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金製品についている刻印ってなに?
刻印とは、装飾品などの貴金属製品に打たれている、製品の情報を表すマークです。刻印には、金の品位(金の含有率)を示すもの、ブランドのマーク、宝石がついている場合にはダイヤモンドやサファイヤ・ルビーなどの色石のサイズを表す刻印など、様々な種類があります。刻印は必ず表示しなければいけないという義務はありません。そのため、刻印のない貴金属製品も存在します。しかし、刻印で嘘の表示をすると詐欺罪となるため、ある程度信用できる指標となっています。
K24とK24GPの違いは?
K24の刻印は純金(金の含有率99.9%以上)の証明として金製品に刻印されています。ではK24GPはどうでしょうか、一見同じか、純金に何かがプラスされているように見えますよね。しかし実際は大きく異なっており、このGPはGold Platedの頭文字をとっており、これは純金のメッキを施したことを意味します。この金メッキとは、電気処理で金属の表面に薄い金の膜をつける加工です。金の美しい見た目や、耐腐食性を元の金属製品に付与することが可能で、費用もかからないため、人気があります。しかし、海外などでは金メッキの製品を純金製だと偽って販売したりする事例も報告されているため、注意が必要です。
金メッキの種類
金メッキにはいくつかの種類があり、大きく分けて電気処理によるメッキ処理と金張り加工によるメッキ加工があります。この金張り加工は薄い金の板を巻いて、金の層をつくる加工方法です。この金張り加工は電気処理のものより手間や金の量が必要になるため、高価になる傾向があります。
電気処理による金メッキ
・GP Gold Plated
・GEP Gold Electro Plated
・HGE Hard Gold Electroplated
金張りによる金メッキ
・GF Gold Filled
・GR Gold Rolled
・GS Gold Shelled
・RGP Rolled Gold Plate
金メッキの見分け方
金メッキ商品を見分ける方法としては刻印が本物かを見極めたり、色味をみて純度をあてるなどの方法もありますが、プロでも難しいため、一般の人がそれらの違いで本物か否かを見極めるのは難しいと思います。そこで、ここでは誰でもできる2つの方法をご紹介します。この2点では判断できない物も存在しますが、ある程度の参考になるはずです。
実際に手に持って重さで判断する
金は金属の中でも比重がとても重いため、同じ質量の鉄の倍以上の重量になります。そのため、K24(純金)に近い製品は小さなものであっても、ずっしりとした重さを感じます。したがって明らかに軽い物は金メッキの可能性が非常に高いといえます。
磁石を近づけてみる
金は磁石にくっつくことがありません。純金ではないK18などにする際の割金につかう銅や銀も磁石に反応しない金属になります。そのため、磁石を近づけた時にくっつくようであれば金メッキであるといえ、少なくとも純金の可能性は100%ないといえます。
K24GPの金製品は売れる?
K24GPは純金ではなく、金メッキの製品になるため、金としての価値はありません。そのため、貴金属としての買取は難しいといえます。しかし、ブランドや付属している宝石の価値によっては売却することも可能です。特に金張りの場合には査定額に少し上乗せすることも可能です。金かメッキかわからない場合でも、買取店などでは比重計や試金石を用いて金を判別することができます。「買取大吉」でももちろん判別することが可能です。査定・ご相談は無料で行っておりますので是非一度ご来店ください。
まとめ
メッキというと、あまり良いイメージはないと思いますが、金メッキは、コストをあまりかけずに金特有の美しい見た目や優れた性質を付与することのできる素晴らしい技術です。金メッキの特性を理解し、手軽に楽しめる金製品として金メッキの商品を所有してみてはいかがでしょうか?