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エルメス バーキン30 アリゲーターマット ヴェールベロネーズの魅力

エルメス バーキン30 アリゲーターマット ヴェールベロネーズの魅力

バーキンの誕生

バーキンの誕生は1981年。イギリスの女優、ジェーン・バーキンと、エルメス社長の出会いがきっかけだったことはあまりにも有名です。当時のジェーン・バーキンは、Tシャツにデニム、そしてかごバッグというスタイルが定番でした。でも、そのかごバッグには仕切りやポケットはありません。

ある日、彼女がパリからロンドンへ向かう機内でのこと。短時間のフライトでしたが、隣り合わせた男性と意気投合しました。いつものようにかごバッグを持っていた彼女は、その中にあったエルメスの手帳から、たくさんのメモをばらまいてしまいます。散らばった紙を拾うのを隣の男性に手伝ってもらいながら「どの手帳にもメモが挟みきれないの。バッグもポケットがたりないし」と嘆きました。そこで男性は彼女に提案します。「手帳を大幅に変えるのは難しいけれど、代わりに私のアトリエであなたの理想のバッグを作ってみましょう」と。そう、ジェーン・バーキンの隣に座り、意気投合したその男性とは、ときのエルメス社長、ジャン・ルイ・デュマ氏だったのです。

デュマ氏は彼女の理想のバッグをさらさらとスケッチし、大切に持ち帰りました。そして「オータクロア」をベースに、たっぷりとした容量で、底が平らで安定感があって丈夫、エレガントなのにカジュアルにも持てる、夢のようなバッグを製作します。制作過程に携わった女性たちからもそのバッグの人気は高く、デュマ氏はバーキンさんに「君の名前を付けさせて」と依頼し、彼女はこれを快諾。こうして、今や世界で最も入手困難なバッグとも呼ばれる「バーキン」が誕生したのです。

バーキンの魅力

ケリーやボリード、エヴリンなど、数々の名作が並ぶエルメスのバッグ達ですが、中でもバーキンは世の女性達の、いえ、性別を問わず永遠の憧れとも言える存在かもしれません。やはりステイタスとしての憧れが強いバッグではありますが、ここまで人気となったのにはそれ以外にも理由があるはず。その秘密を少し探ってみます。

まずは何と言っても、その佇まいの美しさ。エルメスの最も象徴的な職人技のサドルステッチは洗練されたエッジを描き、どのディテールをとっても惚れ惚れする完成度です。クラシックでありながら少しも古びないデザインは、すべての形に意味がある機能美ゆえ。たっぷりの収納力に負けないよう、底には補強用の皮と、しっかり自立するように底鋲が。腕にかけたとき本体がまっすぐになるよう、背中のハンドルがやや長く作られていたり鑑賞用として飾っておきたいほど美しいバーキンですが、見れば見るほど、あくまで「バッグ」としての美しさなのです。

特に「バーキン30」の「アリゲーターマット/ヴェールベロネーズ」は世界中のバーキン・ファンから熱狂的な支持を獲得した、女性がバッグに求める夢を具現化した名品といってもよいでしょう。

これまでのイメージを一新した「バーキン30・アリゲーターマット/ヴェールベロネーズ」

日本でのエルメスのブランドイメージは長く「セレブ御用達」というものでしたが、1980年代以降は日本のOL層でも「貯金をすれば手が届く」存在となり、さらに都市部を中心に高級ブランドを取り扱う中古ショップが各地に急増してきたこともあって、今ではエルメスのバッグも比較的身近となっています。

やがてエルメスの新作バッグが女性向けのファッション雑誌でたびたび取り上げられるようになり、多くの女性から注目を浴びるようになり、エルメスのバッグを複数持つ一般女性も珍しくはなくなりました。

そして、彼女たちエルメス・ファンから絶賛されたアイテムが「バーキン30・アリゲーターマット/ヴェールベロネーズ」なのです。上質のアリゲーター革を用いた落ち着きを感じさせるエレガントな雰囲気を持った逸品で、フォーマルな場にふさわしいアイテムです。それまでのバーキンのイメージを一新したバッグとして大きな話題を呼び、バーキンのブランドステータスを高めました。

ケリーバッグとの違いは?

バーキンは同じくエルメスを代表するバッグであるケリーと混同されることがありますが、それぞれの特徴を押さえれば見間違うことはありません。ケリーはバーキンよりも堅めの革で作られており、かっちりとした台形型のフォルムは床や机においても形をしっかり保ったまま自立します。

ハンドル(持ち手)は1本です。見た目の美しさにこだわり、外ポケットなどはなくフォーマルな印象のデザインになっています。中身が見えないようにフラップ(蓋)がついており、クロア(ベルト)で開閉しますがバーキンのようにマチ幅を調整することはできません。クロアにはエルメスの象徴であるカデナ(鍵)がついています。クロアやカデナの類似性で、バーキンと混同されることがあるのかもしれません。

そのほか、ケリーの場合はバッグの縫い方に外縫い、内縫いの2種類があるなどの特徴がありますが、ハンドルの数を数えれば、ケリーかバーキンかはすぐに判別することができますね。

バーキンの資産として価値は?

バーキンはファッションバッグであるものの、希少性と需要の高さから資産として評価されている側面があります。実際に、リユース店では数万円どころか数十万円もの価格で買取されているのが少なくありません。それどころかプレミアがついて購入の時よりも数十万高い金額で売却できたというケースも存在しています。ブランド品の中には使用品でも欲しいという人はかならずおり、その人たちのほとんどは「状態のいいものであれば安く買えるだけお得」というのが購入の動機です。

しかし、エルメスのバーキンは、そのものに価値があり新品より高額だったとしても欲しいという人が後を絶たない代物です。そのため、普段使いのバッグとしての購入ではなく、投資・資産としての購入している方がいることも事実です。もしも、値上がりに関する知識や購入できるルートを有しているなら、将来の値上がりを見越して使用せずに保管しておくというのも視野に入れておくこともいいでしょう。

まとめ

エルメスのバッグを持って街を歩くことは、日本の多くの女性にとって大きなあこがれとなっています。エルメスのバーキンは、高級ブランドながら若い女性でも気軽に持ち運べるというイメージがあり、エルメス・ファンの年齢層を一気に広げた記念碑的なバッグともいわれています。あまりの人気ぶりに、新作は発売即売り切れという状態で、中古市場でも高値で取引されており、特に人気の高い「バーキン30・アリゲーターマット/ヴェールベロネーズ」は、ぜひとも入手しておきたいアイテムです。

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