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偽物の金を見極める要素である密度ってなに?比重とは違うの?

偽物の金を見極める要素である密度ってなに?比重とは違うの?

金は古来より人々に重用され、装飾品として利用されてきました。現代になり、装飾品としての需要のみならず、機械製品のパーツや投資にも利用され、人々の生活になくてはならない物になっています。それ故に、偽物の金が造られることも多いです。今回はそんな偽物の金を見極めるために重要な役割を果たす、金の密度についてご紹介します。

密度と比重の違いは?

金の密度はその金が本物かどうか調べるために重要な要素であるという話を上述しましたが、そもそも密度とはなんなのかについてご紹介します。また、密度と混同されやすい比重についても触れ、違いを解説していきます。(今回は金でよく使う単位に限定して解説します)

密度と比重とは

密度と比重という言葉は知っていても正確な意味まではわからないという方も多いのではないでしょうか。また、この2つは概念的にはまったく違うものになりますが、よく混同されて使われており、同じ意味で使われている文章も多く散見されます。

密度

物質の密度とは、単位体積あたりの質量のことです。簡単にいうと1㎤の物質の塊がどのくらいの重さがあるのかを表すものになります。純金の場合は19.32g/㎤となり、これは純金でできた1辺が1㎝の立方体の重さが19.32gですということを表しています。

比重

比重とは、ある物質の体積あたりの密度と、同体積となる物質の密度の比のことをいいます。よく基準として用いられるのは水で、その物質の密度と水の密度との比を表します。水の密度は1.0g/㎤のため、純金の場合は19.32が比重となります。このように比重は、水に対する比であるため、単位が存在せず数値のみで表します。この比重が1より大きい物質は水よりも重い物質なので水に沈み、逆に比重が1よりも小さい物質は水に浮きます。

なぜ混同されて使われているのか

上述した説明で想像できるかもしれませんが一番大きな理由は数値が同じになる事が多いという点です。比重の基準になることの多い水は密度が1.0g/㎤とわかりやすいため基準として使われる事が多く、それ故に比べたい物質の密度と比重の数値が同じになります。そのため、数値が同じになり、間違える事による不都合もほとんどないため、混同されていても問題にならないのです。

金の密度で偽物がわかるのはなぜ?

物質の密度というのはそれぞれの物質によって異なるため、同じにはなりません。金は全物資の中でも密度が非常に重く、金属として身近な鉄と比べると約2.5倍、アルミニウムにいたっては7倍以上の重さがあります。そのため見た目が似ていても金の重さを似せる事は難しく、その金属の密度を比べることによってその金が本物かどうかの指標にすることが出来ます。

金の密度を調べることの利点

金の密度を調べて真贋をつける最大のメリットは金の品位をある程度見分ける事ができる事といえます。純金はとても優れた性質をもつ金属ですが、人の爪でひっかいただけで傷がついてしまうほどに柔らかいという性質をもつ金属でもあります。そのため、アクセサリーなどに加工する場合は銀や銅などの他の金属を混ぜ合わせる事によって金合金にし、硬度を上げるといった対策をしています。その金合金に金がどの程度入っているかを表すのが品位とよばれるもので24分率で表されるのが一般的です。

金製品の品位は刻印によって確認することが出来ますが、残念ながら実際の金の品位よりも高い品位で刻印されている粗悪品もあります。日本製の金製品の場合はしっかりと管理されているため、あまりありませんが、海外製品の場合18Kのものを購入したら実は14Kだったという話もよくあります。その際に密度の違いから粗悪品を見つけることができます。

金の品位による比重の違い

一般的にアクセサリーなどに使われる金の品位とそれに対応する比重は以下の通りです。

K22:17.45~18.24

K20:16.03~17.11

K18:14.84~16.12

K14:12.91~14.44

K10 : 11.42~13.09

金の品位が同じにもかかわらずその比重に差があるのは、割金として混ぜられている金属の種類や比率によって数値が異なってくるためです。

金の品位は自分でも調べられる?

自身のもっている金製品の品位が気になった場合、特殊な計器がないとわからないんじゃないかと考える方も多いと思いますが、じつは身近にあるもので品位の推察をすることができます。

【用意するもの】

・はかりたい金属

・小数点以下まで測れるはかり

・水を入れるための容器

・釣り糸

密度の調べ方

① 測りたい金属をはかりに乗せて重さを計測する

② 水を入れた容器の重さを計測する

③ 容器の中に釣り糸で結んだ金属を沈め、計測する(この際に容器の側面や底に金属が接しないように注意する)

④ ①~③で求めた値を用いて計算する

⑤ 計算した値を上述した金の品位と比べることで品位を調べることができます。

【計算】

③から②を引いて金属を入れた時にどれだけ重くなったかを求め、そこででた値を①の値で割ってあげると密度を調べることが出来ます。式は①÷(③−②)となります。

これは「水中の物体が受ける浮力は、その物体が押しのけている水の重さと等しい」というかの有名なアルキメデスの原理を利用したものです。アルキメデスはこの法則を利用することによって王冠の材料が金ではないという事を見抜いた逸話は有名ですよね。

正確な数値や品位を知りたい場合は専門店へ

この方法で調べることが出来るのはあくまで目安となります。その日の気候や金属についた小さな気泡などによって数値は変化してしまいます。また、偽物でもタングステンなどの金に近い密度をもつ金属に金のメッキをしたものなどの精巧につくられた偽物に関してはこの方法では見極めることが出来ません。そのため、正確な品位や数値を知りたい場合は貴金属の買取を行っている専門店に依頼しましょう。専門店は品位を測るための特殊な機材や専門の知識を有している鑑定士がいるため、正確な品位を判別することが出来ます。

まとめ

今回は金の密度や比重について解説しました。自身のもっている金製品の品位が気になったなら是非一度試してみてください。本物かわからないけど売却を考えているという方は無料査定や相談をしてくれる買い取り専門店に相談してみるのも良いかもしれません。

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