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エルメス「ベアン」は売ってない?定価や種類・買取相場を解説

エルメス「ベアン」は売ってない?定価や種類・買取相場を解説

エルメスのベアンは、シンプルながらエルメスのこだわりを感じれる財布で、正規店で品切れになることも多い人気アイテムです。今回は、そんなエルメスの人気財布であるベアンについて種類や買取相場などを簡単に紹介していきます。

エルメス「ベアン」の財布とは?

ベアンは、エルメスのアイコン「H」の金具が特徴的なアイテムで、エルメス伝統の職人技術と最高品質の革素材が組み合わさって作られている高級革財布です。

この財布は、さまざまな種類のアイテムがリリースされており、それぞれ大きさや形状に特徴があります。素材やカラーの豊富さも相まって、総アイテム数はかなりの数になります。ベアンの共通した特徴として、折り畳み式の財布で、金具のHにレザーベルトを通して開閉する構造で、すっきりとしていて洗練されたデザインが挙げられます。

耐久性、デザイン、コンパクトながら高い収納力を誇る機能性が融合された、エルメスの傑作ともいえる財布であり、男女ともに人気のあるエルメスの財布の定番アイテムといえます。

エルメス「ベアン」の特徴や人気の理由

ベアンは、数あるエルメスの財布のなかでも定番になるほど人気があります。ここでは、ベアンの特徴や人気の秘密を紹介していきます。

エルメスらしいデザイン

エルメスはもともと、馬具を扱う工房からスタートしたブランドであり、創業当初から変わらない素材への強いこだわりや、技術力を活かした最高品質の革製品が世界中で評価されているブランドです。

ベアンはシンプルなデザインだからこそ、エルメスのこだわりを実感できるアイテムである点も人気の理由といえます。

スマートな印象を与えながらもH型バックルがエルメスのアイテムであることを主張してくれるため、初めてのファーストエルメスとしても人気のアイテムです。

素材やカラーバリエーションが豊富

ベアンはシリーズ自体の種類も多いですが、それ以上に同一アイテムであっても、素材やカラーバリエーションが豊富なアイテムです。素材には、エルメスの定番素材である牛革素材はもちろん、山羊革やオーストリッチ(ダチョウ革)、希少な最高級革であるワニ革など幅広く展開されています。

カラーもブラックやゴールドなどの定番はもちろん、新色や過去の人気カラーの復活色とさまざまなため、素材とカラーの組み合わせで多くのバリエーションがあるのも魅力です。

機能性が良く使い勝手がいい

ベアンにはお金を入れるスペースだけでなく、カード用ポケットや領収書などの保管用ポケットが複数あり、財布としても使いやすい作りとなっています。

そのため実用性が抜群で、デザインはもちろん機能性を重視する人にとってもおすすめできる財布となっています。

エルメス「ベアン」の種類とサイズ展開

ベアンはさまざまなニーズに合わせてサイズ展開をしており、2つ折りや3つ折りタイプなどの種類もあります。ここでは、エルメスが展開しているベアンの特徴を紹介します。

ベアン ミニ

ベアンミニは、H7.5cm×W10.5cm×D2cmとベアン史上最も小さなサイズです。軽量かつ持ち運びに便利で、どんな場面でも持ち歩くことができるアイテムです。

小銭入れとカードポケットのみと必要最低限の収納力なため、クレジットカードや電子マネーをメインとして使う方におすすめできます。

以前はセカンド財布としての役割が主でしたが、最近では電子決済が普及してきた関係でこれだけで済む場合も多く、需要が上がってきています。

ベアン コンビネ

ベアンコンビネは、3つ折りタイプの財布で、サイズはH8.5cm×W11cm×D2cmとなっています。3つ折り財布のため、2つ折り財布であるベアンコンパクトよりも厚みはありますが、全体としては少し小さく、女性の手のひらに収まるサイズ感となっています。

札入れ、小銭入れがあり、それの他にカードポケット4箇所、ポケット2箇所とコンパクトながら十分な収納力をもったアイテムとなっています。

ベアン コンパクト

ベアンミニの発売前までは、シリーズのなかで最小サイズだったのがベアンコンパクトです。サイズはH9.5cm×W12cm×D1cmであり、使い勝手の良いサイズでありながら機能性も十分なバランスの良いコンパクト財布です。

