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「金相場が変動する要因4選」今後10年の金相場について考察します

「金相場が変動する要因4選」今後10年の金相場について考察します

近年、金の投資が注目され、インゴットや地金型金貨をはじめ、純金積立金などを用いた、金投資を行っている方も多いのではないでしょうか?では、そんな金投資の損益を左右する金相場とはどのような要因で変化するのでしょうか?また、投資をするうえで一番気になるのは、金相場の動向ですよね。そこで、今回は金相場が変動する理由や今後10年の金相場予想についてご紹介していきます。

金相場に大きな影響力を与える場所は?

金取引を行う市場は、世界中に存在しており、代表的な取引場所としてロンドン・ニューヨーク・香港・チューリッヒの世界4大市場です。その中でも、ニューヨークとロンドンの市場は特に大きな影響を与えていると言われており、この2つの市場でどんな値動きをするかによって世界中の金相場が決定されているといえます。なお、現物取引(スポット)の中心はロンドン市場、先物市場取引の中心はニューヨーク市場のマーカンタイル取引所(NYMEX)で行われています。

金相場が変動する要因とは?

金相場は様々な要因によって値動きが起き、それの繰り返しによって相場が変化します。ここではそんな金の値動きが起こる要因についてご紹介します。

需要と供給のバランスが、どちらかに傾いたとき

金に限った話ではないですが、物の値段は需要と供給のバランスによって決まります。野菜などが豊作すぎて値段が下がってしまい、需要もそこまで上がらずに「豊作貧乏」になる場合があるのと一緒です。逆に、需要が高いにもかかわらず、供給が追い付いていない商品に対しては金額が高くても欲しいと考える人が増え、価格が上がっていきます。金は埋蔵量という制限があるため、需要と供給の影響を受けやすい物のひとつであり、従来の用途以上に電子機器などでも需要が増えているため、価格が上がっているといえます。

地政学的リスクが高まったとき

みなさんは有事の金という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。金は実物資産かつ、世界共通の価値があるという特徴があります。そのため、テロや戦争が起きる可能性が高い場合、安定資産である金の需要が増え、金相場が上昇しやすいといわれています。しかし、これは一過性のものという考え方もあり、この上昇のタイミングで金を売却する投資家も多くいます。

インフレーション(インフレ)

金は守りの資産ともいわれています。これは金自体に価値があるため、このあらゆるリスクに対して資産を守ることができるため、このようにいわれています。このリスクの中にはインフレも含まれています。基本的に景気が良くなると物やサービスの価格は上がっていきます。すると価格が上がる前に手に入れておこうと考える人が多くなり、結果として更なる価格上昇が引き起こします。これがインフレの基礎で、物の価値と反比例するように現金の価値が下がってしまいます。そのため、インフレ時には物としての価値がある金の相場が上昇します。

円安・円高

日本国内において、円安・円高というのは金の取引を行うときに大きな影響をもたらします。金は世界的に米ドルで取引されており、日本へと輸入するためにドル円為替相場が影響してきます。そのため、そのほかの多くの輸入品と同様に、金は円安になればなるほど価格が高騰します。

1ドル100円のときと130円のときでは、130円のときの方が金の価格は上昇します。金の相場は比較的安定しており、短期間で急激に上下する可能性はそれほど高くはありません。金相場の動きよりも、実はこのドル円為替相場の動きが、金価格に影響を与えるケースも多くあります。今後、金相場が上がるかどうかをチェックしたいときには、「今後のドル円為替相場が円安に傾きそうかどうか」を判断するのもオススメです。

過去の金相場の変動

このグラフは田中貴金属が掲載している年次小売価格の平均額(2022年は1月~11月の平均)をグラフ化したものです。このグラフを見た時にあれ?金額が低いと感じた方も多いかもしれません。それは金の売買には消費税がかかり、年度により税率が一律ではありません。そのため、このグラフは税抜価格で統一されており、実際の売買価格には消費税が加算されます。

このグラフにおいて重要な点を赤で色付けしました。この3点は過去の金相場において大きな影響を与えている年度になります。この項目ではその3点について解説します。

2008年リーマンショック

2008年にはリーマンショックが起きました。そのため、金の需要が増加し金価格が急騰しました。しかし、グラフで見てみるとそこまで大きく上がっているように見えませんよね、これはリーマンショックが起きた際に起こった急激な円高が原因です。円は比較的、安全であるという理由から世界中で日本円の需要が増えました。その結果、為替レートが円高方向に大きく変化し、日本円換算ではあまり変化していないように見えていますが、世界規模での金価格は大きく上昇しています。

2020年新型コロナウィルスの発生

2020年には新型コロナウィルスの大流行により、各国がロックダウンなどの措置を行い、世界中の経済活動が停止し世界経済に大きな影響を与えました。その社会情勢から安全資産である金を求める動きが大きくなり、1年で1,000円以上暴騰する形となりました。

2022年ロシアのウクライナへの軍事侵攻

2022年にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻が行われ、2022年12月現在も戦争状態が続いています。ロシアに対して各国は経済制裁として輸出入が制限されたり、各企業がロシアからの事業を撤退するなど、世界経済に大きな影響を与えています。また、ロシアはエネルギー資源や金の産出国でもあるため、世界的にそれらの供給が減っており、価格が上がっています。そのため、金の価格も2021年から更に1,000円以上上昇しており、日本では史上最高額を更新しています。

今後10年の金相場の推移を予想します!

短期的な金相場を予測していくうえで、最も重要なことは世界情勢が挙げられるでしょう。金は世界情勢が不安定なほど、求められる傾向があり、相場が上昇します。2022年12月現在の状況から短期的な価格推移を以下の2点から予想してみます。

新型コロナウイルス感染症の情勢

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が確認されてから約3年が経ち、少しずつ日常を取り戻しつつあるのではないでしょうか、2022年に開催されたワールドカップを見ていてもその様子を感じることができます。

ロシア・ウクライナ間の戦争

ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めてから約1年が経ちました。ロシアへの世界的な避難の動きは強まっており、経済制裁なども継続されています。戦争中は国力が消費するのみで、回復することはありません。そのため、ロシア側も継戦するのが困難になってくるのではと予想しています。そのため、楽観視することはできませんが、個人的には願望も含めて、近いうちに終戦に向かうのではと予想しております。

以上の事から私は近いうちに金の価格が下がり、しばらくは下がった状態で落ち着き、その後、緩やかな上昇を描き、10年後には今現在の相場と同じか少し下がった状態位になるのではないかと予想しています。もちろん、ロシア・ウクライナ間の戦争が拡大したり、コロナウィルスの変異により再びパンデミックが起こることで、金相場の更なる上昇が起こることも十分考えられます。

まとめ

今回は金相場の変動理由をもとに、今後10年間の金相場の推移について推測しました。あくまで個人的な意見にはなりますが、今は金の売り時であると考えます。金・貴金属の売却を考えている場合は、現在金・貴金属の買取を強化している「買取大吉」まで是非ご相談ください。実績豊富な鑑定士がお客様の大事な品物を査定いたします。

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