K18の価格はどうやって決まるの?
金の価値は、金の純度によって決定します。K24であれば、金の含有率99.99%の純金ですし、K18であれば金の含有率は75%となります。純度だけ見ると、K24が優れているという印象になるかと思いますが、実際にジュエリーなどに使用されているもののほとんどはK18やK14です。その理由は、柔らかく変形してしまいやすい純金より、他金属を混ぜることによって耐久性を向上させた合金であるK18などの方がジュエリーとして扱いやすく、向いているからです。ですが、金属の価格はやはりその金の純度で決まっており、その正確な価格は金種×重さで決定します。
金の価格を調べるにはどうすればいいの?
では実際に金の価格はどうやって調べたら良いのでしょうか。金の価格は毎日発行されている新聞に掲載されています。新聞に載っている金の価格を見ることで、売買に役立つ情報を入手できるのです。基本的には「貴金属地金」欄などに金取引価格が掲載されています。相場情報をチェックしたい時に手軽に取得できる方法として、新聞を購読している方はチェックしてみてください!新聞の相場情報で注意点を挙げるとすれば、掲載されている情報は昨日の価格です。新聞に掲載されているそのまま価格で取引できるとは限りませんのであくまで参考程度にお考え下さい。スマートフォンやPCをお持ちの方は「今日の金相場」などのワードで調べてみると簡単に今日の価格を知ることができると思います。日本の金取引において、基準価格として使われやすいのは「田中貴金属」が発表する数字です。田中貴金属では毎朝午前9時半にその日の相場を発表していますから、インターネット上で確認すると良いでしょう。
実際に売却するにあたっての注意点は?
金の相場価格は、日によって変動するため、相場が上昇しているタイミングで売却できれば嬉しいですよね。1gあたりの値段の違いは数十円程度であっても、重量が増えれば増えるほど大きな価格差となります。各買取業者も、毎日相場の値動きを元に買取額を決定していますが、その価格は同じ日時であっても異なる場合があります。できるだけ高額で売りたい場合は、日時だけでなくどこで売却するかも大事になってきます。また金の相場は、世界各国の取引状況に応じて、絶えず変化しています。金の場合はめったにありませんが、様々な事情により急激に価格が変動した場合には、同日内に取引価格が変更されることももちろんあります。午後の取引価格が午前とは違う、といった場合もありますから、金取引を検討しているときには、できるだけ最新の情報に触れることが重要です。先述した通り、新聞で金相場を調べたはいいが、いざ実際に売却となるとどんな手順で売却をすればよいのかがわからないという方も少なくはないのではないでしょうか?では、売却にあたって1円でも高く売却するためのコツをお伝えいたします。新聞などで金相場を調べたりインターネットを使って調べることができるとお伝えしましたが、貴金属を扱う企業の公式サイトでは、その日の貴金属価格情報が公開されています。ここでは店頭小売価格や小売価格の前日比、店頭買取価格、買取価格の前日比がわかるため、効率的に情報を把握できます。店頭で売却するにあたって調べた情報と実際の買取金額に差が生じる場合があると思いますが、それはお店が差額を設定しているからです。この差額がお店の利益になります。公開される金価格よりも数%安い価格で買い取りをすることで、利益を生んでいるのです。金を専門に扱っているお店でも、買取価格に差は生じますのでできるだけ高いお店で売却をすることをお勧めいたします。公表相場と実際の買取額に差が少ないお店選びをすることで高く売却できると思います。では、どうやってお店を選べばいいの?という疑問が生まれると思います。こちらに関してはインターネットや新聞の折り込みチラシに金の買取を行っている業者さんが多数出ていると思いますので直接電話で問い合わせをしてみたり、実際に店頭に足を運んで査定をしてもらうことがお勧めです。その際に実際の手数料はどのくらいかかるのか?などを聞いてみることも高く売るポイントだと思います。
また金以外にも、プラチナや銀なども同じ方法で買取金額を調べることは可能です。ここまで調べることができるようになれば、あとは過去の金相場を調べてみるのもよいかもしれません。今あなたがお持ちの金製品がこれまでどのような価格推移をしてきたのかを知ることで今後のイメージも何となくつかめてくるかもしれません。どうせ売るなら一番いいタイミングで売却したいですものね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今、金相場は過去最高値を更新し続けています。初めて金を取引する初心者は、どうやって金の価格を知れば良いか不安な気持ちになることでしょう。新聞やインターネットで正しい情報を得ることが1円でも高く売却するコツです。公表相場と買取額が近いお店選びをすることで金取引における失敗は防げると思います。日々の価格変動をチェックしていると、「買い時」や「売り時」に関する情報も、自然と見えてくるはずです。