ひとつは持っていたいHermèsのスカーフリングとは

Hermèsについて

Hermèsは、1837年に設立されたフランスの高級品メーカーです。皮革製品、生活アクセサリー、家財道具、香水、ジュエリー、時計、プレタポルテを専門に扱う最高級ブランドです。創業当時のHermès社は、パリのマドレーヌ寺院界隈で馬具工房としてスタートしました。その後、自動車の発展による馬車の衰退を予見し、鞄や財布などの皮革製品に事業の軸足を移して今日までの成功に至りました。

Hermèsスカーフについて

今でこそ、Hermèsのスカーフは、様々なサイズや素材のバリエーションが揃いますが、当時あったのは90×90㎝の「カレ」と呼ばれるシルクツイルのスカーフがほとんどでした。カレが誕生したのは1937年です。初代カレのデザインのもとになったのは、3代目社長のエミール・Hermèsのオフィスに飾られていた水彩画だそうです。

スカーフリングでひと味違うファッションを

Hermèsのスカーフを美しくまとう方法は、Hermèsスカーフリングの使い方によって変わってきます。まずは、初歩的で基本的なスカーフの使い方を見てみましょう。最初にスカーフをバイアス折りにして、肩にかけます。肩から下がったスカーフの一方にスカーフリングの上から通します。通せたら次はもう片方を下から通します。そして形を整えれば完成です。スカーフリングの位置を変えるだけで雰囲気が違って見えます。

もう一つの人気の結び方は、「リボン結び」です。リボン結びの場合も同じくスカーフをバイアス折りにします。一方に輪っかを作りその先にスカーフリングを通します。もう片方も同じように輪っかを作りリングに通して形を整えれば完成です。スカーフリングの利用方法によってイメージが変わるのがスカーフの魅力のひとつです。

Hermèsスカーフリングの使い方は、基本的にはスカーフ留めとして使用するための物ですが、スカーフだけに使うのではもったいないので、いろいろな利用方法を考えて仕様する事をお勧め致します。バックにつけたり、ペンダントとして付けて見たり、ご自分の身の回りの事に利用する事が出来ますので、ご自分で利用したい用途が決まりましたら、いろいろと試して見て下さい。

考えてもいなかった事が、スカーフリングを使用する事によってすばらしい物に変身するかもしれません。いろいろと考えだして試して見る事も楽しみの一つになると思います。自分だけの使い方として、いろいろと考えだして、スカーフリングを様々な事で使いこなせる利用方法を研究してみてはいかがでしょうか。

Hermès ケリー カデナ

Hermèsの代表的なバッグ、ケリーに付属している「カデナ」がスカーフリングの一部になり、より華麗な演出になります。他にも多様なデザインで販売されておりHロゴやモール2馬車のカレーシュを刻印した角タイプのリングボルデュックなどは人気のデザインですね。

 

●オススメの使い方

・セーラー風

スカーフを首にかけてリングに通すだけでセーラー巻きのような感じに仕上がります。暑い日は、スカーフリングを活用してバッグに固定したり、ブレスレット代わりにするのもおすすめです。華奢なアクセサリーをつけると女性らしさを強調できます。

 

・ドレープ風アレンジ

スカーフをリングに通して形を整えるだけでドレープ風に見せることができます。首にかけたスカーフをクロスさせるようにリングに通します。スカーフリングをサイドに持っていき、たるませるようにして完成です。顔周りを明るく見せてくれるパープルのスカーフを使ってみましょう。

 

・リボン風アレンジ

三角形に折ったスカーフを肩にかけてリングに通すとリボンのように見えるアレンジです。スカーフの真ん中部分を少しとり、スカーフリングに通します。反対側も通して形をリボンのように整えるとできあがりです。ワンピースやカットソーなどの服装と合わせてみましょう。

 

・二重巻き風

スカーフをリングに通して、クシュっとさせるエレガントなアレンジです。リングにスカーフを少し通して、形を整えるだけで完成です。長めのスカーフを使って、余った部分をたらしておくのもおしゃれです。お好みの柄のアイテムでお試しください。

 

・マフラーのように巻いてとめるくるくるアレンジ

Hermèsのカシシルとツイリースカーフを活用したコーデ。この2つのアイテムをリングに通して、くるくると巻いたアレンジです。2種類のスカーフを使うことで、遊び心がプラスされています。肌寒い日などにおすすめです。

Hermès スカーフ『カレ』の歴史

Hermèsの定番中の定番アイテムといえばスカーフ。Hermèsのスカーフの場合、“カレ”と呼びます。“カレ”とはもともと、フランス語で正方形の意味ですが、Hermèsの場合は“カレ”=スカーフ。Hermèsのカレで特徴的なものの一つとしてサイズがあります。カレの多くのサイズは90センチ四方とされています。これは、最初のカレが発表された時に決められたサイズで、Hermèsスカーフのおよそ70％がこのサイズです。現在ではそれ以外にも70㎝、41㎝四方、ネクタイのように細いタイプなども展開されています。

そして、もう一つの特徴は鮮やかな色合いです。Hermèsのカレ1枚に使われる色は2色から40色ほどにもなり、原画をもとに熟練の職人の手によって配色、染色の調合され徹底的な品質管理と丁寧な仕事、最高品への飽くなき探求によって生み出されています。Hermèsのカレは1937年に誕生しました。しなやかなシルク素材、多様な色彩に独創的なデザインは多くの人々を魅了し続け今日に至るまで考案されたデザインは1500種以上にも。多大な人気のデザインのカレに至っては配色を変えて何度も登場し、バリエーション豊かに表情を変えて進化し続けています。

まとめ

今回、Hermèsのスカーフリングをご紹介しましたが、ハイエンドブランドメゾンを代表するスカーフの「カレ」Hermès好きの方なら1個は持っていたい、ハイエンスでHermèsらしい、至高の一品です。