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グッチはどこの国のブランド?コンセプトや歴史・魅力を解説

グッチはどこの国のブランド?コンセプトや歴史・魅力を解説

グッチは高級かつ華やかなブランドの代表格として、世界中で愛されています。しかし、グッチが世界的な人気を維持し続けるなかには、さまざまな問題がありました。今回は、グッチとはどのような歴史があるのかについて解説します。

グッチはどこの国のブランド?ブランドイメージやコンセプト

グッチは、世界中の有名人やファッション愛好家から親しまれているイタリアの高級ファッションブランドです。

しかし、グッチの歴史や魅力、アイテム、価格について詳しく知らない方も多いでしょう。グッチは世界的に人気があるハイブランドですが、ブランドとしての印象はどのようなものなのでしょうか。

グッチはイタリアの高級ブランド

グッチは、財布やバッグ、靴などの高級レザーアイテムや、香水、アクセサリーなど幅広い商品を展開しています。

高級ブランドですが、小物類は50,000〜80,000円であり、商品によりますが手が届かない価格ではありません。

グッチの魅力は、その品質の高さと優れたデザイン性にあります。

グッチは創業以来、最高の伝統を最高の品質で反映させ、また過去の良きものを現在に反映させる製品づくりに努めてきました。最高レベルの技術と徹底した品質管理によって、最高品質の製品が生み出されます。

グッチのブランドイメージ

グッチは、独自のスタイルを貫きながらも、トレンドを取り入れることで、オリジナリティ溢れるデザインを誕生させてきました。グッチの製品はいずれも個性的に見えますが、アイテム同士を合わせやすいことが特徴です。

グッチはラグジュアリーなハイブランドとしてはもちろん、流行や芸術の発信地としても世界に影響を与えてきました。

グッチは常に変化し続けているブランドです。グッチのアイテムを身につければ、そのラグジュアリーでおしゃれなデザインによって、自身のファッションセンスや好みを表現することができます。

グッチのコンセプト

グッチのブランドコンセプトは、「最高の伝統を最高の品質で反映し、過去の良質な物を現在に反映させた製品を作ること」です。

コンセプトの内容は、グッチのアイテムの随所に反映されています。グッチはイタリアのクラフツマンシップを表現し、品質の高さと細部への徹底したモノづくりを追求してきました。

