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金の特徴
金とはどんなもの?
金は自然界に単体で存在する貴金属の一種です。全物質の中でも群を抜いて比重が高く19.3あります。色としては光沢のあるオレンジががった山吹色をしています。金は優れた特性を複数もっており、展延性に富んでいることやイオン化傾向が非常に低いため、耐腐食性が高く一般的な酸や塩基では一切反応することがありません。
金の利用用途は?
金はその優れた特性から様々な事に利用されています。
アクセサリーをはじめとした装飾目的
金の利用用途のひとつとして、装飾が挙げられます。金は柔らかく加工がしやすい性質をもつため、太古より人々に重用されてきました。金利用の歴史は古代エジプトのファラオのマスクをはじめとしたその時代の権力者たちの富と権力の象徴として金を使った様々なものをつくりあげました。現在でもその輝きや耐腐食性から、様々なアクセサリーに加工され、人気があります。
電子機器の端子部分
金の特性として、耐腐食性が優れていると上述しましたが、他にも金は電気誘導性に優れた特性を持っているため、電子機器のパーツに最適といえ、CPUの端子部分などにメッキとして使われています。
投資目的
金は投資商品としても注目度が上がっています。金の投資は現物投資になり、価値が0になる事がありません。また、金の価格は世界共通の価格で取引されているため、株券や現金、国債などと異なり、万が一の際にも資産の目減りをなくすことができます。そのため、現在世界的規模で起こっている地政学リスクに備えるという意味でも投資対象としての金は注目を集めています。
金の希少性
金の価格が高いのは既知の事実かと思いますが、これには2つの要因があります。1つ目は上述したような優れた特性による需要の高さです。金は様々な用途での需要があり、欲しがっている人が多いため、価格が高くなります。2つ目は埋蔵量に限りがあるという事です。金は地球上に自然に存在する金属で、人の手で0からつくる事ができません。そのため、金には地球上に存在している量という上限があります。また1トンの金鉱石から採れる金の量は平均5g程度しかないため、あまり量を採る事ができず、採掘量は年間3,000トン程度となっており、このように需要に比べて供給量が少なく価格が高くなっています。
プラチナの特徴
プラチナとはどんなもの?
プラチナ(platinum)は、原子番号78の元素です。白金族元素の一つとなり、和名では白金と呼ばれています。プラチナは、白い光沢(銀色)を持つ金属で、化学的に非常に安定しているため、装飾品に多く利用されています。また、触媒としても有用で、自動車の排気ガスの浄化など工業面でも使用されています。金と同様に酸に対して強い耐食性を示し、王水以外では溶解しない性質を持っています。
プラチナの利用用途は?
工業用途
プラチナの需要のもっとも大きな割合を占めるのは工業用途での利用となります。プラチナは一酸化炭素などの有害物質を二酸化炭素などの無害な物質に変える化学反応の触媒の役割を果たす金属のため、特に自動車産業で需要が高いです。また、融点が高く、安定性が高いため腐食しにくい性質があるため、同じような触媒作用のある物質と比べても優れています。
アクセサリーをはじめとした装飾目的
金と同様にプラチナも装飾目的として利用されています。プラチナは白銀色の落ち着いた輝きをもち、TPOを選ばずに利用できるため、長く使用する結婚指輪や、冠婚葬祭用のジュエリーなどにも人気です。
プラチナの希少性
プラチナは、過去に産出された分も含め、地球上に存在する総量は約16,000トンといわれています。また、現在までに採掘されたプラチナの合計は約6,000トンといわれており、オリンピックプールに換算すると足首が浸かる程度にしかなりません。また、プラチナが1トンの原鉱石から3g程度しか採取できず、精製する時間も金と比べてかかる事から希少性に拍車がかかっています。つまりプラチナは希少性だけでいうと金よりも希少な金属といえます。
まとめ
今回は金とプラチナの特徴についてご紹介しました。金・プラチナともに、貴重な金属であり、今後も様々な分野で活用される金属だと考えられます。そうした需要のためか、金やプラチナなどの貴金属は現在価格が上がってきています。「買取大吉」では現在、金・プラチナの買取を強化しており、純度や状態を問わず、高価買取を行っております。ご査定・ご相談は無料で行っておりますので、是非お近くの「買取大吉」店舗までご来店ください。