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銀座にまつわる意外と知らない話

銀座にまつわる意外と知らない話

当店には毎日数多くのブランド品が持ち込まれ査定をさせて頂いております。その中にはLouisVuittonやHermès、CHANELなどのハイブランドのお品物も数多くございます。日本でハイブランドのお品物を購入しようとする時真っ先に思いつくのが東京、銀座ではないでしょうか?銀座は今では日本だけでなく世界でも有名な街になっていますよね!本日はそんな銀座の意外と知られていない豆知識をいくつかご紹介させて頂きます!

地名の由来

そもそも華やかなイメージのある銀座がなぜ「銀」なのか気になった方はいらっしゃいませんか?東京でも世界でも知名度があり、更に華やかなイメージがある場所ならば銀座ではなく「金座」の方がしっくり来ると思いませんか?実は銀座の地名にはしっかりとした理由がございます。東京は江戸時代に徳川家康によって現在の原型が作られました。その際にその地に見合った名前が与えられる事が多かったそうです。

例えば現在の「蔵前」は江戸時代の米蔵があったことが由来となっており、甲州街道の宿場であった内藤新宿と呼ばれた場所が現在の「新宿」となっております。このようにその土地毎に合わせた地名が江戸時代に着けられるようになります。

銀座には何があったのか

では銀座と言う地名にはどんな理由があるのでしょうか?現在の銀座には銀の鋳造や銀売買を行っていた役所「銀座役所」と呼ばれるものがありました。当時の日本は現在の鹿児島県にある石見銀山など銀の産出が盛んで、なんと16世紀末~17世紀には全世界における1/3~1/4が日本銀だったそうです!それほど、日本というのは銀産出国であり、銀の国内流通というのは一般的なことでした。銀座の銀はそのままシルバーから。銀座の座はもともと「特定の場所」や「同業者の集まり」という意味があります。銀を扱う場所があったので「銀座」と名付けられる事になりました。

実は銀座と呼ばれるは東京だけではなく日本全国に存在します。しかしそれらは単に銀座と呼ぶのではなく「~銀座」など銀座の前に更に地名が付くケースが多いようです。あなたの街にももしかしたら銀座が存在するかもしれませんね!

銀座があるなら金や銅はどうなの?

銅はどうなの?と少しダジャレっぽくなってしまいましたが、日本には「金座」も「銅座」も存在します。銀座役所と同様に金を扱っていた場所を当時は金座と呼んでいました。東京にあった金座は現在日本橋本石町と言う地名になっており、日本銀行の本店が建てられています。銀座と同じく当時の日本には金座も全国に存在しており、現在の静岡市には葵区金座町と言う金座の名前を残したままの地名も存在します。ちなみに葵区金座町には日本銀行の静岡支店が建てられているそうです。しかし確かに当時には金座と呼ばれる役所はありましたが銀座と比べると数は少なかったそうです。

その理由は先程も述べた通り金に比べ銀の流通の方が多かったからです。世界中に流通していた銀に比べて金の産出量は非常に少なかった事も現在金座よりも銀座の方がポピュラーになっている理由の一つとなっております。また、現在の長崎県長崎市には銅座町と言う地名も残されており日本には金座、銀座、銅座が存在しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?普段何気なく口にしている「銀座」にはしっかりと地名の由来が存在し、それらに関連した「金座」「銅座」も存在しています。この記事を読んだ後に銀座に行かれた際には是非雑学として「日本に金座、銅座はあると思う?」と聞いてみても面白いかもしれませんね!

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