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そもそも、金とは何か
ひとくちに「金」といっても、どういったものを指すのか、金はどのような特性を持つのかをご説明いたします。金(ゴールド)とは元素記号Au、原子番号79の金属です。Auはラテン語の「光るもの」aurumに、英名のゴールド(Gold)はサンスクリット語の「輝く」にちなんだと言われています。金の特性はなんといってもその輝き。この輝きの秘密は金が光の中の青だけを吸収し、その他の色は反射する、といった特性に由来します。さらに、金の展延性も他の金属にはない特性でしょう。
金は最も薄く伸ばせる金属で、1グラムで約3000メートルもの長さの金糸や、さらに極薄にした金箔を加工することも可能です。このこともリングやネックレスなど多彩なデザインを形成するのに大変適していると言われています。なお、金の用途はリングやネックレス、イヤリングなどのジュエリーに留まらず、貨幣やインゴット(バー、延べ棒)など資産として、また、導電・熱性を活かした半導体ワイヤーなど工業用として、と幅広いケースで使用されています。これらは金の持つ不変性と融解性ゆえ、熱で溶かせば全てがまた別の金となる、つまり半永久的にリサイクルが可能です。
金の歴史
金は金属の中でも貴金属と呼ばれ、まさに貴いものとして高い価値を持ち続けてきました。そんな金の歴史は、実は紀元前の昔にまで遡るのです。人類が初めて発見した金属は金と言われています。文明の始まりから人々を魅了してきたと言っても過言ではありません。当時は加工技術が無かったためやわらかさが道具としては向かず、一般的には装飾として用いられていたようです。また、貨幣としても同じく紀元前となる7世紀頃のものが確認されていて、既に国際通貨の役割まで果たしていました。その後今に至るまで装飾品、貨幣、芸術などで活躍し、一度も人々の手を離れていません。
もちろん日本人にとっても金は歴史的に高い価値を持ってきました。日本では装飾品や貨幣というよりも、建築物や神社仏閣などに使用されてきたことが顕著です。現在日本の金山はほとんど閉山していますが、実はかつて豊富な量産国だった時代がありました。最盛期は8~15世紀で、現在の岩手県~宮城県での発見が記録に出てくる初めての金山。奥州藤原氏が誇った金色堂などは非常に有名です。その後、佐渡や伊豆半島の土肥、九州地方など全国各地で採掘されました。
また世界に話を戻しますが、現在、最も金の産出量が多いのは、中国です。(2020年時点)その量、なんと380トン。ついで、オーストラリア 320トン、ロシア300トンとなります。以下、トップ5のランキングです。
1 中国 380トン
2 オーストラリア 320トン
3 ロシア 300トン
4 アメリカ 190トン
5 カナダ 170トン
金と貨幣
金の歴史を語るうえで、貨幣もまた欠かせません。先ほど紀元前から金貨が作られ国際通貨としての性格を持っていた、とお話しましたが、世界共通で価値を持つ金は貨幣制度における大切なベースでした。それは何も金貨だけに及びません。現代日本では中央銀行が発行する紙幣が当然のように流通していますが、これは国の信用を背景にした管理通貨制度というものです。かつては国家にこういった後ろ盾はなく、金銀ベースの金銀複本位制度が各国でとられていました。これは金(または銀)と貨幣を引き換えることを約束したもので、自国貨幣を金銀で保証したものです。19世紀に銀が大量産出され価値が不安定になったことで、金本位制度が広がっていきました。1816年にイギリスが確立し、日本でも日清戦争後に移行されています。
この制度のメリットは金で自国貨幣を保証し安定させられることですが、同時に一定量の金を保有してなくてはなりません。そのため金産出量に大きく価値を左右されること、また国の経済に合わせてお金を調節することができないことなどから、1929年の世界大恐慌によって金本位制は崩壊に陥りました。今では金本位制度は終了していますが、不安定な情勢が続く国の人々は通貨より金に重きを置いており、より大切な資産としての意味合いが強くなります。