日常生活の全てを現金で利用するとなると、少し不安な容量ですが、電子マネーやクレジットカードを併用するならこれ一つで問題ないサイズ感といえます。

ベアン クラシック

ベアンシリーズのなかで、もっともスタンダードモデルといえるのがベアンクラシックです。エルメスの伝統的なデザインが、クラシカルな雰囲気を纏っています。

サイズは、H9cm×W17.5cm×D1cmと長財布にもかかわらずかなりスッキリとした大きさになっています。ジャケットの内ポケットに無理なく入れられる大きさながら、十分に容量があり、カードポケット5カ所、ポケット3カ所と収納力は十分です。

小銭入れにはマチがついているため、見た目よりも取り出しやすく、スマートな見ためながら使いやすい構造となっている人気アイテムです。

ベアン スフレ

ベアンスフレは、柔らかな質感と上品なデザインが特徴で、サイズ感はベアンクラシックとほとんど変わりません。最大の特徴は札入れにマチがついており、最大で紙幣を100枚程度入れることが可能なことです。ベアンクラシックの収納量が15枚前後と考えるとその収納力の高さがわかるでしょう。

現金をよく持ち歩く方ならベアンスフレ、普段からあまり現金を持たない方はベアンクラシックと使い分けるといいでしょう。

ベアン 2PLIS(廃盤)

複数の折りたたみ部分が特徴的なベアン2PLISは、サイズは17.5㎝×9.5㎝となっています。すでに生産終了しているモデルですが、カードポケットが多く付いているなど独自の構造が施され、使い勝手とデザインの両方にこだわる人々に好まれており、中古市場で人気のあるアイテムです。

エルメス「ベアン」の定価

ベアンはエルメスのアイテムのなかでも特に人気の高い財布になり、大きさや種類によってその価格はさまざまです。以前は手軽とはいわないものの、バッグなどと比べると手に入る価格や流通数でした。しかし、近年では買うこと自体が難しくなってきています。

この価格上昇の原因は、エルメス自体の需要の上昇と原材料などの高騰が挙げられ、下の表にあるように、価格もどんどん上がっています。

種類/素材 参考定価(2023年6月時点) 参考定価(2024年8月時点)
ベアン ミニ/エプソン 238,700円 299,200円
ベアン コンパクト/エプソン 372,900円 466,400円
ベアン スフレ/エプソン 443,300円 555,500円
ベアン コンビネ/エプソン 372,900円 466,400円
ベアン クラシック/シェーブル 418,000円 -

エルメス「ベアン」の人気カラー

ベアンはさまざまな素材と多彩なカラーを組み合わせることで、多くの人のニーズに応えることができるアイテムです。その中でも特に人気の高いカラーを紹介します。

ブラックやホワイト

ベアンはシンプルなデザインなため、ビジネスやフォーマルな場でも活躍してくれます。そんな用途にピッタリなのが、ブラックやホワイトといったモノトーンカラーです。

これらの色は、洗練された印象を与え、幅広いスタイルに合わせることができるため、定番中の定番といえます。

ゴールド系

ゴールド系統の色のベアンは、シンプルながら上品かつエレガントな印象を与え、フォーマルな場はもちろん特別なイベントなど華やかな場面でも使うことができる人気カラーです。

ブラックやホワイトなどのモノトーンカラーと同様、定番カラーとして人気があり、高価買取にも期待ができるカラーです。

ピンク系

ローズアザレやバブルガムピンクなどのピンク系のベアンは、優雅で可愛らしい雰囲気を与えるため、若い女性に特に人気の高いカラーです。

カジュアルスタイルやフェニミンスタイルと特に相性がよく、幅広いファッションにマッチします。

バイカラー

ベアンは異なる色が組み合わさったバイカラーバージョンもリリースされています。これらは、コントラストが美しく、ファッションのアクセントとしても使い勝手が良いため、オシャレを楽しみたい方に特に人気があります。

色の組み合わせも定番から一風変わったものまでさまざまなため、自分の好みの組み合わせを探してみてください。

エルメス「ベアン」の人気素材

ベアンはさまざまな革素材が使われており、牛や山羊はもちろん、エキゾチックレザーともいわれている特殊な革素材も多いです。ここでは、特に人気の高い素材について紹介します。

ヴォー・エプソン

 

