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金の融点は実は低い?金や銀が古くから加工されてきた理由

金の融点は実は低い?金や銀が古くから加工されてきた理由

金属とはどんなものがあると問われた時、鉄と思い浮かべる人は多いと思います。実際に鉄は地球上の様々な所で採る事ができ、現在の工業を支える重要な金属といえます。しかし、鉄は金や銀などと比べると利用されてきた歴史が短い金属なんです。それには様々な理由があります。今回はそんな金や銀が古くから重用されてきた理由をご紹介します。

金や銀は古くから用いられてきた金属

金や銀は古くから人々に使われており、貴重な金属です。一方、鉄は容易に入手できます。そのため鉄の方が重用されてもおかしくありませんよね。これは金や銀が装飾品目的で用いられていたという理由ももちろんありますが、それ以外にも理由があります。

金が古くから使われていた理由

金は古くから様々な用途で用いられてきました。これは金がもっている様々な特性によるものと考えられます。

科学的な安定性

金は科学的にとても安定している物質のため、酸化をはじめとした化学反応がほとんど起こりません。そのため、空気中や水の中でも腐食などを起こすことがなく、装飾品や貨幣などに向いています。

融点が低い

融点とは固体が液体になるときの温度です。金は金属の中でも比較的融点が低く、その温度は約1065℃です。鉄の融点が約1536℃と考えるとその融点の低さがわかると思います。特に炉の発展が未熟な時期には融点の低さは加工のしやすさにダイレクトに関わるため、古くから加工されてきた理由のひとつと言えるでしょう。

展延性に優れているため加工しやすい

金は展延性(線状に延ばしたり、平らに広げる事に対する適正)に優れている物質であり、1グラムの金で2畳の広さまで薄く伸ばしたり、糸状にすれば3,000メートルにもなると言われています。この性質を利用し、金箔や金糸が作られ、様々な工芸品の色どりに使われています。この加工のしやすさが、古くから装飾品として重用されてきた歴史を作ったとも考えられます。

銀が古くから使われていた理由

科学的な安定性

金ほど高くはありませんが、銀も比較的科学的に安定している物質です。そのため酸化などには比較的強いのですが、硫化には弱く、すぐに硫化銀という物質に代わり、黒くなってしまいます。温泉地などで黒ずんでしまうのはこれが原因です。

融点が低い

銀の融点は約962℃と金よりも低いです。そのため、金と同様に加工が容易であったといえます。

展延性に優れているため加工しやすい

金程ではありませんが、銀も展延性に優れた金属です。そのため、様々な形に加工しやすく、量も金に比べて多く採れるため、装飾品はもちろん、高価な食器などの日用品にも用いられてきました。

白銀の輝き

銀は自然に生成された金属の中で光の反射率が最も高い金属です。そのため、金属光沢がよく、美しい白銀色の輝きをしています。この性質からアクセサリーから高級日用品に至るまで、様々なものに使われていました。

毒と反応しやすい

銀食器に用いられていた経緯は、その美しい輝きももちろんですが、毒殺を警戒して使われていた側面もありました。「ヒ素」は銀や鉛を生成する際に副産物としてでる物質で、無味無臭かつ強い毒性があります。銀はこのヒ素に反応し、黒くなるため自衛の手段として、権力者達は銀食器を用いて食事を行っていました。

金や銀は様々な用途で用いられている

古くから人々に重用されてきた金や銀は現代でも、その特性ゆえに様々な分野で用いられています。装飾品としての需要はもちろん、それ以外にも様々な用地で素材として重宝されています。ここではそんな金と銀の使われ方についてご紹介します。

食用

お祝い事で飲むお酒やお菓子、料理のアクセントに金箔や銀箔などが用いられる事があります。「金属を食べても大丈夫?」といった心配もあるでしょうが、純金や純銀は体内で消化吸収される事はなく、そのままの状態で排出されます。そのため、料理の装飾目的程度であれば、なんら問題はありません。また、食用金箔のほとんどはデンプンでできたフィルムを金で着色されたものになるため、そういった面でも安心といえます。

工業分野

金や銀は工業分野でも使われています。特に金はその耐腐食性と優れた電気誘導性からスマホやパソコンなどの電子部品に使われています。銀も同様に半導体や太陽電池など、幅広い工業製品に用いられています。

医療分野

金や銀は医療分野でも用いられています。身近な所でいうと歯科治療で用いる金歯や銀歯でしょう。現在でこそ、オールセラミックなどのメタルフリーの素材がでてきましたが、それらがでる前は腐食に強く、ある程度の柔らかさを併せ持つ金は歯の治療に最適な素材でした。また、がん治療の放射線マーカーやペースメーカーにも用いられています。

投資

金をはじめとした貴金属は実物資産であるため、株式投資と異なり、価値が0になる事がありません。そのため、投資のリスクヘッジとして貴金属を資産として所有する投資家も多くいます。また、貴金属投資ではインゴットの他に金貨や銀貨のように硬貨になっているものも多く、重量もそこまで重くないため、比較的少額から購入することが可能でデザイン性も優れている物が多く、コレクションとして所有する事もあるようです。

まとめ

金や銀は古くから人々に重用され、現在でも人々の生活に密接に関わっている金属です。これは美しい見た目以外にも融点や展延性などの加工のしやすさが大きく影響していたと考えられます。そんな貴金属の需要は上がり続け、2020年の新型コロナウィルスを機に相場が急騰しています。「買取大吉」でも金・貴金属の買取を強化しており、貴金属の状態を問わず、高価買取を行っています。ご査定・ご相談は無料で行っておりますので、ぜひお近くの「買取大吉」各店までご来店ください。

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