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今が売り時の大チャンス!?
金が高騰しているので、今のうちに持っている金のネックレスや指輪、ゴールドバー(インゴット)などを売りたいと考えていませんか? しかし、買取業者によっては良い場所、悪い場所があり、売る場所を誤ると損をしてしまう可能性も十分に考えられます。
ですが、金を売るときの注意点など知識を持っていれば、安く値切られることはありません! 今回は、金を売るときの注意点をご紹介しましょう。
金買取店選びのポイント
金買取の知識を持つ鑑定士がいるかどうか
金に関するさまざまな知識を持つ鑑定士がいる買取店を選びましょう。知識が乏しい鑑定士だと大幅に相場を下回る査定額を提示してくることがあります。自分である程度の相場を調べておけば、その査定額に疑いを持たずに売ってしまうといったトラブルを回避することができるでしょう。
しかし、事前に鑑定士の質を見極めるのは難しいものです。質問を投げかけた際にしっかりと答えられるか、丁寧で迅速な対応をしてくれるか、不安になるような行動や言動をしていないかをチェックしましょう。怪しいと思ったらしっかりと断る勇気も大切です。
店舗があるかどうか
訪問買取の業者であれば、まずは実店舗があるかどうかを確認しましょう。店舗がない業者は、売却したあとに音信不通となってしまう可能性があります。
ただ、店舗があるといいながらも、地図で調べるとマンションだった、戸建ての民家だった、といったケースもあります。このようなこともあるため、店舗があるからという理由だけで安心はできません。
豊富な買取実績があるお店かどうか
買取店を選ぶときには、豊富な買取実績があるお店を選びましょう。 金の買取実績が少ないお店だと適正な査定額を提示されない可能性があります。金の買取実績があるかどうかをホームページなどで事前に調べておきましょう。
また、店舗数の多さも見てみると良いでしょう。多ければ良いって事ではないですが、全国展開のチェーン店は個人店より取引先なども豊富なので、いろんな観点で値段を付けてくれる可能性が有ります。
査定方法が安心であるかどうか
金は高価な物ですので、しっかりスムス(手袋)を付けて査定しているかどうかは見ましょう。お客様の大切なお持ち物ですから、素手でベタベタと触るのは考えられません。
また、金額の説明がまったく無い所は悪い買取店である可能性が高いので、Googleマイビジネスで口コミを調べることで利用者の声が見れます。評価も合わせて見てみましょう。
そして査定方法に関しても、単純に金の重さだけを査定する業者より、金製品のデザイン面などあらゆる視点で鑑定する方が、買取価格が高まる可能性もありますので、いろんな観点で安心できるお店を探しましょう。
金を売るときは本人確認が必要
いざ金を売ろうと思ったときに「質屋」や「専門買取店」を利用すると思います。このときに必要なものがあり、必要なものは以下です。
個人の場合
本人確認できるもの | 運転免許証、保険証、個人番号(マイナンバーカード)、
パスポート、住民基本台帳カード、 在留カードなど |
※金や地金などの買い取り額が200万円を超える場合、買取店は支払調書という書類を税務署に提出する義務があります。
提出する支払調書には売却した人の情報を記入する必要があり、その中には「個人番号(マイナンバー)」が必須項目のため、「個人番号カード」または「通知カード」が必要となります。
法人の場合
法人で金の買取を行う場合、代表者の本人確認書類の他に下記が必要となります。また書類の有効期限が定められており、どちらも6ヶ月以内とされています。
登記簿謄本 | 印鑑登録証明書 |
こちらが、用意できない場合は、買取してもらうことができませんのでご注意ください。ちなみに、なぜ本人確認が必要なのか?というと、買取店は警察の許可で古物商を発行してもらっています。
盗品や犯罪などに利用されていないのかを調べるためです。逆に本人確認を提示しなくてもよい買取店があれば、違法に運営されていますので注意してください。
金を売却するとき税金がかかる場合がある
金を売却するときには、「譲渡所得税」という税金がかかってきます。「譲渡所得税??よくわからない!」って、思ってしまいますよね。簡単に言えば、金を売ったときに年間50万円以上の利益がでた場合に課税されてしまうということです。
ちなみに、金を売ったとしても年間50万円以内の売却益の場合には、税金はかかりませんので安心してください。詳しく知りたい方は、国税庁のホームページの「金地金の譲渡による所得」を見ると分かりやすく解説されています。
計算方法・計算式
(1) 所有期間が5年以内のもの(総合課税の短期譲渡所得)
・譲渡価額-(取得費+譲渡費用)=金地金の譲渡益
・{[金地金の譲渡益]+[その年の金地金以外の総合課税の譲渡益]}-譲渡所得の特別控除50万円=課税される譲渡所得の金額
(2) 所有期間が5年を超えるもの(総合課税の長期譲渡所得)
・譲渡価額-(取得費+譲渡費用)=金地金の譲渡益
・{[金地金の譲渡益]+[その年の金地金以外の総合課税の譲渡益]}-譲渡所得の特別控除50万円=譲渡所得の金額
・(譲渡所得の金額)× 1/2 = 課税される譲渡所得の金額
(注) 譲渡所得の特別控除の額は、その年の金地金の譲渡益とそれ以外の総合課税の譲渡益の合計額に対して50万円です。これらの譲渡益の合計額が50万円以下のときはその金額までしか控除できません。
また、(1)と(2)の両方の譲渡益がある場合には、特別控除額は両方合せて50万円が限度で、(1)の譲渡益から先に控除します。
引用元:国税庁(譲渡所得)
金相場を知っておく
多くの買取店では、ホームページでその日の相場を公開しています。この金額を確認し、なるべく得できる日に、金買取店に訪れるようにしましょう。金には、相場があってこの金額は日々変動を繰り返しています。この価格をチェックしておくことはとても重要なことです。
また、金インゴットの取引ではなく、金のアクセサリーの取引の場合など、必ずしもホームページの価格どおりの取引となるわけではない場合もあります。そのため、ここでの数字はあくまで参考として考えておくと良いでしょう。
ですが、金や貴金属は買取店に持ち込めば売却することができますが、その際に手数料が必要になります。金の価格は相場で左右するもので、買取った店が大手の買取業者に販売するときにも、それよりも高額に売れるわけではありません。
そのため、はじめから転売するときの利益を見越して、手数料を引いた価格で買い取りを行うのが一般的なのです。
相場どおりの金額で買い取って、同じ金額で売却したのでは、買取店の利益がゼロになってしまいます。ですが、買取大吉では製品として買取するケースもあり、手数料がかからず、金相場以上のお買取が出来る場合がございます。
まとめ
金を高く売るためには、なるべく高く金を買い取ってくれる業者を選んだり、売り時を見極めたりするなどする必要があります。誠実に対応をしてくれる実績豊富な買取業者が見つかれば、買取で損をしてしまう確率はかなり低いでしょう。
また、金の価格は日々変動し、ドルから円への変換も行なう必要があるため、そのあたりのチェックも欠かせません。
もっと調べてから売ればよかったというような後悔をしないように、適切な業者とタイミングを選び、できる限り高い価格で金を買い取ってもらうようにしましょう。