには、クロコダイルハンドルまたは編み込みレザー、時にはフルクロコ、時にはツートーン、そしてウール フランネル ボディのものが存在します。その裏地のない中身は、カジュアルな外観と軽量さを増しています。
ピコタンロックカーゴなど、キャンバス地のものもあります。カーゴバーキンと同様に、外ポケットを備えています。ピコタンのハードウェアはパラジウム仕上げです。しかし、近年はゴールド仕上げのモデルが増えています。
サイズ
ピコタンロックには3つのサイズがあります。すべてのサイズが毎日の必需品を収納するのに十分な容量を誇ります。一番大きいサイズはユニセックスな魅力もあり、男性にも人気があります。
ピコタンロック18：18×19×13.5cm
ピコタンロック22：22×21×17cm
ピコタンロック26：26×26×22cm
特別なピコタンロック
上記で説明した「ベーシックな」ピコタンロックを超えて、スペシャルモデルが存在します。ケリー、ボリード、エブリンのミニバージョンでブランドが成功したことを考えると、マイクロピコタンロックが登場したことも驚くべきことではありません。14cmのこのバッグは、誰もが欲しがるミニケリーよりもわずかに大きいサイズです。特別なデイジープリントレザーを使用しています。
まとめ
今回は、ピコタンロックの誕生や人気の背景、素材、サイズについて紹介しました。本記事を通じて少しでもエルメスのピコタンロックに興味を持っていただければ幸いです。
