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純金積立投資の証券会社はどこがいい?おすすめ4社を徹底比較

純金積立投資の証券会社はどこがいい?おすすめ4社を徹底比較

純金積立とは、毎月一定額の純金を購入を継続する方法です。 今回は純金積立でおすすめの証券会社と、メリット・デメリットを紹介します。純金積立をしたい方、証券会社はどこがいいのか知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

純金積立投資とは?

最初に、純金積立とは何か、他の消費との違いと特徴から紹介します。

純金積み立て投資の特徴や他の商品との違い

純金といったコモディティ商品は、リスク分散として活用されることが多く、投資のなかでも少額から始められる特徴があります。

また、一定期間ごとに積立を続けるため、ドルコスト平均法という方法もあります。 

ドルコスト平均法とは、価格が変わる商品を常に一定量定期的に買います。価格が下がれば多く買い、価格が上がれば少なく買うことで、全体の平均購入価格を平準化する方法です。

純金積立の最大の特徴は、投資をするのが金である点です。株は会社が倒産すれば無価値になり、現金も国がなくなると価値もなくなります。

ただし、金は現物資産であり、金そのものに価値があるため、世界中どこでも使える資産です。

純金積立投資の証券会社がどこがいいのか徹底比較

証券会社は複数ありますが、どこがいいのでしょうか。ここからは、純金積立をするのにおすすめの証券会社を紹介します。それぞれの特徴やメリットも紹介するため、迷っている方は参考にしてみてください。

楽天証券

年会費 購入手数料 スプレッド(g) 安全性  特徴
0円 1.65% 78円   非課税の新NISAが利用可能
楽天カードを使える

楽天証券は純金積立コストが月額5,000円と最も安いことが特徴です。

加えて、楽天カードを使用できるため、貯蓄額の0.5%分がポイントとして貯まります。そのため、純金積立では非常にお得な証券会社なのです。

また、楽天証券は預けた金と同価値の現金を別管理しているため、万が一会社が倒産しても資産は全額守られます。大切な資産が守られるのは、重要なポイントです。

SBI証券

年会費 購入手数料 スプレッド(g) 安全性  特徴
0円 1.65% 90円   非課税の新NISAが利用可能

SBI証券は年会費無料で、購入手数料やスプレッドも業界で最低値です。ほかの証券会社と比較して純金積立がお得になります。

さらに、株や投信など金積立以外の投資も手数料がすべて安いのでおすすめです。

KOYO証券

年会費 購入手数料 スプレッド(g) 安全性  特徴
1,896円 1,500円 66円   非課税の新NISAが利用可能

申し込み時に口座振替を設定すると、毎月20日に自動で引き落としされるため、余計な手間がかかりません。 

なお、解約の申し込みをしないと1年毎の自動更新になります。 

毎月の積立金額は3,000円からで、その後1,000円単位で増額を決めることができます。 毎月の積立金額は変更可能なため、自由に貯めることが可能です。

マネックス

年会費 購入手数料 スプレッド(g) 安全性  特徴
0円 1.65% 111円 非課税の新NISAが利用可能

マネックス証券は年会費がかからず、購入手数料やスプレッドは業界最低水準です。ほかの証券会社と比較して、純金積立がお得な会社のひとつです。

マネックス証券では、金価格に連動して変動する投資信託を豊富に取り揃えています。

すべてをつみたてNISAで積み立てることができるため、利益を得ても税金がかからず、非課税で金を貯めることができてお得です。

純金積立投資の証券会社を選ぶ時のコツ

純金積立をする証券会社を選ぶ際には、コスト、資産保全、付加価値を比較することが大切です。

コストが安い証券会社を選ぶ

証券会社 年会費 購入手数料 スプレッド(g)
楽天証券 0円 1.65% 78円
SBI証券 0円 1.65% 90円
KOYO証券 1,500円 0.00% 66円
マネックス証券 0円 1.65% 111円

