金は儲かるのか?
最近、転売して利益を得るという話をよく聞くようになりました。特に高級ブランドの人気アイテムが品薄で、欲しい人が正規直営店で新品を買えない状況になったことで、中古市場ではプレミアム価格がついていることが多々あります。では、金の転売はどうなのでしょうか?
転売とは?
まずは、転売の意味について理解をしていきましょう。転売とは、商品を仕入れて、仕入れたときよりも高く売り、差額を儲ける物販方法のことをいいます。つまり、商品を仕入れて、その値段よりも高く販売することによって利益を得るという方法です。
転売は、誰でも簡単に始めることができますし、特別な技術も必要ありません。実際に店舗に行って仕入れることもできますし、インターネットだけを使って仕入れることも可能です。つまり、時間と場所を選びません。
通勤中の移動時間にもできますし、土日に集中的に店舗を回るだけでも稼ぐことができるのです。このように、誰でも始められ、時間も自由で、特殊なスキルも必要としないので、現在、転売ビジネスの人気が非常に高まっています。
金の売却方法は?手数料はかかる?
金や貴金属アクセサリーは買取店に持ち込めば売却することができますが、その際に手数料が必要になります。金の価格は相場で左右するもので、買取った店が大手の買取業者に販売するときにも、それよりも高額に売れるわけではありません。
そのため、はじめから転売するときの利益を見越して、手数料を引いた価格で買い取りを行うのが一般的なのです。
相場どおりの金額で買い取って、同じ金額で売却したのでは、買取店の利益がゼロになってしまいます。自社で金の精製やジュエリーの制作を行っている場合は、素材として買い取った金を使うため、比較的手数料が安い場合が多いです。
金の売買においてのメリット・デメリット
まず、金には預貯金のような元本保証はありません。常に値動きがあるので、金価格が下がれば元本割れする可能性もあります。さらに、預貯金の利子や株式の配当のようなインカムゲインを金では得られません。
あくまで金を購入して、価格が上がったときに売却するしか儲ける方法はないのです。また、金の現物を保有する場合、紛失・盗難の危険があります。
そのため保管の場所や費用を用意しなければならない場合もあります。さらに、金を売却した場合、税金が発生するケースもあります。
まとめ
世界情勢が混乱したり、戦争・紛争が起こった時には金の人気が高まり、金価格が上昇する傾向があります。これが有事の金と言われるゆえんです。金はあくまで守りの資産として考えましょう。
金投資で儲けようとは思わず、いざ何か起こった時に売るくらいの気持ちで保有しておくのが賢い方法と言われています。
しかし、現在金相場は高騰し、連日最高値を更新しています。金は安全資産なので相場に動きがあっても売らずに持っている方が多いのですが、現時点では、いま売却したほうがいいと判断される方が増えています。