希少性では金に勝るプラチナ!!資産価値としてどうなの?
プラチナは採れる数が少ないため、金よりも希少性の高い金属として知られています。同じ貴金属である金と比較されることが多く、本来であれば希少性の高いプラチナのほうが相場は高くなります。
プラチナの用途は半分以上が産業用で、対する金はほとんど宝飾品として使われます。
そのため、プラチナ相場は自動車の売れ行きや世界の経済情勢に強く影響されます。端的な例が2008年のリーマンショック時のプラチナ価格の急落です。
また、2015年に発覚した独大手自動車メーカーの排出ガス不正問題でも、売り注文が増え価格が下落しました。
プラチナは金よりも価格変動リスクが高いと言われているので、資産運用をするのであればこのあたりのことはきちんと考えておきたいですね。とはいえ、見方を変えれば、値動きが激しいプラチナは利益を得る機会が金よりも多くあると捉えることもできます。
プラチナの今後の価値はどうなるの?
プラチナの価格も現在高水準となっており、今後より価格が上昇する可能性があります。石油価格高騰を背景にしたインフレと、ロシア・ウクライナ情勢の悪化などが要因として考えられます。
このままの価格の高止まりをし、プラチナ価格が4,000円台で推移するのか、注視が必要な状況となっております。
今後プラチナの購入を検討されている方は今がまさにチャンスだと思いますので購入してみるのもいいかもしれません。
金とプラチナ、結局どちらに投資すればいいの?
結論からお伝えすると長期的な運用であれば金、短期投資であればプラチナと言うのがそれぞれの特徴です。ここまでお伝えしてきた通りプラチナは景気に左右されやすく、相場の上下が激しいアイテムとなります。
そのため、プラチナは投機色が濃く短期投資をしている方が多くいらっしゃいます。金はアクセサリーや通貨、投資としての価値があり、世界的に見ても信頼があります。
プラチナと比べると相場は落ち着いているので、長期的に所持している人が多くいます。どちらもそれぞれに特徴がありますので、ご自身にあった投資をお勧めいたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はプラチナの価値や今後についてお話してきました。
これまでお伝えしてきました通り、プラチナは金よりも高い希少性を誇ります。そのため今後産業需要が堅調に伸びていけば、価値が大きく上昇する可能性もあります。希少性が高いプラチナは長期でも問題なく運用することができます。
もし、長期で運用するのであれば、2030年にはドイツでディーゼル車の規制が始まりますので、その頃を期限とし相場を見つつ売却するようにしましょう。
時勢により変動するプラチナの価値を正しく掴むために、「自動車産業の動向」そして「南アフリカ・ロシアの情勢」これら2点はしっかりと抑えておくと良いでしょう。
自分のリスク許容度を照らし合わせながら、最適な資産分散を実現していきましょう。