また、革新性を重視し、レザーの代わりにキャンバスを使用したり、ハンドル素材にバンブーを使用するなど、素材とデザインも画期的なものばかりです。 

グッチのブランドコンセプトは、製品づくりの哲学を表しており、ブランドの魅力の基となっているでしょう。

グッチの特徴

グッチの魅力を高める象徴的なデザインは、主に3つあります。ここでは、グッチのシンボルマークを見てみましょう。

GGロゴ

グッチのブランドロゴの定番であるダブルGGロゴは、Gの文字が円形状に重なっています。

GGロゴはグッチ創業者のイニシャルから生まれたもので、ブランドを認知してもらうことと、品質を保証する目的でデザインされました。

グッチの製品では、ベルト、金具、ファブリックの柄などにGGロゴを取り入れ、個性や高級感を出しています。

ウェブストライプ

グッチのシンボルのひとつが、ウェブストライプです。グリーンとレッドで3本の縦線が入っていることが特徴です。

デザインは、グッチ創始者のグッチオ・グッチが馬具職人だったときに思いついたもののため、馬の背に鞍を固定するためのウェビングに由来しています。

ウェブストライプはグッチの存在価値を象徴し、どこかレトロで現代風に磨き上げられたブランドの雰囲気を表しています。

インターロッキングG

グッチの創始者グッチオ・グッチのイニシャルを左右・上下に反転させたデザインです。インターロッキングとは、英語で「かみ合う」を意味します。

ロゴは、財布やバッグ、アクセサリーといったいくつもの製品に採用されています。

例えば、財布であればヴィンテージな仕上がりに対してパイソンレザーを加えるなど、優しいカラーのデザインに加えることで全体の印象を変えるようなデザインです。

ブランドの地位を印象付けるロゴのひとつとして、世界中で親しまれています。

グッチの歴史

グッチオ・グッチは1881年にイタリアのフィレンツェで生まれました。 

17歳でイギリスのロンドンに移住し、高級ホテルでホテルマンとして働きました。 

そして、ホテルのゲストであるセレブリティたちのラグジュアリーな考え方、品格、持っているアイテムを見て、美的センスとファッションセンスを向上させたのです。

創設者グッチオ・グッチの人柄

20歳のとき、グッチはホテルを出て帰国し、上質なレザーを扱うフランツィで働きました。 

フランツィでは、上質なレザーに関するあらゆる知識と経験を積み、グッチ創業の礎を築いたといえるでしょう。 

グッチは勉強家で、高品質かつ丁寧にレザー商品を作ることを大切にしていました。 これは、創業以来のグッチのブランドコンセプトにもなっています。

イタリアのフィレンツェにグッチ創業

創業者のグッチオ・グッチは、ロンドンでホテルマンとして働きながら、高級で高品質なブランドアイテムを研究していました。

その後、ホテルを退職して故郷のイタリアに戻り、1923年にイタリアのフィレンツェに高級で高品質な皮革製品を販売する「GUCCI」を立ち上げます。

ダブルGのロゴは、ブランドの創業当初に作られました。高い品質とデザイン性で着実に人気を集め、2年後には2号店もオープンしました。

世界のセレブ愛用ブランドになる

ブランドを立ち上げた後、第二次世界大戦が起こり材料を調達することが難しくなりました。

グッチは、キャンバス素材にコーティング加工を行い、高級感を維持して危機を乗り越えます。その後も、グッチは品質が高い製品を生み出し続け、信頼を築いていきました。

また、グッチの息子は映画業界で働いていたため、劇中で使用するアイテムにグッチの製品を使っていました。映画は大きな注目を集め、ブランドは世界中のセレブリティに愛され、支持されるブランドに成長したのです。

グッチ一族の継承争い

1953年、創業者のグッチオ・グッチが他界し、三男のアルドが後を継ぎました。 

アルドが後を継いだ後、グッチはアメリカ・ニューヨークに進出し、1960年代から1980年代初頭にかけて多くの富裕層から人気を博します。 

しかし、順調に思えたものの1984年に後継者争いが勃発し、ブランドのイメージが急速に低下したのです。 

ディレクターの交代でグッチを立て直す

危機的状況に陥ったグッチに、救世主が現れます。 

1994年にクリエイティブ・ディレクターに就任したトム・フォードは、後継者争いによる危機からグッチを立て直しました。 

彼はアルドが築いたグッチの素晴らしいブランドイメージを取り戻し、グッチの全盛期が戻ってきました。以来、安定した品質と信頼を維持し、経営状況も良好です。

現在はアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターをしており、新しさと伝統が融合したデザインのアイテムを発売し、若い世代からの人気も上昇しました。

グッチ一族の現在と現社長

創業以来好調だったグッチの経営状況は、1984年の後継者争いで一変しました。 

当時の悪いブランドイメージからは復活しましたが、グッチ一族は今どうしているのでしょうか。

グッチ一族の現在

現在、グッチ一族はグッチの経営にはまったく関与していません。 

1953年に創業者グッチが死去した後、グッチの三男がブランドを継いでいます。

その後しばらくの間、一族はグッチの経営に携わっていたようですが、ロゴのデザインが変更された1998年頃には経営から離れました。

グッチの現在の社長

1995年にはグッチファミリーの一員であったマウリツィオ・グッチが発砲事件で死亡しており、このこともファミリーが経営から離れる要因になったと考えられています。 

現在のグッチ社長はマルコ・ビッザーリです。ほかの高級ブランドのCEOを歴任し、2015年にグッチのCEOに就任しました。

 ブランドの人気を再燃させたアレッサンドロ・ミケーレを起用したのもマルコ・ビッザーリCEOです。 

急速に変化する世界のなかで、グッチが地位と信頼を得ているのは、マルコ・ビッザーリのアイデアの賜物です。

 グッチの魅力

世界中で親しまれるブランドですが、改めて魅力はどこにあるのでしょうか。グッチの魅力のポイントを紹介します。

トレンドを押さえたデザインである

長い歴史があるグッチですが、古くからの良い物を守りつつも流行に敏感なデザインが特徴です。 

創業以来のダブルGと高い品質を継承しながら、時代の変化を反映した一点ものを発表しています。 

老若男女問わずに支持される理由は、常にトレンドを取り入れたエレガントなデザインにあるといえるでしょう。新品だけではなく、中古市場にある古いアイテムにも高い需要があります。