金の純度は24分率で表示
ここ最近、歴史的な相場高騰により、何かと注目を集めている金ですが、一言で金と言っても、色んな種類があります。純度・色などにより、特徴や用途、印象などが大きく変わります。続いて、は金の単位や表示について説明していきましょう。日本国内では、金の純度を表す数字は、24分率という特殊な基準で表されることも多いです。つまりK24というのは、純度100%の金(純金)であることを示しています。
K18は、全体の18/24、つまり75%が金であるという事を表しております。ジュエリーとして加工されている金は、このK18が多く、75%の純金に25%の別の金属を混ぜているというわけです。金の純度に関する表記は、K24やK18以外にも多くあります。K22・K21.6・K20・K14・K10・K9などが、比較的一般的です。別の金属を混ぜていると先程述べましたが、この別の金属の事を、割り金(わりがね)と言います。金の代表的な割り金は、銀、銅、パラジウム、ニッケル、亜鉛などです。それぞれ、意味や役割、目的があります。合金にすることにより加工しやすくなったり、強度をあげたり、色味を変えたりすることが可能です。
たとえば、純金が75%で割金が25%入ったものを、18金(K18)と言われますが、その割金部分の材料や比率で、ホワイトゴールドになったり、ピンクゴールドになったりします。下記に、一例を記載します。
<金の色と割金の比率>
●K18イエローゴールド
-5分割(銀5:銅5)
-4分6(銀4:銅6)→ごくわずかに赤みがでる
-逆4分割(銀6:銅4)→ごくわずかに青みがでる
●K18ホワイトゴールド
-割金の重さの25%をパラジウム、または、ニッケルと混ぜたもの
●K18ピンクゴールド
-銀3:銅7 わずかにパラジウム
日本では、金と並んでプラチナも人気です。参考までに、金とプラチナの高度を比べてみましょう。金の硬度は22に対してプラチナは130と、金の約5~6倍硬いことがわかります。プラチナの硬さは10円硬貨と同じくらいです。その硬さから、長い期間身に着ける、結婚指輪に使用されることが多いのです。余談ですが、日本でのプラチナの人気は高く、一説には、アクセサリーとして使用されるプラチナの1/4は、日本であると言われるくらいです。金とは違った、控えめな上品さが、国民性にもあっているのでしょう。
金の含有率で変わる、種類・特徴(24K・18K・14K・10K)
では、24K・18K・14K・10Kの4種類の特徴などを比べていきます。まず、金という素材は、変色や腐食しにくいのが特徴で、含まれる金の量が多い方が、値段が高く、価値があります。それならK24=純金がいちばんいいのでは?と思われるかもしれませんが、ほぼ金でできている純金はとても柔らかいため変形しやすく、細かい加工をするアクセサリーには向かない場合もあります。
●24K(24金)
金の含有率は100パーセント。他の金属を混ぜていないもので、日本では純度が99.99パーセント以上のものが24Kとされています。価値は高いですが金属としては柔らかすぎるためアクセサリーに用いられることは少ないです。また、基本的には金の含有率が多いほど変色しにくいですが、やはり柔らかいため、傷がつきやすくなってきます。純金という「価値」を重視し、コインやインゴットなど、資産として保有される製品へと加工されています。
●K18
金の含有率は75パーセント。変色しにくい上、耐久性も兼ね備えているので、アクセサリーとして加工するのに向いています。また、10Kよりも金の純度が高い分、アレルギーを起こしにくいとも言われています。
●K14
金の含有率は58パーセント。18Kの金以外の含有物が銀や銅であることが多いのに比べ、14Kは銀や銅の他にパラジウム(プラチナと同じ白金属)が混ざっていることがあります。18Kよりも金の純度が低いため壊れにくいですが、輝きは弱く変色もしやすくなります。表記については、日本製のものをK14、日本以外のアジアで生産された製品を14Kと表すものが多いようです。
●K10
