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金の純度と硬度の関係性

金の純度と硬度の関係性

アクセサリーなどでもよく使用される金ですが、純金のままで使われることは多くありません。今回はなぜそのままで使われないのか純度と硬度の関係性から話していこうと思います。

金とは

世界中の金を集めても25mプール一つ分にも満たないと聞いたことがありませんか?金は希少価値も非常に高く、現代ではアクセサリーのみならず医療機器や資産価値としても古くから注目を集める素材です。そんな金は素材として非常にやわらかく、薄く伸ばしたり糸のように細くしたりと加工しやすい金属として知られています。しかし、アクセサリーには向かないという欠点があります。金製品の耐久性を左右する「純度」金はわずかな力で変形してしまうため、アクセサリーに加工する際にはある程度の強度が必要です。そのため、アクセサリー商品として加工する際は他の金属を混ぜて硬度を上げ、装着中の傷や変形を防ぐことが一般的です。金の純度は「K」で表され、金と他の金属(割金)を混ぜた加工品を合金と呼びます。

K(カラット)とは

K(カラット)は、金属に含まれる金の純度を24分率で表示した単位です。99.99%以上が金で構成される24Kを純金と呼び、数字が小さくなるとともに金の含有量が下がります。日本では24金、18金などとも呼ばれます。金製品の硬さをKごとにまとめると下記のようになります。

※あくまでも目安であり、加工方法や割金の種類によって金製品の硬さは異なります。

含有率       硬さ

24K(純金)    約25HV

18K(金75%)   約40~170HV

14K(金58.3%)  約200HV

硬度によって色見が異なる

デザイン性や資産価値を保ちながらも、加工のしやすさ・強度の高さが両立できるため、24Kよりも18Kが重宝されます。18Kといっても、配合する金属や含有率によって色味が異なり、カラーゴールドとしてそれぞれの種類があります。下記は、18Kで代表的なカラーゴールドにおける、おおよその金属含有率と硬度をまとめたものになります。

※数値はあくまでも目安であり、熱処理などの加工方法や割金の種類・割合を変化させると金の色味や硬さは変化します。

 

含有率                               硬度

ホワイトゴールド(金75%:銀15%:パラジウム10%)     約125~260HV

ピンクゴールド(金75%:銀5%:銅18%:パラジウム2%)   約150~240HV

イエローゴールド(金75%:銀15%:銅10%)         約120~250HV

グリーンゴールド (金75%:銀25%)             約40~130HV

金の適切な保管方法

24Kはもとより、割金によって硬度を上げた18K以下の金製品でも、扱い方によっては傷ついたり変形したりします。また、18K以下は割金の成分によって変色・劣化する恐れがある金製品です。これは金そのものが変色するのではなく、強度を保つために割金として加えている銀や銅などが硫化して起こる変色です。しかし18金が変色する場合はシルバーが参加して黒くなってしまうような変色ではなく”やや黄色みが増した”や”やや赤みが増した”等の色の強弱が変化したように見える状態になる事を指します。

そのため漂白剤や髪の毛用のカラーリング剤などの価格薬品系に触れる際は、結婚指輪と薬品が直接触れることがないように手袋をするか、指輪を外して作業する方が良いと思います。自宅での入浴は問題ありませんが、複合泉、特に硫黄の香りの強い温泉に入浴する場合は注意してください。金のリングが変色するような温泉は効能の他に注意事項として装身具を外すことを書いていると思いますので、匂いの強い温泉だと思った場合は予め指輪を外していただくのがおすすめです。金製品の保管・取扱時には、下記の点に気をつけましょう。

アクセサリーの装着時

・化粧を終え、香水などを振った後につける

・汗をかいたり海水や温泉に浸かったりする場合は外す

・金製品の指輪をはめた指の隣に他の指輪をはめない

旅行やお出掛けにアクセサリーを身に着けていくことも多いかと思いますが、場所によってアクセサリーの変色・破損・怪我の原因となりますので取り扱いには注意が必要です。海や温泉などの水に濡れるような場所では、大切なアクセサリーが変色する可能性がありますし、海岸の硬い砂や小石などで細かい傷がついてしまうことがございます。また、スポーツなど激しい運動時の着用は怪我やアクセサリーの変形の原因となりますのでおやめください。ゴールドは熱伝導が高い金属のため。ゲレンデやサウナなどでのご着用は凍傷や火傷の原因となる場合もございます。

洗い方

・金製品専用のクロスや革を使って優しく丁寧に磨く

・皮脂などの汚れを取りたい場合は中性洗剤をぬるま湯で薄め、洗面器などの中で撫で洗いする

・汚れがひどい場合は、つけ置き洗いを繰り返す

・しっかりとすすぎ切る

・柔らかい布で優しく水気を取る

・24Kはブラシを使わない

・18K以下は、毛先が細かく柔らかい歯ブラシを使い力を籠めずに汚れを掻き出す

保管方法

・一つずつ柔らかい布で包んで保管する

・個別に仕切られた箱で保管する

基本的に24Kは傷、18K以下は汚れ・変色への注意が必要です。また、アクセサリーに宝石が使われている場合は、石のお手入れ方法もチェックしましょう。専門的な知識や技術がない場合は、研磨剤などの使用を控えたほうが無難です。乱雑に扱うとジュエリーに傷がついてしまい、輝きが損なわれてしまいます。ジュエリーは可能な限り個別に保管し、お互いがぶつかり合うことの無いようにすることが大切です。そのため専用のケースなどに保管しておくのが好ましいですが、お出かけ先でも個別に包み、ポーチなどで保管するなど大切に取り扱う意識を常に持ちましょう。

直射日光や高温・過度の乾燥・埃を避け、風通しの良い湿度の低い場所で保管するなど、少しの気遣いでジュエリーの輝きは長くキープされます。

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