はじめに
金は一般的に、安全で安心の「安定な資産」とみられることの多い貴金属です。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大や世界的な経済不安の影響から2020年は金価格が高騰した一年となりました。
2016年から2020年の金価格の相場推移
金相場は一般的に安定感の高さに特徴があり、ここ数年右肩上がりに相場が上昇しています。金価格の相場は、為替などと同様に常に変動をを続けています。
なぜなら、金は東京・香港・ロンドンなど世界中の市場で取り扱われており、各国の情勢や需要と供給のバランスなどの影響を受けるためです。
ただ近年は、金の価格が急激に上昇する動きを見せています。
金相場の変動から見えるもの
【金価格の相場】
・2016年 4,396円/g
・2017年 4,576円/g
・2018年 4,543円/g
・2019年 4,918円/g
・2020年 6,122円/g
上記の通り、2016年からは上昇傾向で、2022年の金価格の相場は特に高騰しています。2020年より相場価格が大幅に変動した主な背景は、新型コロナウィルスの感染拡大です。
この「コロナショック」により、2019年と比較してみると、金額べースで1,204円、上昇率で約1.24倍となっています。
この1年ほどは世界中で新型コロナウィルス感染症が拡大したことにより、経済の先行きには不透明感が漂い不安に苛まれ、金の価格が急上昇したとも言われています。
そのため、安心・安全資産である金に、世界中の機関投資家や個人投資家が注目し金相場は急上昇したと考えられています。
今後の金相場の予想は?
タイミングを見極めること
今後、金相場の動向を予想するのは容易なことではありません。金価格は、さまざまな要素の影響を受ける相場です。短期的に急落の可能性も十分考えられます。
理由を挙げると「新型コロナウィルス感染症の収束による不安の解消や金の需要の低下」「米国ドルの価値上昇」などです。
新型コロナウィルス感染症が収束すれば、世界経済は急速に回復するでしょう。結果、金の価格が下落する可能性は十分にあります。通常、金はドル建てで取引されます。
近年の日本における金相場は、円安の影響を受けて、海外ほど値下がりしていませんが、適切な売却タイミングを見極めてください。
リスクも念頭に
一方で、長期的にみると2022年以降も基本は上昇傾向であるとの見方が主流になっています。現在は世界的にも金利が低い状態が続いています。
将来的に、投資マネーは安定感のある金に流れやすくなるとの見通しです。耐久性に優れた金も、投資に伴うリスクが決して、「0」では無いということを心に留めておくことが大切です。
まとめ
いつ売るかタイミングに迷った際は買い取り業者に売却する選択肢もあります。良心的な業者に頼めば、適正価格での買い取りを望めます。現在、金製品の買取相場価格が上がっています。これを参考に、是非お近くの「買取大吉」にお立ち寄りださい。