18金の指輪やネックレスの重さは平均何グラム？高価買取のコツを解説

金のアイテム別の重さ

金製品の重さは、アイテムの種類や大きさによって大きく異なります。18金の指輪、ネックレス、インゴットなど、代表的な金製品の重さを知ることは、買取参考価格の目安を把握する上で重要です。

18金指輪の平均の重さ

18金の指輪の重量はデザインや太さによって大きく異なりますが、一般的には約3〜5グラムで、細身のデザインであれば約2グラム、太めのデザインや宝石が付いているものは約6〜10グラムです。また、一般的な結婚指輪の場合は以下の通りです。

これはあくまで平均的な目安であり、実際の重さは個々の指輪によって異なります。正確な重さを知るためには精密な計測が必要です。

18金ネックレスの平均の重さ

18金ネックレスの重さは、チェーンの長さや太さ、ペンダントの有無によって大きく変わります。一般的な18金ネックレスの平均重量は以下の通りです。

ペンダントトップが付いていると、さらに約1〜5グラム重くなります。
例えば、標準的なチェーンにペンダントトップが付いた18金ネックレスの総重量は、約5〜12グラムですが、デザインや製造方法によって平均値から大きく外れる場合もあります。

インゴットの平均の重さ

インゴットは一定の重量で製造されるため、他の金製品と比べて重さがはっきりしています。一般的な金インゴットの重量は以下の通りです。

・1グラム

・5グラム

・10グラム

・20グラム

・50グラム

・100グラム

・200グラム

・300グラム

・500グラム

・1キログラム（1,000グラム）

これらの重量は基本的に純金（24金）で製造されます。18金のインゴットは比較的珍しいですが、存在する場合は上記の重量に準じて製造されることが多いです。
インゴットの場合は重量が正確に刻印されているため、自宅で重さを測る必要はありません。

自宅でもできる金の重さの測り方

自宅でもキッチンスケールを使えば簡易的に重さを測れます。精度の高い計測が必要な場合はデジタルスケールを使用することをおすすめします。

キッチンスケールがオンス単位しかない場合は、計測後にグラムに換算します。また、スケールが正確に測定できるように校正しますが、多くのデジタルスケールには校正機能が付いていますので、取扱説明書に従ってください。

金の重さからわかる買取参考価格の目安

金の買取参考価格は、金の重さ、純度、そして当日の金相場によって決まります。具体的な計算例を以下の通りです。

・金の重さ： 10グラム

・金の純度：18金（75%の純度）

・当日の金相場：1グラムあたり8,000円

この場合、買取参考価格は以下の計算式で求められます。

・買取参考価格 = 金の重さ × 金の純度 × 金相場

・買取参考価格 = 10グラム × 0.75 × 8,000グラム

・買取参考価格 = 10 × 0.75 × 8,000 = 60,000

この計算例では、10グラムの18金製品の買取参考価格は60,000円です。ただし、買取店の手数料やその他の要因によって変動することもあります。したがって、複数の買取店で査定を受けることをおすすめします。

金の指輪・ネックレスの買取参考価格に影響する5つの要素

金の指輪やネックレスの買取参考価格は、単純に重さだけで決まるわけではありません。買取参考価格には金の相場や純度以外にも、宝石の種類やブランドなども大きな影響を与えます。

金の相場

金の買取参考価格に最も大きな影響を与えるのが金相場です。金相場は国際的な経済状況や為替レートなどによって日々変動しており、買取参考価格にそのまま反映されます。

例えば金相場が1グラムあたり約8,500円で推移している場合、18金（75%の純度）の買取参考価格の目安は以下のように計算できます。

・8,500円 × 0.75 = 6,375円 / グラム

あくまで目安であり、実際の買取参考価格は買取店の方針や諸経費などによって変動します。また、金相場は常に変動しているため、買取を考えている場合は最新の相場をチェックしましょう。

金の純度

金の純度が高いほど買取参考価格も高くなりますが、基本的な純度の分類は以下の通りです。

・24金（純金）：99.99%以上の純度

・22金：91.7%の純度

・18金：75.0%の純度

・14金：58.5%の純度

・10金：41.7%の純度

同じ重さの指輪でも、18金と14金では買取参考価格に大きな差が出るので、純度の高い18金のほうがより高値で買い取られます。
純度は製品に刻印されていますが、刻印がない場合や偽造の可能性がある場合は専門店での査定が必要です。正確な純度は適正な買取参考価格を得るため必ず専門店に確認しておきましょう。