金の含有率は42パーセント。輝きは18Kと大きく違わないと言われていますが、あたたかみのある18Kに対して、10Kはさわやかな色味であることが多いと言われています。また、10Kは18Kに比べると硬い素材のため変形しにくく、傷が付きにくいという特徴があります。ただ、硬めな素材なので指輪のサイズ直しが難しいことがあります。見た目の高級感(キラキラ感)は、K18とK10ではあまり遜色がありません。どちらもキラキラした上品な美しい輝きです。K10は、K18に比べ、比較的リーズナブルですので、気軽にジュエリーを楽しみたい、ファッションに合わせて付け替えたいといった方に人気です。
金の価値は何故高いのか
古くから貴金属として重宝されてきた金。その理由は、もちろん金が持つ美しさや輝きもありますが、稀少性が大きいところも占めます。金は鉱石から採取されますが、鉱石1トンに対してわずか5グラムほどしか産出されません。人々が金を求めて大海原に帆を進めていた歴史を見ると、産出量問題もまた長年の悩みだったのでしょう。様々な資産形態の中で金は今後も安定している、という話を聞いたことはありませんか?先ほど国内での新たな鉱脈発見のお話をいたしましたが、そもそもの産出量の低さもあって年々減少傾向にあり、産出量が需要を大きく上回る可能性が将来的に低いためそう言われます。
しかしながら金の不変性・リサイクル可能な半永久性から、これまで産出した8割以上のものが現存しているとも言われています。ちなみに貴金属の定義として、こういった稀少性、国際的な流通性や普遍性、経年による劣化がない不変性を指すことがあります。これは金だけに留まらず銀イリジウムやプラチナ、金パラジウムやロジウムなど、リングやネックレスなどジュエリーによく使用されているおなじみの顔ぶれが並びます。
金の価値はどのようにして決まる?
金はいつの時代も高い価値を誇ってきましたが、常に一律の価格ではありません。金の価値・価格は、下記3つが大きく関わってきます。先ほど述べた純度に加え、それぞれをご説明いたします。
●需要と供給
金が高い価値を持つのは稀少性、つまり供給量の少なさにあります。前述のように、人々の大きな需要を上回るほどの産出が見込める可能性は将来的に見てもかなり低いでしょう。金の美しさへの需要はもちろんですが、「金の価値」への需要が高い、という理由があります。世界的に強い円が流通している日本ではあまり実感がありませんが、情勢不安な国の人々は自国通貨を信じず、金という安定した資産を手に入れようとします。これは世界情勢や景気が不安定な時が最も顕著で、需要が供給を大きく上回り金の価値・価格を高騰させます。
金を「不確実な時代における安全資産」とする考え方は、同時多発テロやリーマンショックが発生した2000年代に大きく広まりました。もちろん需要が落ち着き金の価値・価格が下がることもあります。それは、世界景気が好調な時。先のロシアによるウクライナ侵攻により、金価格が大幅に上昇したのも、上記のような理由が関わっています。
●為替相場
金相場はドル建てのため、為替レートの影響も考慮しなくてはなりません。日本国内でも金採掘がまた始められようとしていますが、やはり現在は輸入がほとんど。そのため円安だと金価格は上昇し、円高だと下落するようになります。他には現物そのものの価格に、保険料が輸送料が加算され、最終的に日本国内での金価格が決定する事もあります。
金の偽物
ここまで、金がいかに価値が高いかお話してきました。高価なものには、偽物の存在が付き物です。金にもたくさんの偽物が存在します。素人では容易に判別できないケースも増えてはいますが、自衛のためにも正しい知識を身に付けておくと良いでしょう。
●刻印を確認
本物の金製品と、表面だけが金色の製品は見分けが難しいことから、メーカーは製品に刻印を入れていることが一般的です。製品に刻まれた刻印を確認することで、内部まで金でできた製品とメッキ製品を見分けられます。ただ、新品での国内販売品は殆ど偽物が流通しません。刻印を見ていただき、「K18」「Pt900」などが刻印されていれば、ほぼ問題ありません。特に金種刻印の横や上に日本国旗が刻印されていれば、本物と断言できるでしょう。
