インゴットとは？
インゴットは英語表記（ingot）で語源は（in-got）注がれてできたものとなり、金属を型に注いでできた塊（鋳塊）を表します。
地金とインゴットは同じもの？
地金もインゴットと同じように金属の塊を表すものですが、これらは同じものなのでしょうか？貴金属投資の場面や一般的な使われ方において、地金とインゴットは同じものとして扱われることが多いため同じものであるともいえます。しかし、正確な意味では地金とインゴットはまったくの別物です。
インゴットは国際的に認められている業者が厳しい基準のもとで作成したもので、主に保管や資産運用目的で取引されています。一方、地金はただの金属の塊を表します。つまり、アクセサリーや形の整っていない金属の塊でも地金といえるのです。たとえば、YouTubeなどに挙がっているアルミインゴットの作り方などは、インゴットではなく、正確にはインゴット型の地金をつくっていることになります。
インゴットの種類
インゴットは目的や値段毎に様々な重さや材質の種類があります。ここではそれらについてご紹介します。
材質
正規のインゴットには、金・銀・プラチナ・パラジウムの4種類の材質があります。
重さ
一般的な取引で利用される重さとしては5g・10g・20g・50g・100g・200g・300g・500g・1kgの9種類が製造されており、この他に、金ではラージバーと呼ばれる皆さんが一番イメージするであろう12.5kgのインゴット、銀では30kgのインゴットが作られています。
刻印は品質の証明
インゴットには厳しい基準があるという事を上述しました。この厳しい基準をクリアした物のみがインゴットとしての品質の証明として刻印がつけられます。刻印で示されているのは以下に記述します。
ブランド名（製造メーカー）
国際的に技術や信用が認められた製造元のみ、インゴットにブランド名を刻印することができます。日本で取引されている有名ブランドとしては、田中貴金属工業・住友金鉱鉱山・三菱マテリアル・スイス銀行などが挙げられます。
重さ
そのインゴット本体の重量を示すために刻印されます。
品位
そのインゴットがどのような金属で純度はいくつなのかを表すため、刻印されます。この数値が高いほど、純度が高く価値が高くなります。
シリアルナンバー
シリアルナンバーは、インゴットの商品管理を目的として付けられている数字です。インゴットの取引を行うためには、偽物を排除する必要があります。正規に製造され、流通したインゴットには、それぞれシリアルナンバーが割り振られます。同じシリアルナンバーのインゴットは存在せず、偽物の取引を規制しやすくなります。
投資として
金
金は安全資産といわれ、昔から世界中で取引されています。金を投資する一番のメリットは価値が0にならないことです。また、大きな変動が少なく長期的には右肩上がりを続けているため、長期的な運用に向いています。
プラチナ
プラチナは金よりも希少価値があり、ジュエリーなどへの利用以外にも自動車工場などでも利用されています。投資という面では金よりもマイナーでありますが、景気に左右されやすいため、金よりも値段の上がり下がりが激しいです。そのため短期運用の投資に向いており、ハイリスク・ハイリターンだといえます。
銀
銀は重さ辺りの金額が金やプラチナと比べると安いです。そのため、同じ金額を投資した場合、銀は金の100倍弱の重量を保有することができます。金1g辺りの値段が1日で100円以上値動きすることは稀ですが、銀は1g辺りの値段が1円以上動く事はよくあります。それどころか、1日に5円前後動く事もあるのです。また、銀の値段は景気によっても左右されるため、金に比べてハイリスク・ハイリターンの貴金属投資であるといえます。
まとめ
今回はインゴットについてご紹介しました。「買取大吉」では金・貴金属の買取を強化しており、インゴットに関しては通常の地金買取とは別に、高額買取を行っております。貴金属インゴットの売却を考えている場合は「買取大吉」を是非ご利用ください。少量から丁寧に査定し、高額買取いたします。
