18金と24金の違い
よく耳にする「18金」という言葉、ご存知の方も多いかも知れませんが、実は純金ではありません。日本では金の純度を24分率で表しており、18Kは、純金75%と銀15%、銅が10%入っています。純金とは、24金(K24)と表記され、金の含有率が99.9%以上の純度を持つ金製品を指し、大まかな計算方法は【18金(金の含有量)÷24金(金100%)=0.75】となり、約75%が金であると分かります。14金(金の含有量)÷24(金100%)=0.58となり約58%が金であると計算出来ます。
ところで、金を金以外のものと配合する目的とは何でしょうか。実は金は柔らかい素材なので変形等の防止に配合されていることがあります。金を噛んでいる光景をお目にした方は多いかと存じます。その他の理由としては色の変化です。装飾品で使われることが多いので通常の黄色いイエローゴールド(YG)からホワイトゴールと(WG)やピンクゴールド(PG)に変えることも出来ます。
金の計算方法
金は日本でも取引されていますが、主に取引されているのはアメリカやロンドンです。そのため、日本を中心に考えてはいけません。金の買取価格について変動を調べたいという場合、アメリカで取引されている価格をチェックしたほうが安心です。国際的にどれぐらいの価格で取引されているのかをチェックした上で、日本国内での買取価格について調べましょう。チェックするために把握しておくべきことは、通貨と重量の単位の違いです。日本で取引される金は、もちろん通貨は円ですね。そして、重量はグラムで計算されます。では国際的にはどうでしょうか。
通貨はドルで取引され、重量はトロイオンスとなります。ドルから円へ、トロイオンスからグラムへ変換をして計算をしなくてはなりません。通貨の変換については、ドル円レートを使いましょう。ドル円レートはインターネットで調べればすぐに確認できますので、それほど面倒なこともありません。またトロイオンスも一度調べてしまえば簡単です。1トロイオンスは31.105グラムとなっています。これらの情報を踏まえた上で、計算方式は、国際価格÷31.105×ドル円レートとなります。これで日本での金価格が確認できます。このように、国際的に取引されている金の価格は、計算式さえ覚えていれば簡単に確認できます。しかし、国内で金買取を利用する場合にはそれ以外に考えなくてはいけないこともあります。それは諸費用がかかる、という点です。金買取をする業者も国際価格そのままで買い取っていては利益が生まれませんよね。買取をする手数料を取っています。
そのため、実際には国際価格どおりというわけにはいかないようです。だったら調べなくても提示された額で売るしかないのではと思うかもしれませんが、それは違います。国際価格を知らないと、あまりに高い手数料を取られても気づかない、ということもありえます。きちんと今現在の国際価格は把握しておいてくださいね。
買取価格の計算方法
金やプラチナなどの貴金属の買取はとてもシンプルです。「買取価格」×「重量」で算出されます。本来金の取引はグラムではなくトロイオンス(1トロイオンス=31.1035g)が使用されますが、日本では馴染みがない単位なのでグラム換算して算出に使用されています。例えば、K18の買取価格が3400円の場合、10gのK18チェーンは34000円になります。この買取価格は、基本的に「当日の地金価格」×「純度」×「0.6〜0.7」で算出されています。目安として、ジュエリーによく使われる少量のK18は「×0.75倍」、地金の買取価格よりも1000円前後安くなると考えておくとよいでしょう。
また、買取後の金の純度を精査し分析する費用などが掛かるため、概ね売値の0.6〜0.7倍が買値になります。プラチナも金と同様で、その日の相場、純度、重量で算出されます。買取価格の査定時に気になる「買取手数料」ですが、買取価格に他の諸経費と合算して含まれているので、あとから発生することはありません。また、査定時にもうひとつ気になる「ろう付け」ですが、これはジュエリーの金具部分の接着に使用される技術で、母材になる金やプラチナ以外の金属や純度が異なる金を使用します。そのため、査定時にろう付け部分の重量を割り引かれるのではないかと心配するケースがありますが、こちらも全体の重量に対してろう付け部分は非常に少量なので、買取価格には影響しません。なので、買取価格が34000円と査定されれば、そのまま34000円をお受け取りいただけます。
買取でより多くの現金を手にしたいが、金や石の買取価格がある程度決まっているなら、それ以上に買取額を高くすることは難しいのでは?と思いがちですが、ジュエリーには「プレミア」という、もう一つの価値があります。カルティエやブルガリなど世界的に知られているブランド品は、流行やセレブ着用などの話題など様々な外的要因で、使用されている金の重量以上の価値を持つことが多々あります。人気有名ブランドの商品であれば、汚損がないなど状態が良く、ケースなどの付属品が揃っている状態であれば、店頭価格の2割から4割程度の評価額が付くことが多く、金の買取価格よりも概ね高くなる傾向にあります。そういった人気のあるブランド品は、まずは金やプラチナの買取ではなく、ブランド品としての査定を受けて、評価額を比較したほうが良いでしょう。
もちろん石が欠けていたり、汚れたり傷がひどい、付属品が一切ないなどの場合は、金買取のほうが高額査定になるケースもあります。また、ブランド品は流通量や需要、流行りが過ぎて古いデザインになってしまったものも評価額が安くなる場合があるので、まずは評価を受けた上で買取価格を比較し、より高く買い取ってもらえる選択肢を増やすと良いでしょう。
まとめ
現在世界記録更新レベルで高騰中の金ですがいつ相場が落ちるかは誰にも分かりません。チャンスは逃さず是非この機会に売却を検討いたしましょう!「買取大吉」でも、もちろん高価買取無料査定です。現在「買取大吉」では金のお持ち込みが連日殺到中!全国展開だからこそ、高価買取が実現できます。