雄の仔牛の革に細かい型押し加工を施した素材です。 張りがあり固い素材感から、型崩れしにくいことが特徴で、整ったレザー表面はどのようなカラーともマッチする合わせやすさを持っています。

エルメスの定番ともいえる素材であり、手堅い雰囲気は初めてベアンを持つときにもおすすめできます。

アリゲーター

アリゲーターはミシシッピ川流域に生息するワニのことで、その革を素材として使った財布で、エルメスの革素材の中でも高級レザーに位置付けられます。

同じワニ革素材であるクロコレザーと比べて、大きな革目と班目が特徴的で発色がよいため、ブラックやルビーは高級感のある艶やか印象を演出できるのも魅力です。

オーストリッチ

オーストラリアや南アフリカが原産地となるダチョウの革を素材としたものがオーストリッチです。羽の生え際だったクイルマークと呼ばれる革の表面が印象的で、マットな質感が特徴です。

見た目の特徴がはっきりした革素材で、落ち着いた発色に仕上がります。意外にもビビットな色合いも違和感がなく馴染む皮革素材です。マットな質感で、かつはっきりとした色の財布を持ちたい方にお勧めできます。

エルメス「ベアン」が売ってない理由と買える場所

ベアンはたとえ正規店に行ったとしても、在庫がなく買えない場合も多いです。これはなぜ起こるのでしょうか。ここではベアンの入手が難しい理由と購入することが可能な場所について紹介します。

ベアンは希少性が高く簡単には買えない

この財布がなかなか購入できない理由として、希少性の高さが挙げられます。ベアンは、20年以上の歴史をもつエルメスの伝統的な財布で、その美しいデザインと機能性の高さから多くの人の支持を得ています。

そのため、大量生産を行わず一人の職人が一つ一つ丁寧に作っているベアンの供給量に対して需要が高くなっています。このことから、ベアンは希少性が高く、正規店でも簡単に買えない財布になってしまっているのです。

ベアンが買える店

ベアンを購入する方法は3つあり、「正規店」「並行輸入店」「ブランドリユース店」で購入することが可能です。それぞれのメリットデメリットを合わせて考えていきましょう。

正規店では、新品のベアンを定価で入手できることが魅力ですが、現在品薄が続いているため、必ず手に入るわけではありません。また、自分の欲しいカラーや種類となるとさらに難しいでしょう。並行輸入店の場合、正規店よりも割安で購入できることがメリットになりますが、付属品や保証が付かなかったりするため、注意が必要です。

最後にブランドリユース店ですが、こちらは安くベアンを入手できる可能性があるのが魅力です。また、生産終了しているカラーや限定品なども見つかる可能性があるのも魅力といえます。

エルメス「ベアン」に関するよくある質問

ベアンの査定を行う際、お客様からよく聞かれる質問がいくつかあります。そこで、ここではベアンに関するよくある質問を紹介します。

ベアンはメンズにも人気?

ベアンはシンプルでコンパクトなデザインなため、男性にも人気のある財布になります。特にベアンクラシックやベアンスフレは、収納力がありながらもスーツの内ポケットに入れても不自然に膨らむことがないため、ビジネスマンに人気が高いモデルとなっています。

カラーはやはり、ブラックやゴールドといった定番カラーの人気が高く、フォーマルな場で使いやすい色が好まれています。

ベアン スフレとの違いは?

ベーシックモデルとなるベアンクラシックとベアンスフレはパッと見るとほとんど違いがなく見えます。実際に寸法もほとんど同じなのですが、この2つの決定的な違いは札入れ部分にあります。

ベアンスフレの札入れには1cmほどのマチがついており、お札やレシートの収納力に圧倒的な差があります。ベアンクラシックは大体15枚程度しか紙幣などが入りませんが、ベアンスフレは約100枚ほど入ります。

現金をあまり持ち歩かずにすっきりとした財布を求めている方にはベアンクラシック、現金やレシート、領収書などをしっかりと収納したい方にはベアンスフレがおすすめです。ご自分の用途に合わせて選択するようにしましょう。

ベアン コンパクトとベアン カードケースは似てる?