まず、各社のコストを確認しましょう。金積立のコストは大きく分けて、年会費、手数料、スプレッドがあります。 

年会費は純金積立サービスを使うためにかかる費用で、1年に1回支払いをします。金融機関ごとに異なり、年会費が無料のところもあります。 

手数料は、積立用の金を購入する際に発生する手数料で、「購入金額×〇%」で計算されます。 

スプレッドは購入価格と売却価格の差額のことです。「金1グラムにつき〇円」という数値で設定されることが多いです。

5年、10年と貯め続けることを考えれば、このコスト差は無視できません。安いほうを選ぶのが間違いないです。資産を増やしていくためには、無駄な出費を最小限に抑えることが大切です。

最低購入金額が安い証券会社を選ぶ

少額から純金積立投資を検討する場合、証券会社でいくらから投資できるのかを把握しておかなければなりません。 

株式投資なら100円や1株から、純金積立なら1,000円から投資できる制度があります。 

どの証券会社も毎月のお小遣いの範囲内で投資ができるため、家計に負担をかけずに始められます。 投資に慣れてから、金額を増やしていく方法が有効です。

資産をしっかり守れる証券会社を選ぶ

万が一、金融機関が倒産した場合に備えて、「特定保管」がある会社を選ぶのがおすすめです。特定保管とは、証券会社の財産と顧客が預けている金を区別して保管することです。

純金を預けている間は購入者の名義で保管されます。

金融機関は保管中の金を管理できないため、利用者の負担額が増える傾向にありますが、万が一純金を預けた金融機関が倒産しても、自身の純金は全額返還されるため安心です。

純金積立以外の投資環境が整っている証券会社を選ぶ

その他の付加価値にも注目しましょう。 

例えば、紹介した3社では、純金の価格と連動して動く投信に投資できます。つみたてNISAで積立ができるため、一般的な純金積立と異なり、利益が出ても課税されないという魅力があります。

さらに、楽天証券では毎月の積立金額の決済に楽天のクレジットカード(楽天カード)を利用できます。毎月の積立金額の0.5%分が楽天ポイントとして貯まるため、ほかの純金積立方法よりも有利です。

純金積立投資のメリット

純金積立投資は比較的リスクが低く、少額で投資できるため初心者に適しています。ここでは、純金積立投資の主なメリットを紹介します。

価格変動のリスクが小さくなる

純金積立を利用することで、価格変動リスクを軽減しやすいでしょう。 

一括投資をすると、購入するタイミングによっては高額で買ってしまい、暴落した際の損失額が大きくなる可能性があります。 

一方、積立投資では、価格が安いときに多く買い、価格が高いタイミングで少なく買うことが特徴です。タイミングを分散させ、購入額の平均値を下げることができます。

保管リスクがない

金は世界中で価値が認められており、犯罪者から狙われることが多いです。特に純金そのものは、純度が高く価値があるため、紛失や盗難に備えた管理に手間がかかります。

管理機関や、専用の倉庫を契約する必要があるでしょう。そのため、預ける際や、出す際、保管期間中の手数料がかかり、追加コストが発生します。

一方、純金積立の場合は、現物の金は保有することがなく、金を保有するための手数料や手間が軽減されます。

少額投資ができる

純金積立投資は、1,000円〜と少額でも投資が可能です。大きな資産を持っていない方でも、気軽に積立投資にチャレンジすることができます。

しかし、「少額では投資としての効果が小さいのでは?」と考える方もいるでしょう。

確かに元本が大きければ大きいほど利益も大きくなる可能性がありますが、元本を多く準備するのは難しい方も多いのではないでしょうか。

積立投資で早くから投資を始めれば、商品知識を深めながら利益を狙うことができます。

純金積立投資のデメリット

純金積立投資は、初心者でもチャレンジしやすい方法です。しかし、当然メリットだけではなくデメリットもあります。ここでは、デメリットについて確認していきましょう。

手数料が高い

純金積立には一定の手数料が必要です。

株式投資では購入手数料を無料にする会社が増えていますが、純金を購入する手数料は平均1.65%です。売却の際にかかる手数料や年会費は無料ですが、投資効率が良いとはいえないでしょう。

