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14金とは?18金や14K・K14との違い・買取価格相場を解説

14金とは?18金や14K・K14との違い・買取価格相場を解説

14金とは金の種類の一つで、24分率という方法で分類されています。購入しやすい価格であることと金そのものへの需要の高まりから、14金を投資先として検討する人も多数います。この記事では、14金について詳しく解説します。

14金(K14)とは

14金とは金製品の種類の一つで、国内外で広く親しまれています。国際情勢が不安定なため、安全資産として金に対する注目度が高まっています。金の種類は複数ありますが、その中でも14金は比較的安価に購入できる点も利点です。

14金(K14)の意味

14金の「14」は、金の純度を表しています。金の純度は「24分率」という基準によって決まり、24金は純度100%で「純金」という意味です。

14金は「割金」と呼ばれる銀や銅など他の金属も含まれており、約58.3%が金でできています。

純金である24金より金の含有率は低いですが、その代わり強度が高く変形しにくいのが特徴です。耐久性が高いことから私たちが身に着けるものに多数使用されています。

14金(K14)の純度

金の純度は、金製品に含まれる金の割合で決まります。純金である24金が最も割合が多く、22金・20金と数が小さいほど金の含有率が少なくなります。

金の種類とその含有率について、以下の表にまとめました。

金の種類 金の含有率(%)
10金(10K) 41.6
14金(14K) 58.3
18金(18K) 75
20金(20K) 83.3
22金(22K) 91.7
24金(24K) 99.99~100(純金)

14金は約58.3%が金で、残りの41.7%は銀・銅・ニッケル・パラジウムといった他の金属が使われています。

金と割金の含有率によって、14金のカラーが変化します。詳しくは「14金のカラーバリエーション」の見出しで後述するため、参考にしてみてください。

14金(K14)の使用用途

14金は耐久性が高い上に加工しやすく、時計・メガネ・文房具(万年筆)・ジュエリー(ブレスレット、ピアスなど)・楽器(ホルン、トランペット、高級なフルートなど)といったさまざまな用途で使われています。

初心者向けのフルートで使われるのは9金ほどですが、14金以上を使用するとさらにきれいな音になります。

14金とK14、14Kの違い

金にはさまざまな表現方法があり、14金とK14・14Kは同じものです。K14は日本の製品、14Kはアジア圏で多い金の表現方法です。

表現が違うだけでいずれも同じ14金ですが、買取店によって評価は異なります。

例えば14KよりK14のほうが純度が高いケースもあります。買取店によっては、同じ14金でもK14のほうが価値があると査定することも多数です。

K14GP・K14GFの違い

K14GPとK14GFはどちらも14金ですが、使われている素材が異なります。

GPは金メッキの表記であり、K14GPは被覆材に14金が使われています。一方、K14GFは「金張り」と呼ばれる加工が施されているのが特徴です。

被覆材にK14GPの20〜100倍ほどの厚さの14金が使われており、耐久性が優れています。また金属アレルギーが起きにくいため、ジュエリーやアクセサリーによく使われる素材です。

14金(K14)の魅力

金は24分率でさまざまな種類に分けられていますが、14金ならではの魅力はどのようなものなのでしょうか。14金には、以下3つの魅力があります。

・他の金に比べて耐久性がある

・エレガントだが派手すぎない

・18金に比べて安価

順番に見ていきましょう。

他の金に比べて耐久性がある

14金は、金含有量の高い金よりも耐久性があります。例として14金の硬度が3.5~4程度なのに対し、18金の硬度は2.75~3程度です。

耐久力の高いプラチナの硬度は4.5程度のため、14金はかなり耐久性があるといえます。

金含有量が高いほど柔らかく傷つきやすいですが、割金が増えると耐久性が高まります。18金より金含有量の低い14金のほうが耐久性があるのはそのためです。

14金は耐久性が高いため、傷や変形にも強くなっています。

エレガントだが派手すぎない

14金はエレガントな輝きでありながら、派手すぎないのが魅力です。合金にはない本物の輝きを保ちつつカジュアル感があるため、時計・アクセサリー・ジュエリー(ブレスレット、ピアスなど)と、日常生活での使用にも適しています。

