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金 ETFとは?メリット・デメリットを徹底解説

金 ETFとは?メリット・デメリットを徹底解説

ETFとは「ExchangeTradedFund」の略称で、日本語では上場投資信託といいます。日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などのように、特定の指数(ベンチマーク)に連動するように運用される投資信託です。今回は簡単ではありますが、今話題の金ETFについてご紹介していきます。

金ETFとは

ETFが連動を目指す指数は、複数の銘柄で構成されているので、ETFの投資対象も複数の銘柄ということになります。そのため、現物の株式や金を購入するよりも手軽に分散投資効果を得ることが可能という特徴があります。また、ETFは証券取引所に上場しているため、株式取引のように取引時間内であればリアルタイムで取引できるという特徴もあります。金ETFとは、金価格に連動するように設計されたETFです。金ETFの価格は金価格に連動することを目指す設計になっているため、損益は金価格の変動に左右されます。例えば、SPDRゴールド・シェア(1326)、純金投資信託“金の果実”(1540)などです。

金ETFは、金への投資を商品市場ではなく、投資家になじみ深い株式市場で行えるようした新金融商品で、金地金で運用する投資信託を株式市場に上場した上場投資信託(ExchangeTradedFunds)です。金への投資は、株式や債券とリターンの相関関係が異なるので、ポートフォリオを組む上でリスク分散に有効です。インフレになると金価格は上昇するので、特にインフレ・リスクに対するヘッジとなります。しかし従来、金への投資は、商品市場で現物または先物を購入することが必要で投資家にとって敷居が高いものでした。それが金ETFの登場で、投資家がポートフォリオに組み込むのが容易になりました。

金ETFのメリット

特徴

最大の特徴として挙げられるのが、購入したものが国内で保管されており交換可能な点です。何かあった時の金といわれているように、昔から権力者や経済力のある人たちにとっては常に投資の対象として人気です。そんな金を簡単に購入できるのは、金ETF投資における最大の特徴といえるでしょう。1点注意したいのは、実際に本物と交換するためには、一定数以上の所有が必要不可欠な点です。交換しようかと考えている人は、あらかじめ注意してください。

少額からでも利用可能

少額から購入することが可能なのも大きな特徴です。金の現物を購入しようと考えると、まとまった金額が必要になってくるのは否めません。しかし金ETFであれば、1口単位で購入できるので、まとまった金額を用意できない人でも投資が可能です。何かあった時のために、普段の投資に加えて金ETFを利用して積立をしておくのも賢い投資戦略の1つといえるでしょう。またNISAなども利用できるため、節税面でも非常に優秀です。

株と同じように取引ができる

株と同じように気軽に投資ができるのも、金ETFの優れた一面です。現在であればインターネットを通じてどこからでも購入ができるので、何か世界情勢に影響があるような事件などが起きたらすぐに自分の資産を金に換えられます。金ETFは、東京証券取引所など証券取引所に上場しているため、株式と同様、取引時間内に、相場の動きを見ながらリアルタイムで売買ができるのも一つのメリットです。

デメリット

株式と同様に、売買の手数料がかかります。直接的に金を保有するわけではないため、保管料や年会費などは発生しません。金ETFの中には、金の現物に交換できるものがあります。現物に交換する際、手数料などのコストが発生します(現物の交換に対応している証券会社で取引をすることが必要です)。

また、株と違って、配当金がないのも注意。ほとんどの金ETFでは現物の金を手元に保有できないことや、自動積立が難しいため、タイミングを見て自分で取引しなければならないなどのデメリットがあります。取引所での流動性が低い銘柄の場合は、売買によって大きく値が動くこともありますので注意が必要です。

まとめ

金ETFは現物そのものに投資するのとは異なり、違った特徴を有しています。特に少額からでも利用ができるので、金を購入するお金はないが投資はしたい人にとっては非常にありがたい金融商品だといえるでしょう。金ETFは少額からでも取引ができ、現物を保有する必要がないなど、手軽に貴金属投資を始めたい方に向いている投資商品です。株式・債券などと合わせて購入することで、分散投資によるリスクヘッジも可能となります。

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