もちろん中には、刻印まで作りこむ、もしくは刻印部分のみ本物でその他は偽物というケースもありますが、中古業者でも月に一度見るか見ないかの稀なものになりますので、そこまで心配しなくても良いでしょう。ただし、「18K」とKが数字のあとに位置する刻印は、偽物であるリスクが高いため注意が必要です。18Kは「あとK」と呼ばれ、国内で古い時代に作られた金製品や、東南アジアなどの海外で作られた金製品に多く見られます。「あとK」の中には、まれに金の含有比率が実際と異なる偽物が紛れている傾向です。そのため、刻印が「あとK」の場合は別の方法で金とメッキを見分ける必要があります。
●色味
金製品は、純度が高いほど金特有の色味を持つことが特徴です。インゴッドなどの純金は、オレンジに近い深みのあるイエローとなります。金の純度が下がるほどオレンジの色味が減り、明るいイエローになる傾向です。全体の半分以上が銅などの金以外の物質で構成される場合、金特有の輝きを失い、色味が暗くなります。一方、メッキの製品は色味が薄く、表面にてかりが見られることが特徴です。また、経年劣化したメッキは表面に傷がつき、内側にあるベースの材料が露出しているケースもあります。確実に金だとわかっている製品が手元にある場合、本物の色味と比較することによって、金とメッキを見分けることが可能です。金は腐食しませんので、サビや極端な劣化も、見極めるポイントになるでしょう。
●磁器
金や、プラチナ、シルバーなどの貴金属は磁石に反応しません。これを利用し、磁石に反応する金属は貴金属ではないと断言することが出来るようになります。注意点として、貴金属でなくとも、銅やアルミなど磁石に反応しない物質もありますので、磁石にくっつかないので即貴金属と判断しないようにしましょう。逆に貴金属でも稀に磁気を帯びて磁石に反応する場合もありますので、刻印と磁石療法で判断するようにしてください。
悪質で精巧な偽物
●刻印の偽造
製品の表面に「K18」など金を表す刻印があるものの、実際の中身が金以外の場合は偽物です。金以外の金属表面にメッキ加工を施したうえで、金と偽った刻印が表示されている貴金属は、偽物と言えます。メッキ加工が施された製品には、金メッキを表すGPをつけた「K18GP」などの刻印を表示することが正式な規則です。しかし、偽物の貴金属ではGPを除いた刻印が表示されている場合があります。メッキであることを隠すため、金と同じく比重の大きいタングステンなどの金属がベースに使われることも特徴です。
●金種の偽り
貴金属の偽物の中には、実際の含有量よりも多くの金が含まれているかのような刻印が表示される場合もあります。「K18」と表記されているにもかかわらず、実際は12カラットの金である場合などは品質を偽っているため、偽物です。日本国内では金の刻印に関する厳しい基準が設けられているため、市場に出回る金製品が偽物である可能性は低くなっています。新品の貴金属を購入した場合、それが偽物であるリスクはほぼありません。金製品の刻印を偽る方法は、中古業者を騙すために用いられる手口の1つです。
●パーツの偽造
複数のパーツで構成されるゴールドアクセサリーでは、製品の一部に偽物の金が使用されているケースがあります。留め具やチェーンの接続部分など、見た目が金色であっても実際はメッキの場合、純粋な金製品としては扱われません。本体部分に金製品の刻印がある場合、金以外の素材で作られたパーツは見落とされやすい傾向です。そのため、アクセサリーを鑑定する際はパーツまで含めたチェックが重要となります。
●素材の偽造(タングステン)
こちらが特に悪質で、明らかに人をだます為に作られたものになります。タングステンなどの、比重が金やプラチナに近い素材をメッキ加工し、あたかも本物のような刻印を施したものです。比重も近く、見た目も金やプラチナと同じな為、プロでも初見では見破れないケースが多い偽物です。ネットオークションなどで、金やプラチナと書かれているのに、すごく安く売られている際などだけ気をつけましょう。
金メッキについて