ベアンコンパクトとベアンカードケースは寸法がほぼ同じで外見上の区別もほとんどつかないほど似ています。この2つの違いは小銭入れの有無とカードの収納枚数に違いがあります。

ベアンコンパクトは財布用途としてもちろん使用できますが、ベアンカードケースにはお札入れがないため財布として使うには不向きといえます。しかし、マチ付きのポケットが2箇所あるので、そこに折りたたんだ紙幣をいれることで簡単な財布としてならば利用可能です。

まとめるとベアンコンパクトは小さいサイズの財布として高水準にまとまっているのに比べ、カードケースの方は、電子決済を中心に普段は現金をもたない方が、緊急時用にお金を少し持っておきたいというニーズに応えたアイテムといえます。

エルメス「ベアン」の買取相場価格

エルメスのベアンは、財布の種類や素材、状態や使用感の有無などによって大きく変動するため、一概に判断することは難しいですが、5万円以上で買い取られる場合が多いです。

状態がいいものや人気カラーの物であればベアンコンパクトなどの小さいサイズであっても10万円を超えることもあり、他のブランド財布と比較してもかなり高い水準で買い取られています。

これは、エルメスの素材が上質なため、劣化しにくいことと、人気アイテムなため多少の使用感があっても買い手がつきやすいことに起因しています。

本物であれば買取不可となるケースはほとんどないため、多少キズなどが気になったとしても査定にだしてみてください。

エルメス「ベアン」を高価買取してもらう4つのコツ

ベアンは人気ゆえに高額査定がつきやすいアイテムですが、高額なものとあまり良い査定額がつかないものの差が顕著にでます。ここでは、エルメスのベアンを高価買取してもらうコツを4つ紹介します。

定期的にメンテナンスを行う

基本的に全ての物は時間とともに劣化していくものですが、革製品の場合は普段の扱い方によって劣化の仕方に大きな違いがでます。

「革製品は生きている」という人がいるように、革製品にとって時間が経つことはマイナスになるだけではありません。艶や色などが経年変化し、新品とは違う魅力あるアイテムになっていきます。

しかし、これはあくまで汚れをこまめに拭き取るなどのメンテナンスをしている場合にのみ起こることです。それらをしない場合、黒ずみやカビ、ひび割れなど査定に悪影響を及ぼす要因となるため、普段からメンテナンスし、きれいな状態を保つようにしましょう。

査定はなるべく早く出す

ベアンに限った話ではないですが、ブランド品は一部の例外を除いて販売から時間が経つほど査定額が下がっていきます。特に、新色やモデルのマイナーチェンジが起こると価格が大きく下がることも多いです。

基本的に後から価値が上がる例は少ないため、不要と思った時がそのアイテムで一番高値がつくタイミングです。査定の後で、売却をしないで使い続けることもできるため、なるべく早く査定にだすようにしましょう。

付属品と一緒に査定する

ブランド品の付属品は、日常的に使う分には不要なものですが、買取という点においては極めて重要なものといえます。そのため、外箱や保存袋などの付属品を揃えることで、査定額がアップする可能性が高いです。

理由は単純で、中古アイテムを探されている方は、付属品がすべて揃ったお品物を好む方が多く、付属品があるかどうかで買取業者の販売のしやすさも変わってくるからです。

複数の買取業者を比較する

ブランドの売却する方法は多岐にわたり、買取業者を利用する場合に限ってもその数は多いです。残念ながら、そのような買取業者の中には不当に安く買い叩き、利益を出そうとする業者も存在しています。

また、ブランド知識に乏しい業者だと本来の価値がわからず、査定金額が下がってしまうことも少なくありません。1店舗のみで査定を行うと結果的に大きく損をしてしまうこともあるのです。

そうならないためには、複数の業者に査定してもらうのが効果的です。その際には「買取大吉」のように査定や相談を無料で行っている店舗に依頼すると、無駄な支出を抑えることができます。

人気・限定カラーや高級素材を買取に出す

エルメスのベアンの中でも需要の高い定番カラーや希少性が高く流通数の少ない限定カラーなどは、その付加価値によって査定額にプラス評価される可能性が高いです。

また、ワニ革をはじめとする高級エキゾチックレザーは、牛革や山羊革などの革素材よりも価値が高く、高価買取に繋がることが多いです。

まとめ

今回は、エルメスの人気財布であるベアンについて紹介しました。シンプルながらもエルメスのこだわりを存分に感じることができるアイテムのため、自分の用途に合わせてピッタリのものを探してみてください。

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