金の重さ

金製品は重さが増えるほど買取参考価格も高くなります。重さの測定は精密な電子はかりを使用しますが、家庭用のはかりでは誤差が大きいため、正確な重量測定には専門店での計測が必要です。

また、重さと純度がわかれば、おおよその買取参考価格を以下の式で計算できます。

・買取参考価格 ≈ 金相場 × 純度 × 重さ（グラム） × 買取率

仮に18金（純度75%）の指輪が5グラムで、金相場が1グラム8,500円、買取率が90%なら以下の通りです。

・8,500円 × 0.75 × 5グラム × 0.90 = 28,687円

ただし、これはあくまで目安であり、実際の買取参考価格は他の要素も考慮して決定されます。

宝石

指輪やネックレスにダイヤモンドやルビー、サファイアなどの高価な宝石が付いている場合、製品全体の価値が大幅に上昇します。

宝石の価値は、以下の要素によって決まります。

1. 種類（ダイヤモンド、ルビーなど）

2. カラット（重さ）

3. カット（形状と光の反射具合）

4. クラリティ（透明度）

5. カラー（色）

宝石の取り外しには専門的な技術が必要なので、無理に宝石や金製品を取り外して傷つけないようにしましょう。また、宝石付きの製品は宝石込みでの買取参考価格を提示されることが一般的です。

ブランド

金製品がティファニーやカルティエなどの高級ブランドである場合、買取参考価格が大幅に上昇することがあります。これは、ブランド製品が持つ付加価値が高く評価されるためです。

ブランド品の買取では、以下の点が重要です。

1. 真贋鑑定：偽造品でないことの確認

2. 付属品の有無：箱や保証書などがあると価値が上がる

3. 製品の状態：傷や変形が少ないほど高価値

4. 製造年や型番：希少性の高いモデルは高額買取の可能性あり

ただし、すべてのブランド品が高額で買い取られるわけではありません。市場での需要や製品の状態によって、買取参考価格は大きく変動します。

また、ブランドによっても買取参考価格の差は大きいため、事前に複数の買取店で査定を受けることをおすすめします。

金を売るなら「比重」も確認しておくと良い

比重とは、物質の密度を水の密度と比較した値で、金の純度を推定する上で有用な指標です。純金の比重は約19.3であり、他の金属と比べて非常に高いのが特徴です。この特性を利用して、金製品の純度をおおまかに判断できます。

金の比重の量り方

金の比重を測定する方法は以下の通りです。

1. 金製品の重さを空中で測る（W1）

2. 水を入れた容器を用意し、その中に金製品を沈める

3. 水中での金製品の重さを測る（W2）

4. 公式で比重を計算する：比重 = W1 / （W1 - W2）

例えば、空中で10グラム、水中で9.4グラムの重さなら以下のように計算します。

・比重 = 10 / （10 - 9.4） = 16.7

この方法はアルキメデスの原理に基づいています。ただし、この測定には精密な計測器が必要であり、家庭で正確に測ることは困難です。そのため、正確な比重測定は専門店への依頼をおすすめします。

金の純度・金属別の比重

金および金合金の純度別の比重は以下の通りです。

比較のため、他の金属の比重も記載します。

これらの値を参考に、測定した比重から金の純度をおおまかに推測できます。ただし、金合金の正確な組成は複雑なので、比重のみで正確な純度は判断できません。そのため、専門店での精密な分析のほうが信頼性は高いでしょう。

金の指輪やネックレスを高価買取してもらうコツ

金の指輪やネックレスを高価で買い取ってもらうには、いくつかのコツがあります。コツを押さえることで、より良い条件での買取が期待できます。ただし、最終的な買取参考価格は市場の状況や買取店の方針によっても変わるため、複数の店舗で査定を受けることをおすすめします。

付属品を揃えて買取に出す

金製品を高価買取してもらうには、可能な限り付属品を揃えて買取に出すことが重要です。特にブランド品の場合、以下の付属品があると買取参考価格が上がる可能性が高くなります。

1. 保証書や鑑定書

2. 購入時の箱や袋

3. レシートや購入証明書

これらは製品の真贋性や購入時期を証明する重要な資料です。特に高級ブランドの製品は、付属品の有無で買取参考価格が大きく変わることもあります。

また、宝石付きの製品は鑑定書があれば、より正確な査定で高額買取につながる可能性が高まります。

付属品をなくしてしまった場合でも、購入時期や購入店舗を査定時に伝えれば買取参考価格が上がるかもしれません。

相場が高い時に買取に出す

金の買取参考価格は、国際的な金相場に大きく影響されます。そのため、金相場が高騰している時期に買取に出すことで、より高い買取参考価格を期待できます。
金相場をチェックする際は、以下を確認しておきましょう。