繰り返しになりますが、金は非常に価値の高いものです。その為、先に説明した偽物も存在します。金メッキは、偽物ではなく、金のイミテーションとお考えください。表面のみ金を施し、内部は安価な素材を使います。その為、見た目は金の耀きがありますが、本物の金と比べ、お求めやすくなります。そんな金メッキの刻印を紹介します。
●K18 3M(ミクロン)
眼鏡やネックレスでポピュラーなのが、K18 3Mという刻印です。これは金張りの刻印で、品位K18の横か上下どこかに(数)Mと入っていたら、表面に(数)M(ミクロン)のK18鍍金(メッキ)が施されているという意味です。
●24K GP
24KGPという刻印もポピュラーです。金杯に非常に多く、その刻印の上部に企業名とロゴマークが刻印されたものも多く見られます。GPは「Gold Plated」の略で、鉄やアルミなどの表面に、薄く本物の金を施したものを意味します。
●24K GF
24KGPと似た刻印で、24KGFというものもあります。「GOLD FILLED」金張りです。ベースの真鍮表面にK18を重ね合わせて高熱圧着(900℃前後で加熱してから圧延)されたものです。通常の金メッキよりも80~100倍金の層が厚いために発色も良く摩耗に強い特長があります。最近はネックレスや眼鏡などにも【1/20 18KGF】の製品が増えてきています。
●その他
GS・・・Gold shelled
金張り、GEP・・・GOLD ELECTRO PLATED 電気メッキ
HE・・・HARD GOLD ELECTROPLATED 金メッキ
GR・・・GOLD ROLLED 金張り
RGP・・・ROLLED GOLD PLATE 金張り
などがあります。
※海外製品独特のメッキ刻印もありますので、注意してください。
ゴールドアクセサリーの変色や黒ずみを防ぐには?
最後に、金の手入れ方法についてご紹介していきます。アクセサリーの変色や黒ずみの大きな原因のひとつは、着用によって付着した皮脂が酸化することです。中でも、ゴールドはシルバーや真鍮よりも酸に強く、錆びにくい性質を持っているので、比較的メンテナンスがお手軽な素材だと言われています。着用後に、メガネクロスやガーゼなどの柔らかい布でほこりや汗、皮脂などの汚れを軽く拭いてあげるだけでも、変色や黒ずみの発生を抑えることができます。毎日の手軽なお手入れを続けることで、ゴールドアクセサリーを美しい状態で保ちましょう。
頑固な拭き取っても落ちない黒ずみが発生してしまったときは、中性洗剤を使ってお手入れします。用意するものは中性洗剤、ぬるま湯、水気を拭き取るための柔らかい布。お湯の温度が高すぎると、気温とお湯の温度差でアクセサリーについている宝石・天然石が割れてしまうことがあるので、必ずぬるま湯を使うようにしましょう。
●温泉に注意?!
金は強いものだから大丈夫、と身に付けて入浴される方もいますが、金にとって温泉は絶対に禁物です。温泉には様々な成分が含まれているため、どのような変化が起きるかわかりません。K18は化学変化しやすいので、せっかく鮮やかだった金色がすすけたような黒になってしまうこともあるのです。特にホワイトゴールドはその性質や割り金の分量のせいで変色しやすく、元通りの白銀に戻すためにメッキのやり直しになることも。また、オパールなどの化学変化に弱い石が使用されていると、金の部分だけでなく石も深刻なダメージを受けてしまいます。このような変色や破損を防ぐため、金のジュエリーは可能な限りはずして貴重品ロッカーなどにあずけておきましょう。
まとめ
金とは何か、金の歴史や価格決定、実際の売買など、知っているようで知らない「金」について解説いたしました。金が高い価値を持つことは周知の通りですが、これだけ長い歴史があること、そして今なお日々金の価値への注目度が高いという事実には驚かされるばかりです。今後も安定した価値を持つであろう金ですが、世界情勢などにまつわる需要と供給や為替変動でその相場を大きく変えてくる可能性もありますまた金は純度によって、異なる性質を持つもの。目的や好みに合わせてしっかりと選びましょう。また将来的に売却を考える際にも、純度に関する情報が、きっと役立つことでしょう。