さまざまな用途で14金が使われており、私たちの生活でも身近です。

近年では独自のデザイン性を求める消費者からも注目されており、今後さらなる需要拡大が予想されます。

18金に比べて安価

他の金と比べて、14金のほうが安く購入できます。14金のほうが金の含有量が少なく、純度が低いためです。

金の価格は、純度の高さによって決まります。例として18金が約75%なのに対し、14金は約60%です。ただ14金はカラーバリエーションが多いですし、他の金より鮮やかで明るい色味をしています。

時計やアクセサリーにも使われており、安価とはいえ決して安っぽいわけではありません。

14金(K14)と18金(K18)・10金(K10)の違い

金の種類の中で、特に目にする機会が多いのは、以下の3つです。

・10金(K10)

・14金(K14)

・18金(K18)

上記にどのような違いがあるのかを「硬度」「色」「価格」の面から解説します。

硬度

金の硬度は金の純度によって決まっており、純度が低いほど硬度が上がります。つまり18金・14金・10金の中で、最も硬度が高いのは10金です。

逆に最も硬度が低く柔らかいのは18金ですが、もろいわけではなくある程度の硬さはあります。しかし硬度の低い金はわずかな力でも変形するため、取り扱いが難しくアクセサリー用の金属には向きません。

そのためアクセサリーでは、14金のように硬度の高い金が使われています。

金の色は色調によって変化します。純度の高い金ほど黄金色に見え、純度が低いほど色調は和らぎます。

18金は純度が高いため金の色調も強く見られますが、純度の低い10金は色調が弱めです。14金の純度は、18金・10金の間のため、中程度となります。

なお割金の種類や配合割合によって、金の色が変化します。

割金に銅を配合すると、赤色が反映されピンクゴールドに変化します。ニッケルやパラジウムを配合すると、白色が強調されホワイトゴールドとなります。

金の色については「14金のカラーバリエーション」の見出しでも後述するため、参考にしてみてください。

価格

10金・14金・18金の中で、最も高価なのは18金です。金の価格は、純度の高さに比例して高額になるためです。他の金属が混ざるほど金の割合が減るため、資産価値は落ちていきます。

仮に金の相場価格が10,000円だとすると、金の割合が75%の18金は約7,500円です。14金は5,800円、10金は4,200円で、同じ金でも純度の高さによってかなり価格に差が生まれます。

上記3つの金で資産として所有するなら、最も資産価値が高い18金がおすすめです。

※記載は参考価格となります。買取金額を保証するものではありません。

14金のカラーバリエーション

14金には、以下のようなカラーバリエーションがあります。

・イエローゴールド

・ホワイトゴールド

・ピンクゴールド

同じ14金でも割金の配合量と種類によって色調が変化するため、さまざまな色を楽しめます。色味や輝きを自分の好みで選べることも14金の魅力です。

イエローゴールド

銀や銅を混ぜることで、イエローゴールドが作られます。金の含有率が高いほど、黄色の色調が強くなります。

硬度がプラチナと同等であるため、指輪やブレスレットなどのジュエリーに幅広く使われています。さらにイエローゴールドは肌なじみが良く、さまざまな肌のトーンに合わせられます。

純金よりも傷がつきにくいため、手入れは中性洗剤で洗い柔らかい布で拭き取れば問題ありません。ただし強く磨くと傷がつく恐れがあるため、優しく拭き取るようにしましょう。

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドはニッケルやパラジウムを配合することで作られるカラーで、以下の2種類に分けられます。

種類 特徴
ハードタイプ ・白色が強くプラチナのような風合い
・硬度が高く加工には向かない
ソフトタイプ ・ハードタイプより柔らかく加工しやすい
・細やかなデザインのアクセサリーや装飾品に使われる

ただしホワイトゴールドに使われるニッケルは、金属アレルギーになりやすい素材です。金属アレルギーがある場合は、ホワイトゴールドの使用には注意が必要です。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、金と銅を主成分としたカラーゴールドです。日本人の肌になじみやすいカラーで、女性に人気があります。