1. 金買取店のウェブサイトで公開されている相場情報

2. 経済ニュースや金融情報サイトでの金相場の報道

3. スマートフォンアプリで見られるリアルタイムの金相場

世界経済が不安定な時期や、インフレ懸念が高まっている時期には金価格が上昇する傾向があります。とはいえ相場は日々変動するため、長期的なトレンドを見極めることも重要です。

また、季節的な傾向として、年末年始や大型連休前後は買取需要が高まり、比較的高値で買い取られることがあります。

不要なものはまとめて買取に出す

複数の金製品をまとめて買取に出すことで、有利な条件になる可能性があります。買取量を増やすと以下のようなメリットがあります。

1. 買取単価が上がる可能性がある

2. 1回の手続きで複数の製品を売却できる時間的効率性

3. 買取店側の手数料や経費が相対的に低くなる可能性がある

単価アップの対象は使用していない貴金属製品だけでなく、壊れたものや片方をなくしたピアスも含む場合があります。

ただし、まとめて買取してもらう際は、各製品の個別の価値を把握するのも重要です。特に高価な製品がある場合は、個別に査定を受けることも検討しましょう。

金の指輪やネックレス買取でよくある質問

金の指輪やネックレスの買取に関して、よくある質問とその回答をまとめました。具体的な条件は買取店によって異なる場合があるため、詳細は各店舗に直接確認することをおすすめします。

結婚指輪などにネームが入っていても買取可能？

ほとんどの場合、ネームが入っていても買取は可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。

1. 買取参考価格への影響：ネームが入っていることで、若干買取参考価格が下がる可能性があります。これは、ネームを消すための加工費用が考慮されるためです。

2. 個人情報の取り扱い：ネームは個人情報となるため、ネームは削られるか、溶解処理されます。

3. 思い出の品の場合：結婚指輪など思い出の品は、ネームを消して手元に残すことも可能です。この場合はネームを消す加工費用が別途かかることがあります。

4. デザインへの影響：ネームの位置や大きさによっては、指輪のデザインに影響を与えるので、買取参考価格に影響することもあります。

ネームが入っていても買取は可能ですが、事前に買取店に確認し、条件を明確にしておくことをおすすめします。

状態が悪くても買取可能？

状態によっては買取参考価格に影響が出る場合があります。

1. 傷や変形がある場合：軽微な傷や変形であれば、大きな影響はありません。重度の変形や大きな傷がある場合、修復や加工のコストが考慮され、買取参考価格は下がることがあります。

2. 破損している場合：完全に破損していても、素材としての価値があるため買取可能です。ただし、破損の程度によって買取参考価格は下がることがあります。

3. 変色している場合：表面の変色はクリーニングで元の輝きを取り戻せることが多いです。ただし、変色の原因が腐食や劣化である場合、買取参考価格に影響します。

4. 部品が欠けている場合：チェーンの一部が欠けているなど、部品が不足している場合でも買取可能です。ただし、欠けている部分の重量分は買取参考価格から差し引かれます。

状態が悪い場合でも金としての価値は変わらないため買取可能です。ただし、正確な査定を希望するなら専門店に確認しましょう。

付属品がなくても買取可能？

付属品がなくても、基本的に金製品の買取は可能です。ただし、付属品の有無は買取参考価格に影響を与えることがあります。

1. 一般的な金製品の場合：箱や保証書がなくても、金としての価値で買取されます。純度や重さが確認できれば問題ありません。

2. ブランド品の場合：付属品（箱、保証書、鑑定書など）がないと、真贋判定が難しくなる場合があります。そのため、付属品がない場合、買取参考価格が下がる可能性があります。

3. 宝石付きジュエリーの場合：鑑定書がない場合、宝石の正確な評価が難しくなることがあります。ただし、専門店であれば宝石の鑑定も可能なので、買取自体は問題ありません。

4. アンティークジュエリーの場合：来歴を示す書類がないと、価値の判断が難しくなる場合があります。ただし、専門家による鑑定で価値が認められれば、高額買取の可能性もあります。

付属品がなくても買取は可能ですが、可能な限り付属品を揃えたほうが正確な査定を受けられます。

まとめ

18金製品の平均重量や自宅で金の重さを測る方法、買取参考価格に影響する要素などを解説しました。金を高価買取してもらうなら、付属品を揃えて相場が高い時期を狙い、まとめて買取に出すのが得策です。自分の持っている金がどれくらいの重さなのか、この機会に調べてみましょう。