伝統的なGGマーク

ダブルGは、創業時から存在する伝統的なロゴマークです。 

特に、ダブルGのモノグラムデザインは、グッチらしさを存分に表現しつつ、大人のエレガンスとラグジュアリー感を演出するデザインで、人気が高いです。

一目でグッチの製品であることがわかる点も、人気の理由でしょう。

コンセプト通りの上質なアイテムを展開している

グッチ創業時のコンセプトは、「最高の伝統を最高の品質で」です。コンセプトのとおり、すべての製品はクオリティにこだわって作られています。

そのクオリティの高さは、一度の購入で何十年も使えるほどです。グッチは、品質の保証として世界で初めて商品にデザイナーの名前を入れたといわれています。

決してお手頃価格とはいえないものの、品質の高さを加味すると高額とは感じない方もいるかもしれません。

世界中の有名人・セレブが愛用している

国内外を問わず、多くのセレブリティ、インフルエンサー、ビジネスパーソンがグッチの愛用者です。

今やSNSやYouTubeでグッチを着用している方を見かけることも少なくありません。好きなセレブが着ているのを見ると、同じ商品が欲しくなるでしょう。

グッチの年齢層は幅広い

グッチのアイテムは、20代から60代まで幅広い年齢層がおしゃれを楽しめる洗練されたものばかりです。

ブランドロゴや個性的なデザインなどは目立つため、ブランドアピールができます。20代では入学や就職といったお祝いでプレゼントされる方も多いようです。

グッチのレザー製品は品質が高く耐久性があるため、長期間愛用できます。30代は自身でブランド品を買う喜びを実感できるため、レザー製品を揃えてみるのもおすすめです。

また、バッグは大人っぽく落ち着いた印象があり、仕事でも休日の外出でも使えます。性別問わずで使える、家族やパートナーと共有できるようなバッグを選ぶ40代も多いです。

さらに、時計やバッグは小ぶりで飽きないデザインなため、長く愛用できます。50代なら、毎日使えるアイテムを選ぶのがおすすめです。

グッチはなぜ高い?アウトレットだと安い?

グッチの製品は魅力があり、憧れる方も多いのではないでしょうか。 しかし、グッチの製品は低価格なものではありません。

グッチのアイテムが高額なのには、価格に納得できる理由があります。

グッチのアイテムが高い理由

高額な理由は、高品質を維持するため、厳選された素材と職人が作っているためです。 

また、ひとつひとつの縫製やデザインも職人の手作業でしか再現できない繊細なものです。

グッチのアイテムが高値で取引されるのは、ひとつひとつの工程に時間をかけ、高品質な素材、高度な技術、最上のサービスを与えているからです。

アウトレットのグッチが安い理由

オフィシャルショップで売れ残った商品や、傷や汚れなどの不具合がある商品は、定価よりも安い価格で買える場合があります。

グッチのアイテムをお得に購入したい方は、アウトレットストアを利用してみましょう。

グッチのアイテムを高価買取してもらうコツ

グッチのアイテムは今でも人気があるため、使用していないものがあれば高値で売れる可能性があります。 グッチのアイテムを高く売るための6つのコツを紹介します。

保管方法に注意する

グッチのアイテムを保管する際は、温度と湿度が高い場所での保管は避けましょう。 

使わないまま長期間収納するのであれば、なかに除湿剤を入れておくことをおすすめします。

保証書や付属品を持っておく

保証書があれば正規店で販売されたことが証明でき、再販する際に買取業者のセールスポイントとなるため、買取価格がアップすることが多いです。 

また、購入時に付属していた付属品はできるだけ綺麗な状態で持参することも重要です。 

グッチの製品を買取に出す前に、レザー部分をきれいな布で拭いたり、ホコリを取るなど、できる限りのお手入れをしておきましょう。

査定前にメンテナンスで綺麗にしておく

グッチのアイテムは、乾いた布で拭いたり、バッグの中に溜まったホコリやゴミを掃除機で吸い取ったりしましょう。

ただし、簡単にできるメンテナンスにとどめることが大切です。薬品や洗剤を使用すると劣化する可能性があるため、最低限のメンテナンスをしましょう。

修理は正規店で行う

他の修理店で修理してもらうこともできますが、保証がなかったり、品質が落ちることもあります。 

正規店での修理は少々高くなりますが、ブランドが認めた職人が純正部品を使って修理してくれるため安心です。

複数店舗で買取に出す

1店舗だけに依頼するよりも、複数の店舗に査定を依頼したほうが、より高く買取してくれる業者を選ぶことができます。 

多少買取価格が高くても「自社で買い取りたい」というお店も多いため、他店での査定額と比較しながら価格交渉をしてみましょう。

なるべく早めに売る

特にレザーのようなデリケートな素材のものは経年劣化しやすく、お店に持ち込むタイミングによって査定額が変わることもあります。

グッチを含むブランド品は、新しいものほど高く売れる傾向があります。

まとめ

グッチは世界的に人気のラグジュアリーブランドですが、その原点は創業者であるグッチオ・グッチの徹底したこだわりにあります。

グッチは品質と伝統を意識しながら、時代や流行の変化にも対応し、チャレンジし、これからも幅広い年齢層の人々から愛されていくことでしょう。

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