例えば、5%値上がりしたとしても利益は30%~3.35%減ってしまいます。

インカムゲインを得られない

純金といった商品は、利子や配当を生みません。 

株式投資では、企業の余剰利益から株主に配当金が支払われることがあり、配当が高いとされる銘柄の場合は、投資額の約4%を得ることができます。 

株主優待などもあるため、値上がりしなくても持っているだけで優待を受けることが可能です。 

一方、純金積立は株主優待や配当がないため、キャピタルゲインを狙うしかありません。

資産形成の投資先の一部でしかない

インフレで通貨の価値が下がる、世界情勢の問題などで、金の価値が上がる傾向があります。 

金はリスクヘッジに優れているが、金自体の価値はほとんど変わりません。

株式投資であれば、企業の業績が上がれば株式の価値も上がり、大きなリターンが狙えるでしょう。

純金積立以外の金への投資方法

ここからは、純金積立以外の金投資の方法を紹介します。

現物取引

現物取引とは、実際に金を購入し、自分で現物を保有する方法です。 

現物取引のメリットは、現物を実際に保有できるため、いつでも売ることができる点です。ただし、盗難の危険があり、管理に手間がかかります。

管理は大変ですが、売りたいときに売ることができ、実際に所有しているという安心感があります。アクセサリーなどの商品によっては日常使いすることも可能です。

CFD取引

CFD(Contract For Difference)取引とは、株式、先物など様々な商品を差金決済で取引することです。現物取引とは異なるため、株を現金で購入して保管、それを売却するといった実際の取引はありません。

CFD取引のメリットはレバレッジをかけられること、デメリットは損失が大きくなる可能性があることです。

CFD取引では、価格が上昇したときに利益を得る通常の取引(買いポジションから開始)の他に、価格が下落したときに利益を得る売りポジションを設定することもできます。

通常は価格が上昇した時にしか利益を出すことができませんが、売りポジションを設定すれば価格が下落した時でも利益を出すことが可能です。

投資信託・ETF

ETFは上場投信であり、どちらも資産運用を受託しているため、金現物を受け取ることはできません。 

ETFはリアルタイムで変動し、売買機会は1日1回です。

純金積立投資に関してよくある質問

純金積立投資のメリットは自分で運用する手間がかからないこと、少額から投資が可能なこと、デメリットは運用のために費用がかかることです。 

それぞれの取引のメリット・デメリットを踏まえながら、金投資を行っていきましょう。

純金積立投資に向いている人は?

純金投資がおすすめできる方の特徴は、次のとおりです。

・可能な限りリスクを抑えたい人

・金を保有したい人

・ドルコスト平均法を用いたい人

純金投資のメリットのひとつは、株価が下がると金価格が上がりやすいことです。

リスクヘッジをしたい方には最適な商品であるため、資産を「増やす」のではなく、「保護する」方法として検討してみましょう。

純金積立投資で失敗しやすい人の特徴は?

純金積立で損や後悔をする方は、次の点を把握せずに始めています。

・手数料がかかる

・利息や配当はなし

・スプレッドが広い

純金積立は、金を買った際の価格と、売却した際の価格に差があります(スプレッド)。ほかの投資方法よりもスプレッドが広いため、手数料が安い証券会社を選びましょう。

毎月の投資額の目安は?

最初から大きな金額を投資するのではなく、気軽に金地金積立を始めたい場合は、各証券会社が設定している金積立の最低金額を知っておく必要があります。 

株式投資では100円や1株から投資できる会社もありますが、金積立は最低1,000円から投資できます。

毎月1,000円程度であれば、毎月のお小遣いから出すこともできる金額なため、無理に生活費を節約しなくても貯金を始めることが可能です。

また、少額から始めて、慣れてきたら少しずつ投資額を増やしていくのもおすすめです。

純金積立で20年投資すると資産は増えている?

金の価格は歴史的な高値に達し、2024年現在も上昇を続けています。

COVID-19のパンデミックが落ち着き、消費が回復し、企業の倒産リスクが低下すれば、急激に下がるリスクも十分考えられます。

しかし、工業用としてのニーズが上がっていることと、採掘できる金の量に限りがあることから、金の価値が今後下落する可能性は低いとされています。

長期的には金の価値は上がると予想されるため、純金積立を始めてみるのもよいでしょう。

まとめ

純金積立は、金融機関を途中で変えることができます。ただし、その場合はすべてを一からやり直すことになるため、非常に手間がかかります。

スムーズな純金積立ライフのためにも、最初から自分に合った金融機関を見極めましょう。

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