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金製品とは?
金製品を売却するとき、金とメッキ品で大きく価値が変わってきます。売却をする場合、メッキ製品や金張り製品は金製品とは見なされず、価値がほとんどないことになってしまいます。
・金メッキ
表面処理の一種で、金属に金の薄膜を被覆して作られます。ですので、表面上のごく薄い部分は金の膜が貼られていますが、中身は金以外の金属を用いられています。
・金張り
金張りは金メッキより厚めの金を、他の金属に張り付けているものを指します。厚いから金として見られないのか、と思われるかもしれませんが、中身は金ではないこと、メッキより厚いと言っても数十ミクロンという単位の厚みしかないことから、金張りであっても金製品として見なすことが出来ません。
金製品の真贋方法(刻印を見る)
一番手っ取り早くて、判断しやすい方法が刻印を見ることです。金製品の場合、ほぼ刻印が製品のどこかに彫られています。刻印の表記は様々で、一般的に多いのは下記の刻印です。(下記は18金の場合の刻印です)
『K18』
『18K』
『18KT』
『750』
『K18WG』
『K18YG』
下から2つ、WGとYG色味を表しており、WGがホワイトゴールド、YGがイエローゴールドを表しております。他にもピンクゴールドと表すPGなどもありますが、一般的に見ることは少ないので、今回は入れておりません。そして、金メッキ製品や金張り製品にも刻印が彫られていることもあります。金メッキの場合は、『K18GP』、『K18GEP』と刻印されていることが多いです。(18金の金メッキの場合の刻印です。24金での金メッキの場合はK24GPなどとなります。)
金張り製品の場合は、18金の金張りをしたら『K18GF』と刻印されていることが多いです。このように『K18』の後に『GP』『GEP』『GF』と刻印されていたら、金製品としては取り扱われません。ご家庭で出来る真贋方法の中で、刻印の確認が一番分かりやすく、確実性の高いものです。ただ、刻印確認で注意点が3点ございます。
①
刻印は小さいので、ルーペなどで拡大しないと、刻印の確認がしにくい、という点です。指輪はある程度肉眼でも確認できるくらいの大きさで刻印されていることが多いですが、ネックレスやイヤリング・ピアスは、刻印がかなり小さく刻印されていることがあり、肉眼での確認が難しい時がございます。
②
刻印の位置が決まっていない、という点も注意点の一つです。ネックレスの場合、留め具のプレートに刻印されていることがほとんどですが、製品によっては、マルカンに小さく刻印されていたり、思ってもいないような場所に刻印されていることもあり、刻印が見つけられない、ということもしばしば発生してしまいます。
③
金を示す刻印が何種類かあり、彫られている刻印が金を示す刻印なのか分からないということもございます。多い刻印として『K18』『750』がありますが、他にも『万足(これはK24を示しております)』という刻印などもあり、これが金を示すものなのか、それ以外の情報の刻印なのか分からない、ということが発生したりします。
金製品の真贋方法(表面の状態を見る)
これは使用したりして製品の状態が悪くなっているものに限られる真贋方法です。金メッキ・金張りの場合、表面に薄い金を貼り付けているので、中身は金ではなく、金色をしていないことがほとんどです。表面が剥がれて中身の金属が見えて、金色でなかった場合は、高い確率で金製品ではなく、金メッキ・金張り製品と判断する事が出来ます。こちらの真贋方法の注意点として、金メッキ・金張りの厚みが厚いと、浅い剥げ程度では金メッキ・金張りが残ったままになって、金色を発していることがございます。
金製品の真贋方法(磁石に引っ付くか見てみる)
金は磁石に引っ付かない性質がございます。それ以外の多くの金属は磁石に引っ付く性質がありますので、その性質の違いを利用して、磁石に引っ付くか引っ付かないかで金の真贋を見ることが出来ます。ただし、注意点が3点ございます。
①
磁力の弱い磁石では金メッキ・金張り製品も引っ付かない可能性が出てきます。100均で磁力の強い、小さめの磁石を売っているお店がございますので、それを使った方がより精度が高くなります。
②
重い製品は磁石に反応しないことがあります。どれだけ磁力が強くても、製品自体が重いと磁石に反応しないことがありますので、ご注意ください。
③
製品の一部だけ金を使っている、もしくは一部だけ金メッキ・金張りになっているものがございます。ですので、磁石の反応を見るときは、1カ所だけで判断せず、一つの製品の数か所で磁石の反応を見てください。
金製品の真贋方法(持った重みを感じる)
これは金製品を持ち慣れていないと難しいのですが、製品を持ってみて、見た目以上に重く感じると金製品の可能性が高まります。逆に、持った感じが見た目より軽いと金メッキ・金張り製品の可能性が高まります。これは慣れないと判断が難しいですので、真贋方法というには精度が低いことではございますので、持った重みを感じるという方法だけで真贋を判断しないでください。あくまで、真贋方法のサブ的な立ち位置と考えてください。
金製品の真贋方法(専門の業者に見てもらう)
専門業者が家の近くにある場合は、これが一番手っ取り早く、確実な方法です。今では査定・鑑定は無料というお店も増えてきており、タダで真贋を見てもらえるようになっています。そういったお店が近くに無いと手間がかかってしまいますが、確実ではありますので、できればこの方法を行った方が良いかと思います。自身で上記の方法で真贋を判断して、金メッキ・金張り製品と判断して捨てようと思ったけど念のためお店に持って行ったら、実は金製品だったということも実際よく聞きますので、自己判断するよりかは、一度専門業者に見てもらうことをオススメします。もちろん、「買取大吉」では査定・鑑定を無料で行っていますので、この方法を試す際は、ぜひ近隣の「買取大吉」の店舗をご利用ください。
まとめ
金製品か金メッキ・金張り製品かのご家庭で出来る真贋方法は下記です。
・刻印を見る
・製品の表面(傷や剥げている部分があるところ)の確認
・持った重みを感じる
ただし、極力最後にご紹介した専門業者で見てもらうことをオススメします。この方法は用意する道具も無く、時間もそこまでかかりませんし、無料でやってくれる業者も増えています。そして、何より確実です。自己判断で捨てたものが、実は何万円で売却できるものだった、というのが一番もったいないと思いますので、お近くに「買取大吉」や他の専門業者のお店がございましたら、ぜひ見てもらってみてください。