金の割合が多いほど銅の割合が減り、落ち着いた色味になります。

純金よりも硬度が高く、摩擦や衝撃にも強いのが特徴です。そのため、指輪や腕時計などのジュエリーに多く使用されます。

ただ銅は金属の中でも変色しやすい素材のため、経年劣化や使用環境の影響で茶色く変色する恐れがあります。

長く使用したいなら、こまめなメンテナンスを行いましょう。

14金(K14)が人気・高価買取できる理由

14金は金の種類の中でも人気があり、高価買取できる可能性も高めです。その理由として購入しやすい価格であることや、国際情勢の不安感といった理由が挙げられます。そのほかの理由も含めて、より詳しく解説していきます。

14金(K14)が人気の理由

14金は「比較的購入しやすい価格」「耐久性が高く普段使いしやすい」といった理由から人気を得ています。14金が指輪やアクセサリーなどのアイテムによく使われているのも上記の理由からです。

また金以外の金属を配合して作られるため、さまざまな色味を楽しめるという魅力もあります。

イエローゴールド・ホワイトゴールドなど好みに合わせて選べますし、日本人の肌に合う色味であることから人気となっています。

14金が高価買取できる理由

14金は現物資産として注目度が上がったことで、高価買取できるようになっています。

背景として、新型コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻などの影響で国際的な不安が高まったことが挙げられます。

金は「有事の金」とも呼ばれ、有事の際は株ではなく金に投資する人も多数です。安全資産として金へのニーズが高まっており、相場価格は2024年7月17日時点で、最高値を更新し13,743円となりました。

金全般へのニーズが高まっていることから、14金の高価買取につながっています。

14金(K14)の参考買取参考価格相場

2024年7月時点における14金の参考買取参考価格相場を以下の表にまとめました。

金の種類 参考買取相場(g)
インゴット(金) 13,743円
24金 13,566円
20金 11,229円
18金 10,307円
14金 7,794円
10金 5,457円

金の価格は、ロシアのウクライナ侵攻のような社会不安から上昇傾向です。2024年7月現在もウクライナ侵攻は続いており、今後しばらくは金の買取価格相場は上昇傾向にあると思われます。

※記載は参考価格となります。買取金額を保証するものではありません。

14金(K14)のお手入れ方法

14金を含め、金は耐食性に優れており錆びにくい製品ですが、手入れや適切な管理を怠ると錆びることもあります。

こまめに手入れすることで経年劣化や変色を防ぎ、14金の製品を長期的に使えます。

柔らかい布や専用クロスで拭く

14金の手入れをする際は、柔らかい布や専用クロスで拭きましょう。14金は耐久性が高いですが、硬い物で触れると傷がつく恐れがあるためです。

タオルやティッシュペーパーなどは表面にざらつきがあり、14金を拭き取ると傷がついてしまうかもしれません。

柔らかい布は目がこまかいため表面のざらつきがないもの、専用クロスは研磨成分が含まれていないものが大半です。

14金に不要な傷をつけないよう、手入れは柔らかい布や専用クロスで行いましょう。

中性洗剤を使用する

クロスで拭きとっても落ちない汚れの場合は、中性洗剤を使うのが有効です。金製品を漬け置きすることで、表面の汚れを浮き上がらせる効果があります。

漬け置きの際は、ぬるま湯の中に中性洗剤を入れましょう。金製品を数分間漬け置きして汚れが浮き上がってきたら、指の腹や毛先の柔らかい歯ブラシで軽く磨いていきます。

汚れが落ちたら水で洗い流し、柔らかい布で拭き取って自然乾燥させます。このとき、金製品を落として傷をつけないように注意しましょう。

金製品専用クリーナーを使用する

中性洗剤でも落ちない汚れには、金製品専用クリーナーを使います。金製品の表面についた汚れを落とす成分が含まれており、ブラシで届きにくい部分の汚れもきれいに落とせます。

ただクリーナーの中には、研磨成分や薬剤を含むものもあります。金製品に傷をつけたり変色させたりする恐れがあるため、研磨成分と薬剤を含んでいないクリーナーを選ぶことが重要です。

どうしても落ちない汚れにはクリーナーを使い、強く擦らずに優しく拭いてきれいにしましょう。

まとめ

今回は14金の魅力や特徴、他の金との違いについて解説しました。

金は世界情勢の影響も受け、参考買取参考価格相場が高まっています。中でも14金は買い求めやすく耐久性もあるため、投資対象として適しています。

本記事の内容も参考にして、投資先として金もご検討ください。

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